主催者発表による推定観光客数は昨年より10万人減の70万人。
「元気な日本」の大会テーマのもと、1万8000発の花火が上がった。
桟敷では花火と音楽が一体化していて、とても盛り上がっていた。
特に盛り上がっていたのは
①「会いたかった(AKB48)」の曲に乗せた花火。
②磯谷煙火店によるストーリー性を持たせた選曲による指輪やハートマークの花火。
「今夜、どこかのBARで~男と女の物語~」
ホイットニーヒューストンの曲「ボディーガード」の選曲は最高で、観客も大ウケ。
創造花火の部は、ここが優勝かなと思っていたら、やはりそうだった。
「大曲の花火」が震災復興の色合いを濃くしていることは大賛成。
ただ、大曲の花火の特色でもある「BGM」については疑問が残る。
例年、桟敷の直近以外でも遠くまで聞こえるBGMが、今年はほとんど聞こえない。
おそらく、節電を考慮してスピーカー数を減らしたか、出力を下げたのだろうか。
しかし、これでは普通のその辺の花火と何ら変わりはない。
最高潮に達する大会提供花火も桟敷周辺以外では、盛り上がりに欠けたと思う。
「節電」に対する意識は理解できるが、これでは「炭酸の抜けたコーラ」。
主催者側も色々と苦慮した結果だろうが、残念な気持ちで帰った人は多いと思う。
「桟敷客のみ」の対応では、やがては大曲の花火の観光客離れへとつながるだろう。
臨時照明灯の設営も例年よりも少なかったように感じた。
今までは明るすぎて花火の邪魔をしていたので、これでちょうど良い。
微々たる当ブログですが、「よりよい大曲の花火」のために敢えて苦言をUP。
大仙市周辺の人々が花火が終わった後に言う定番のセリフ。
「花火終わったがら、あどゆぎ(雪)ふってくるなぁ」。