まるふじ山脈

夏本番、空梅雨…。
今年度も1/4を終了。

二連覇を期待しないで

2007年10月25日 | 教育・文化
 「平成19年度全国学力・学習状況検査」で、秋田県が全国トップという記事が地元紙の一面に躍っていた。微妙な差での1位のようにも感じるが、上位であってほしくないものが上位になることが多い秋田県にとっては久々の朗報だろう。秋田県教委の幹部も「びっくりしている」とか「驚いた」とのこと。県教育関係者(特に教育庁・教育事務所)にしてみれば、ホッと胸をなでおろすどころか、鼻高々だ。
 秋田県は2001年度から「少人数授業」を行っており、この事業が実際に効果として表れなければ、この事業自体の存続も危うかっただろう。それだけに今回の検査で秋田県がトップとなったことにより、この事業が議会や県民にも指示されて継続されていくこととだろう。秋田大学の教授が「自習が成立し、学級崩壊がほとんどない。勉強に取り組む姿勢が確立している」とか「貧富の差が著しく、階層化が激しい大都会に比べ、家庭が比較的安定している」というような見解を述べていた。教育環境の良い田舎で子どもを育てたいということで、秋田を本拠地にして東京や大阪に通っているギバちゃん(柳葉敏郎)はいい選択をしたのかもしれない。

今回の1位により、「来年も1位に・・・」というような欲を教育庁がもつことは、なんとかやめていただきたい。と、現場の教師は思っているはずだ。


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