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ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Angel of Death : 13

2009-10-31 07:59:52 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

チープサイドでお買い物のコーベットとラナルフ。折からの寒さで,パンや野菜の値段は通常の倍になっています。その2人に,黒い服に身を包んだ若い男が迫っています。

コーベットがちょっと足を止めてくれたお陰で,ラナルフは町角のキリスト劇を見学。キリストをいじめるピラテ役には,ブーイングやら汚物やらが投げ付けられておりました。(大変ねw)そういえば,こんな光景,アセルスタンの世界でもおなじみでしたね。しかしスリが気になるコーベットはラナルフを連れてさっさと退散。

St.Paulで,またプランプトンに再会。今度は,礼拝の最後の状態を作ってもらいます。ロウソクの反射ぐあい等を詳細に捜査。コーベットは,まだ「失われた何か」を見つけられず,プランプトンに礼を言って終了。

帰り道,ふと気づくとラナルフがいません。またお楽しみか,しょうがない奴,と,思って,パン屋でパイを買ったら腐っていたので,居酒屋へ。スープで一息付きますが,
the globules of fat bobbing about amongst the pieces of meat and vegetable

というような,何か映画LOTRでエオウィンがアラゴルンに作ってあげたスープを思い出すなあ。。。(爆)

居酒屋からの帰り道,コーベットはすんでの所で暗殺者の首切りチョップをかわしましたが,凍結した地面で滑り,起き上がる事ができません。万事休す・・と思ったその時,突然,暗殺者が倒れます。後ろに,ラナルフがにこにこしながら立ってました。

実は,彼は,コーベットのペースに付いて行けず,その時たまたま後を付ける男を発見。その後をずっと付けていたのだそう。思わず感激のコーベット。ラナルフをお使いに出して彼が息子に会う機会を作ってあげて,自宅でワインを飲みながら気を鎮めます。すると,自分が捜していた「ある物」とは何だったか,ようやくわかりました。

その頃教会でも,ある修道僧が,コーベットと同じ秘密を解きました。しかし,真犯人に悟られ。。。。(滝汗)


The Angel of Death : 12

2009-10-31 07:58:28 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

コーベットはその後3日間ド・モンフォールの財産チェック。(当時銀行あったのね) なかなかの額にびっくり(笑)ですが,中でもキャットホール屋敷とアビゲイルの宿にはたっぷりお金をかけていた模様です。彼はキャットホール屋敷に何があるのか気になりますが,天候とか,道中の治安が良くない事を考慮し,今はとりあえず手紙で地元の取締官にでも問い合わせる事にします。

#ははあ,その辺りが個人の財産を全て寄付するドミニク派修道士探偵を生む伏線になっているのでしょうか。

その頃ラナルフは,商家の奥さんを追いかけ回して,旦那に見つかって逃げ帰ってきたりとか。。(爆)

コーベットは,まず当日の皆の服装チェック。
そして,杯の回った順を改めてチェック。ド・イヴデン→プランプトン→ド・ルース→ブラスケット→ド・ルース→プランプトン→ド・モンフォール,なのだそう。そしてEvedenは飲んでない。。しかし本人談ですから,どの位信憑性があるんだか。プランプトンが毒を入れられる可能性も高いですが,それ以上に立ち位置の関係上,ド・イヴデンはもっと怪しい。。

翌朝,疲れて朝寝していたコーベットの自宅に突然ノックの音。ドアを開けると,あたかも馳男さんのような迫力(笑)の男が立ってます。すわっ暗殺者かと慌てかけたコーベットですが,男はエセックスの取締官の遣いジョン・エンダービーと名乗ります。封印付きの取締官の手紙に,使者であるエンダービー自身が情報を語るとありました。(そうか,暗号メールも書類書留もない時代は,こうやって秘密情報を伝えたのね)

キャットホールには執事トマスがのどを切られ,妻のキャサリンはごろつきフィッツウォレンと仲間達に何度もレイプされ半狂乱状態で発見。キャサリンによれば,家主ド・モンフォールは,フィッツウォレンが旅人等から巻き上げたお宝をロンドンで売る商売をしていたそう。ド・モンフォールが殺された日,トマスはビジネスのお手伝いにロンドンに出ていたが,その事件で完了できず,すごすご手ぶらで帰って,悲劇に見舞われたというわけ。

