まるふじ山脈

夏本番、空梅雨…。
今年度も1/4を終了。

秋田県の学力

2008年09月05日 | 教育・文化

先日、全国学力テストの結果が発表された。
昨年、秋田県がトップクラスになったこともあり、気になるデータではある。
秋田県のデータは暗い結果が多い分、唯一と言っていいほどの好結果。
この事業には莫大な税金(昨年77億円、今年58億円)がかかっているらしい。
また、多額の税金を投入しての実施に不要論も出ているらしい。
ランキング等も出るため、上位下位を問わず都道府県の教育関係者は大変そうだ。

<小学6年>秋田県が全ての教科で1位。
国語A ①秋田②青森③福井④富山⑤東京⑥京都⑦山形⑧鳥取⑨岩手⑩広島
国語B ①秋田②福井③石川④青森⑤富山⑥東京⑦香川⑧京都⑨広島⑩岩手
算数A ①秋田②福井③青森④富山⑤京都⑥石川⑦広島⑧東京⑨香川⑩熊本・宮崎
算数B ①秋田②福井③東京④富山⑤石川⑥香川⑦青森⑧広島⑨京都⑩千葉

<中学3年>秋田はすべて3位以上という結果で、トップ級の成績となった。
国語A ①秋田②福井③富山④山形⑤石川⑥岐阜⑦香川⑧群馬⑨鳥取⑩静岡
国語B ①福井②富山③秋田④岐阜⑤山形⑥石川⑦静岡⑧群馬⑨島根⑩香川
数学A ①福井②秋田③富山④香川⑤静岡⑥愛知⑦岐阜⑧徳島⑨石川⑩奈良
数学B ①福井②富山③秋田④石川⑤愛知⑥岐阜⑦静岡⑧香川⑨群馬⑩山形

例外もあるが、成績上位の都道府県は「①日本海側②雪国」という傾向があるような気がする。

統廃合

2007年12月06日 | 教育・文化
秋田県内の小中学校の統廃合が進んでいるようで、県内32小中学校を12校にするという新聞記事を見た(県北15小学校→6、中央4中学校→2、県南13小学校→4)。中でも一番大きな規模の統合は大仙市協和地区(峰吉川・船岡・淀川・小種・稲沢・荒川)の6小学校をまとめての協和小学校。仙北市も角館東・角館西・西長野をまとめて角館小学校とするようだ。自分の母校が統廃合するとなれば、何とも言えない気持ちになるだろうな・・・。

オシム監督が会話可能まで回復し、アイスやプリンも食べるまでになったらしい。これからリハビリ等あるだろうが、回復して良かったと思う。

明暗くっきりも・・・

2007年10月26日 | 教育・文化
学力検査において秋田県がトップで沖縄県が最下位ということが報じられたわけだが、沖縄在住者からの情報によると沖縄県ではかなり物議をかもしているそうだ。秋田魁新聞では一面にドーン、2&3面に解説といった形だった。それが、琉球新聞では9面にわたって結果や論評が報じられていたそうなのだ。沖縄県民(特に教育委員会等)にしてみれば、かなり凹んだことだろう。沖縄に限らず、ワースト10ぐらいまでの都道府県教育委員会は、早急に何かしなければならないといったことになりそうだ。
 安倍内閣が教育再生を掲げたこの事業費は77億円で、これだけの額をかけて効果があがるかといえばかなり疑問だ。新聞に掲載された一部の問題をやってみたが、これで都道府県のランキングをつけるのはどうかと思う問題のような気がする。それでも77億円をかけるというのであれば、各都道府県教育委員会等に2億円を交付して教育環境を整えさせた方がお金の使い道としては賢明だと思うのだが・・・。

二連覇を期待しないで

2007年10月25日 | 教育・文化
 「平成19年度全国学力・学習状況検査」で、秋田県が全国トップという記事が地元紙の一面に躍っていた。微妙な差での1位のようにも感じるが、上位であってほしくないものが上位になることが多い秋田県にとっては久々の朗報だろう。秋田県教委の幹部も「びっくりしている」とか「驚いた」とのこと。県教育関係者(特に教育庁・教育事務所)にしてみれば、ホッと胸をなでおろすどころか、鼻高々だ。
 秋田県は2001年度から「少人数授業」を行っており、この事業が実際に効果として表れなければ、この事業自体の存続も危うかっただろう。それだけに今回の検査で秋田県がトップとなったことにより、この事業が議会や県民にも指示されて継続されていくこととだろう。秋田大学の教授が「自習が成立し、学級崩壊がほとんどない。勉強に取り組む姿勢が確立している」とか「貧富の差が著しく、階層化が激しい大都会に比べ、家庭が比較的安定している」というような見解を述べていた。教育環境の良い田舎で子どもを育てたいということで、秋田を本拠地にして東京や大阪に通っているギバちゃん(柳葉敏郎)はいい選択をしたのかもしれない。

今回の1位により、「来年も1位に・・・」というような欲を教育庁がもつことは、なんとかやめていただきたい。と、現場の教師は思っているはずだ。