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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

今更,ハウ氏の原画展

2006-04-04 00:27:13 | Tolkien・おたのしみ
今更ですが,実は3月わりと始め頃に,ハウ氏の原画展に言ってきたんですよ。当時仕事が地獄でその上立て続けに2つも病気した為,なかなか書けませんでしたが,遅ればせながら,感想など。

この入り口の所に,いきなりHoME全巻が置いてあったのが,私的にツボでした。私も全巻持ってますので,思わずニンマリしちゃいまいた。そこには置いてありませんでしたが,Harper Collins版のLOTRの表紙もジョン・ハウですね。ただとても不思議な事に,FOTRの表紙絵は,雨の中急流の脇をガンダルフと1人のホビットが裂け谷に向かって降りていく絵なのですが,これが何故かLOTRのではなく,ホビットの冒険という話です。つまり,ホビットはフロドでなくビルボ,という事なんですかね。確かに,LOTRではガンダルフとホビットと2人で裂け谷に向かう話はありませんものね。ホビットの冒険は,最後にビルボがガンダルフと2人で裂け谷に立ち寄ります。何故この絵がFOTRの表紙に採用されたんだろ? いやそれにしてもこの絵はホントにNZのMilford Trackを彷彿とさせます。

話が完全に逸れてしまいました。(笑)

キャラクタの顔は,採用されたと言うだけあって映画に似ていましたが,皆映画よりキツメでしたね。特にガンダルフの鋭さが印象的でした。原画でしかわからないような,皺のビミョーな年齢感がありますね。

ヘルム峡谷でのレゴラスは,映画のレゴラスよりカッコいいですねぇ。(どうやら皆さん同じ事を思ったようですが(笑))ちょっと少女漫画的ヒーロー系な姿でしたが。でもギムリとの仲のよさが伺えて,微笑ましい1枚でした。

ホビットの冒険系の絵がいくつかあったのですが,The King Under the Mountainがやたらカッコよかったです~。Roacの絵もはかわいかったです~。Roacとお話しているのは,バーリンなのでしょうか? Unexpected Partyの絵は,誰が何の楽器をやるか覚えていたら,誰が誰だかわかりそうでしたが,残念ながら思い出せず。ビルボはかなりマンガチックですね。でもドワーフ達のカッコよさが想像以上です。この線でいけば,ホビットの冒険の映画化も期待できるかも?

ジョン・ハウ氏が,カナダのブリティッシュ・コロンビア州の出身と聞いて,驚きました。私は数えてみると今まで7回海外旅行に行きましたが,そのうち何と3回もブリティッシュ・コロンビア周辺(カナダ・アメリカ)に行ってます。その風景が,しっかり絵の中に表現されているのですね。鋭い峰々や光のコントラストがそれっぽい。

実は私は密かに,アメリカ大陸北西部の,特にロッキー山脈の西側の海岸に近い地域の山岳風景は,NZも凌いで世界で1番美しいと思っているんですよ。何故なら,(1) 寒過ぎず,夏冬の温度差が結構大きい→だから花がきれい,(2) 雨が結構多い→だから空気がきれい,そして何より,(3) 西側に大陸がない→だから偏西風で埃が飛んで来ないから,雪がきれいなんですよね。

実際,これは4年前に行った,ブリティッシュ・コロンビア州のお隣,アメリカ・ワシントン州ですが,

こんな所とか,

こんな所とか,

こんな所とか,

ごーろごろしているんですよね。NZではこんなきれいな写真は撮れませんでした。こういう所で育ったというのは,本当に羨ましい限りだし,数々のあの美しい発色も,なるほどなあと思います。


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