さて,コーベットは,ラナルフにエンダービー氏の宿を手配するよう頼んで,部屋で事件についてまとめていると,またドンドン叩く音。今度は何かと思えば,目の下にあざを作ったラナルフ。そして彼の腕には赤ん坊。彼自身の子でございます。確か2巻で結婚したと聞いていたけど,相変わらず女遊びが激しいので,ホントに結婚してたんだっけ?と疑い始めた所(^^;)でした。家で待ってた家族にヤラレタ(笑)そうです。


The Angel of Death : 11

2009-10-17 22:00:01 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

世捨て修行者トマスの言葉にふっ切れた?コーベット,ついに,うじうじ(笑)修道僧達に,ぶちキレ。「本当の事を言わねば,日暮れまでに塔で会う事になるぞ!」塔とは,当時警察機構を持っていたロンドン塔の事ですね。

コーベットは,ド・モンフォールが生前杯と一緒に使用していた儀式用の器セットを見せてもらいます。それは4つの鍵で厳重に保管されておりましたが,中身を見てコーベットは超びっくり。何に驚いたって,王様も羨ましがるほどの贅沢な品だったので。。そして問題の杯。それは黄金に宝石の飾りを付けた,少なくても100年以上経っている物だそう。

これと似たカップはないと改めて確認後,コーベットは今度はド・モンフォールが最後に残したはずの書類を取り寄せますが,こちらはほとんど役立たず。

コーベットは,とりあえず,ド・モンフォールの口座関係台帳類を自宅に持ち帰ってチェックする事に。プランプトンは抵抗しますが「これは王から請け負った仕事。王の遣いに言っても埒は開かぬ。王に直接申し立ててくれ。」(いいねぇ,これ私も使いたい(爆))

ジョン・ド・イヴデンがやってきて,実は自分はワインを飲まなかったと告白。過去の過ちから,決してワインを飲まない事にしているのだそうですが,何を今頃になって?と怪しむコーベット。彼は,雑談を装って,ここの僧が儀式の時どのように衣装を着るのか説明させます。

The usual garments. We wore out robes and over them the long, white alb fastened by a gold cord, the amice, a strip of silk on our wrists, the stol about our necks. Over that the chasuble.


Wikipediaのリンクを参考に,どんないで立ちか想像してみましょう。(いや,私は犯行方法より,当時の坊さんの服装に興味あったんで(笑))ちなみに日本語でalbはアルバ、amiceは肩衣、chasubleはカズラ、だそうです。

いぶかしがるド・イヴデンを後に,外に出たコーベットを掴んだのは,例の高級娼婦さんでした。ご自分から登場とは。。

アビゲイルと名乗った彼女,ド・モンフォールから与えられた娼家を営んでいるそうですが,どこかミーヴにも似た大変理知的な女性で,コーベットはちょっと興味をそそられます。(私的にはハリポタのベラ姐さん等を演じているヘレナ・ボナム・カーター辺りがぴったりの雰囲気だわ。)しかしアビゲイルは,聖職者のくせに勉強もせず傲慢なド・モンフォールが嫌いで,「誰かが殺してくれなかったら,私がやったわ。」コーベットは思わず「あなたはこの町で最も正直な5人のうちの1人だ。」と声をかけます。

夜のお祈りの終わった後の教会で。
ここで犯人登場。この本短いのにちょっと時間かかり過ぎで,すっかり忘れていたのですが,あ~そうか,あの人(でも名前はまだ出てないよ,もちろん)が犯人だったのね。実は犯人のホントの狙いは王様。ド・モンフォールが死んだのは,痛恨のミス,ですが,不人気の僧が死んでくれて嬉しい。。。しかし,コーベットも気に入りません。すぐに計画を実行に移す事でしょう。。。


The Angel of Death : 10

2009-10-17 21:58:38 | Athelstan・Doherty
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発売日:1991-12-05

コーベットとラナルフは,チープサイドでいろいろなお店を見て,暗いセントポール寺院とは全然違うので,癒されております。

酒場で2人で本日のまとめ。

まず,不思議な事に,杯には毒は含まれていなかったのですよね。しかし,あの日,床の上の染みには,毒の臭いがする物も含まれておりました。一体,どうやって,ド・モンフォールは毒を盛られたのでしょうねぇ。。?

