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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

LOTRの1つの読み方

2004-08-21 10:54:47 | Tolkien・おたのしみ
LOTRの面白い読み方。それぞれのキャラクタは何かを象徴していると見る事。これはまるで心理ゲームみたいで,例えばどのキャラクタが好きかで性格がバレちゃいそうです。

世界を破滅から救うものは何か,を考えるのも面白いですねえ。トールキンさんはもちろんいきなり答えを言うのでなく,あれは違う,これは違うと,言っていくのですが,その否定される順番も面白い。具体的に言うと,サルマンは高度な技術を象徴しているけど,いきなり斬られている所が笑えます。ガンダルフはサルマンとは違うタイプの知恵者だけど,彼は手助けはできても直接敵と戦う事はできないという所もまた考えさせられます。
民がリーダーに求める物は何か,それは強さやカッコよさなんかではないんですね。だからアラゴルンはへたれ王でも構わんのですよ(笑) また人の心を癒す1番の薬は何か,それは偉い人や高名な医者じゃなく,まして贅沢な暮らしなんかではなく‥‥なぁんていうのも面白い。(この辺はトールキンさんの持論か)

最後に最年少のピピンにパランティアをみんなの連絡用(まさに現代の私達のE-mailと同じ使い方)に使いたいと言わせて,若い人はそうやって新しい技術の使い方を見つけて使いこなしていくんだよな~とちゃんと見抜いている所がまたよいですね。

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