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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter II : From Hobbiton to the Woody End (1)

2004-11-25 22:45:25 | Tolkien・HoME
ようやくHoMEに戻ってまいりました。それにしても読むのに時間かかります。。
今たまたまCDを聴いていたのでよくわかりますが,出発のシーンは,ホビットの冒険でのビルボの出発シーンとは対照的ですね。

シャイアからの旅立ちの草稿は,最初,"Three's Company and Four's More"でした。オド,フロド,ドロゴがあの日の午後のパーティについて話をしている所から始まります。そこへ(姿を消した)ビンゴがやってきて,彼等を門の外に押し出します。

(ここでは主人公はビンゴで,フロドはトゥックです♪ ご注意を。)

ビンゴは3人に「どこへ行こう」と尋ねます。フロドは「最終的にどこへ行くかは誰もしらないけど,最初どこへ行くべきかは皆知っているだろう」と言います。

ドロゴは「歩いてどの位かかるかわからない」と言います。
ビンゴは「裂け谷へはいつも(いつも行ってたのか!)ポニーを使って,急いだ事はないので,5週間半ほど(ずいぶん寄り道してるな(笑))かかっていた」と言います。

フロドは「それはよい! 星空の下を旅するのは楽しいだろう。」
オドは「早く出発しよう。」(オドはベッドが好き)

そして彼等は荷物を背負って,杖を持って出発。彼らは静かに歩き出しました。(ホビットは音を立てずに歩くのが得意とホビットの冒険に記述がありましたね。)彼等はどんどん進み,最後の農家の灯りが遥か後方の丘の上にちらちら見える頃,ビンゴは振り返って手を振りました。

彼等は少しお喋りしながら,たまにハミングしながら歩きました。星が頭上で揺れていました。オドは大あくびをして「そろそろ寝る場所捜さない?」と言いました。(オドはピピンの前身ですね!(笑))

以上が最初の草稿(の大意)ですが,この時既に,彼らは裂け谷へは急いでいたという事がわかります。(理由は書かれてない)そしてビンゴが過去に何度かそこを訪ねていた事。また,この時はまだバック郷などへの遠回りはなく,まっすぐ東街道を使って東へ行こうとしていたようです。

さて次のバージョンでは,バック郷のMarmaduke(マーマデューク?=メリーの前身)を拾って行こうという事になります。


彼らは東街道からはずれ,南へ向かいます。バック郷への道です。緑丘陵の脇を通りシャイアの南東の端に向かいます。彼らはそこをWood-end(Woody End=末つ森,の前身ですか)と呼んでいます。

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