何となく,今までのコーベット小説よりアセルスタンシリーズに近づいてきましたね。

翌日,亡くなったド・モンフォールのお葬式。

朝,チープサイドはまだ動き出していません。魚屋さんとパン屋さんが,鉄の締め具にくくりつけられていました。魚屋さんは古い魚を売った罪,パン屋さんはたねを盗んだ罪でそのようにされたとか。
古い魚は,癩病の原因になると信じられていたらしいです。(滝汗)
パン屋さんは,実はたねを盗んだのは,見習なんです,と,悲しそうに言います。

聖堂では既に棺桶と参列者がスタンバイ。
例の女性も参列していましたが,それ以外に個人的な友人など,いないようです。そして,プロの泣き女達(^^;)

埋葬が終わり,コーベットはプランプトンに声をかけます。プランプトンはそろそろ,このしつこい書記官が嫌になってきた模様。コーベットは事件当日に聖堂にいた僧に招集をかけるよう,彼に依頼。

プランプトンが不在の間に,コーベットは彼が整理していた棚に,染みのついた儀式用の衣装を発見。

不機嫌な僧達が集まり,事件当日の儀式時の実況検分を行いながら,コーベットは,全てのアシスタント坊さんが,ド・モンフォールから見えていたわけではないなと気付きます。

そこへ,久しぶりに世捨て修行者トマス(声だけ(^^;))が現れ「今神の天使が裁きの剣を降るうぞ!」狼狽したコーベット,「神の天使とは誰ですか?!」「それはあんたじゃ! 神が,さもなくば王が送った裁きの遣いじゃ。」コーベットは彼にもっと詳しく聞こうと詰め寄りますが,もらったのはアドバイスと警告。「ド・モンフォールが当日何度ワインを飲んだか,僧達に尋ねよ,そして,命を狙われているから注意せよ。」


The Angel of Death : 9

2009-10-04 11:42:36 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
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発売日:1991-12-05

個別取り調べが始まりました。

まずド・イヴデンからです。

コーベットの基本的質問は,
モンフォールを嫌いか? どういう点で?(これは全員一様に嫌いと答える)
彼は偽善者か? 何故そう思うか?

ド・イヴデンはためらいなく偽善者と答えます。その理由は、ド・モンフォールは夜しばしば外出していたが,何をしていたか不明との事。よく密会していた女(おそらくコーベットが見かけた派手な女性)について,こんなおもしろい事言ってます。

She was always richly caparisoned like some fat palfrey.


caparisonは馬を飾り立てるという意味だし,palfreyは馬って意味。しかも彼女は臭い(香水で(笑))と付け加えるんですよね。さすが,イギリスのユーモア。

ド・イヴデンは,彼女とド・モンフォールの関係については、愛人でしょう答えます。

事件当時の出来事について、彼は,司教の右にいたけれど,最後に杯を渡したのは自分ではないし,司教はその前に既に口をつけているので,慣習上,後からまた飲む事はないと説明。仮に自分が渡すとしても,隣にいて何かを杯に入れて気付かないと思うかね?と逆襲。

次はプランプトン,まあだいたい,同じような返答。終わって,出ようとする彼をわざと呼び止めます。その時コイツのフレンドリーな態度は実は見せかけでキケンな奴と納得するコーベット,ですが,なだめるように,何故,国王から贈られたワインに毒が入っているとわかったのかと質問。すると彼は,ただカップと一緒に置いてあったのを見ただけ,と答えます。コーベットの後にド・モンフォールの口の臭いを嗅いだ彼は,そのワインが同じような臭いを放っていたのを発見したと主張。

