リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

デミ姉降臨

2009-03-30 16:46:39 | 日記
すべてはだらしないこの私がいけないんだけど、3月末までにやらなきゃならないことが3つあって、

・市の子宮がん検診を受ける(これは、一度ばっくれると次の年からハガキが届かなくなるらしい)
・運転免許の書き換え
・免許を新しくしたら自分の旧姓を証明するのに住民票が必要になるから、ようやくケツに火がついて郵便貯金の通帳の氏名変更

この3つを実行するために休みをとった。


私が毎年検診に行ってる病院は不妊治療の有名病院で、先生はとっても優しいハンサムでダンディなおじさまで、電子カルテのマウスパッドがスパイダーマンなんだけど、なんか先生が替わってずんぐりむっくりの入道というか焼鳥屋の頑固オヤヂみたいな人になっていて、声が低くて何をおっしゃってるんだかよくわからなかった。3回くらい聞き直して、どうも私は子宮が固くて内膜症かもしれない、ということがわかった。
それで、スパイダーマンのマウスパッドもなくなっていた。あれは病院の備品ではなかったのだな。

あのダンディで優しい先生じゃなくなってしまったのでなんとなく「今度不妊治療に来ます」と言えずに帰ってきてしまった。
まあいいや、検査結果を聞きにもう一度行かなきゃならないし。


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そして、今までは2時間待ち必至の婦人科外来だったのに、先生が替わったのが原因なのかどうかわからないけどガラガラにすいてて(女性トイウノハゲンキンナ生キ物デアル)20分くらいで帰って来れちゃったので、次に郵便局に行くことにした。


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祖母に勧められて、自分のお小遣いと祖母がそれまで私のために貯めていてくれたお金とを持って、ひとりで郵便局に行って13万円の定額貯金を組んだのが14歳のとき。
それが10年で満期になり、放っておいたらさらに10年近く時がたって消滅寸前になっていたのだった。
(思い出深いわりにヤケにイイカゲンじゃないか…)

この13万円を筆頭に、10万貯まったら定額貯金へ…という祖母の言いつけを忠実に守っていたケチくさい少女時代の遺産を精算しなければならない。定額貯金専用の通帳というのもハッキリ言って使い勝手がすこぶるよくないし。
だいたい、ものすごく金に困っていて通帳残高も0のときにダメモトでお金をおろしてみたらあらあら1万円札が出てきましたよというように、借金するときに担保になってくれなければ定期預金など預けておくメリットはないのだ。というのが持論なんだけど(結局、祖母の言いつけは生かされてないな)

というわけで近くの郵便局に行った。30分歩いて中央郵便局に行けば、多少は混んでいるから事務的に機械的に手際よくいろいろやってくれるんだけど、なんかメンドクサイからいいや、と思ってしまったのがそもそもの間違いだったんだけど、近くの小さい郵便局には出水さんというとんでもなく優秀な社員がいらっしゃって、出水さんに捉まるとまず30分では帰してもらえない。50円切手を1枚買いに来ただけのおじちゃんに巧みなセールストークで簡易保険を契約させてしまうほどの猛者である。
で、運の悪いことに私はまたしても出水さんに捉まってしまったのだ。出水さんと私との出会いは去年の夏だったんだけど、そのときも10分で終わるつもりが40分くらい解放してもらえなかった。今書くと前置きが長くなりすぎるので勘弁して下さい。



(なに、これまでさんざん書き続けてきたクソ長い話はすべて前置きだったのか!)




まず、順序立てて思い出すことすらできないような込み入った話なのだけど、

「満期になっている貯金を全部解約して、現金でもらって、廃帳する。」

これならものの5分ですべてが終わりそうなのに、ここまで話が膨らんだ。

「せっかく子どもの頃からずっと貯めてきたお金なんですから、また定額貯金を組み直してはいかがですか?」

「たいせつなお金ですから、普段づかいの通帳とは別に定額・定期専用の通帳を作った方が便利ですよ」
(ここでお金が必要になって借りる場合に担保定期とこの定期でのお金の貸し方がどう違うのか5分くらいかけて説明してくれたんだけどあまりよく理解できなかった)

「現金をたくさんお持ち帰りになるのは危険ですから、普通預金に是非入れて下さいな。それともこのお金は今日ご入用なんですか?」

というわけで、普通預金に入れてもらうことにした。

「この総合預金通帳に入っている定額貯金も10年経って満期を迎えています。これも解約しましょうね。全部合わせるとかなりの額になりますから定額貯金を組むことを強くお勧めします」

あまりにしつこいので、ハイ、と言うしかないでしょうここは。
実際、合算したら200万近くありました。
わーいお金持ちだ、ヒャッホーィ!
(でも、子どもの頃から貯めてるお金がたったの200万って、どうなんだろう…)

「どうせなら、普通預金から少しおろして、200万ちょうどの定額貯金を組みませんか?普段づかいのお金が6万円ほど減ってしまいますけど、キリの良い金額で組んだ方がきっとよろしいでしょうし。」

そりゃまぁそうだと思ったので応じました。
ところが、

「あらら、いま記帳してみたら、残高が3万円でした。とりあえず、1,936,000円じゃなくて1,940,000円にしましょうか。それとも、190万にしちゃいます?」

いえ、195万にしてください。
(郵貯はいつも使っている口座ではないけれど、残高が3万しかないっていうのはかなり情けなかった。

そして、定額貯金を組み、サランラップももらって、郵便局のナントカ君という応募シールの説明もされ、帰るだけの時になって

「リカコさんの前の苗字を拝見してあぁ山梨の人だわぁと思ったんですよ。実は私もそうでしてネ、国中(甲府の方)出身なんですけど、妹がこの苗字の人と結婚して都留に住んでるんですよぉ。この苗字多いですもんね。とっても懐かしかったです。先ほど普通預金のところを見せていただいて、ちゃんとうちの簡易保険にも入っていただいてるなぁってわかったんですが、保険の見直しをしたいとか、もしかしたら医療保険にも入りたいと思われてないかなぁ?なんて思ったんですけど、いかがですか?」


キターーーッ! デミ姉、本領発揮!


この前この簡易保険を解約しに来てオマエに捉まって死ぬほどとんでもなく時間かかったんじゃないかよー!オマエまさかそれ忘れたのかー!!
というわけで、ここで保険の話は絶対にしてはならぬ!と断固とした態度で丁重ににこやかにお断り申し上げ、退散してきた。



…脱力。



運転免許の更新とか、もうどうでもよくなっちゃったし。
よろよろしながら家に帰って、寝てしまいました。