次はエトリック。
攻撃的な印象の人で,教会にいるより,軍隊にいる方が似合いそうだとか。‥と思ったら,やっぱり専業僧ではなく,軍隊との兼業。中世~ルネッサンス期は僧と軍人を兼ねる人が実に多いですね。三銃士のアラミスとか。十字軍もそうだし,チェーザレ・ボルジアもある意味そうですよね。コーベットも,経験上,僧職である事を利用して敵地に入り,情報を収集し,噂等を広めたりする輩は確かによくいるな,とクールに受け止めてます。

エトリックが,サリー公と,ウィンチェルシー大司教にお世話になっていると話すと,思わず,溜息のコーベット。(コーベットはウィンチェルシーニガテ(笑))
あれこれ話すうち,エトリックには,他の僧のような,ド・モンフォールに対する感情的な嫌悪感はなさそうという事がわかりました。彼が比較的新しく来たという事もありますが,彼が忌み嫌うのは故郷スコットランドで,また別の秘密がありそうな気がします。

次のド・ルースは,他の僧と全い,清廉で落ち着いていて,頭が切れます。コーベットはド・モンフォールのプライベートについて尋ねます。司教のプライベートにはいろいろ噂はあったそうですが,会計的に横領等はなかったとの事。ここで,司教は大金持ちで,キャットホールにお屋敷を持っていた話が出て来ます。(前の章に出てきたね。執事夫妻がどうなったのか気になる。。(汗))

最後に,年若いブラスケットです。
ちなみに,ド・ルースがコーベットと同世代のアラフォーで,他は50過ぎたおっちゃんだそう。

ブラスケットはド・モンフォールの秘書で書簡等の管理。。。コーベットと同じようなお仕事ね。

コーベットは、プランプトンが、ド・モンフォールが,ブラスケットと何かあるような事をほのめかすような事を言っていた(え”?そうでしたっけ?そう言えば,corruptという単語があったわね。はあ,そういう意味なのね。まあ,堕落した聖職者のお約束パターンと,気付くべきでしたね(^^;))のが気になっていたので、単刀直入(^^;)にド・モンフォールとの関係を尋ねます。(もちろん否定(笑))で,いかにコイツのまつ毛が長いか,かわいい目(^o^;)をしてるか,に気付きます。でも,ちょっと子供っぽい態度とは裏腹に,実は非常に頭のキレそうな奴です。

ブラスケットは,誰かが杯を入れ替えたのではというコーベットの説を論理的に「ばかばかしい」と否定。ただし,コーベットは,その発言から,何か引っかかる記憶があった事を思い出します。

最後に,聖堂に出入りする召使たちが呼ばれます。しかし,その朝ワインを運んだか,事件の後に聖具室などに入った者はいないようです。

さらに,プランプトンの案内で,ド・モンフォールの居室へ。当然だけど(笑),アセルスタンの教会の家とはエライ違い,贅沢な部屋です。天蓋付きベッドはミンクの毛皮付きのカバーがかかっていたりとか。彼の部屋の備品の鍵が結構開けられておりますが,プランプトンは,亡くなった司教の荷物をまとめるため,と,言います。


The Angel of Death : おまけ

2009-09-20 08:44:59 | Athelstan・Doherty
「どっかで見た風景」が気になって(笑)、フォトギャラリーを見てみましたが、それらしい風景は見当たりませんねぇ。また現在のセントポール寺院は、ハリポタのホグワーツのあそこというよりは、指輪物語のミナス・ティリスのあそこですね。
ちなみに、現在のセントポール寺院は、英国教会の総本山ですが、コーベットの時代は、当然カソリック教会でございました。で、Wikipediaの「Old St Paul's」という辺りを見ると、建物も現在の物と違う事がわかります。さらにその辺りを読んで行くと、ヘンリー8世のの時代に例のアレがあり、セントポール寺院も例外でなく、内装や内部の建物の一部が分解されてパーツは他の建物の一部になったり、売られていったと書かれてます。もったいな~~~い! ホントもったいない事してくれたよな、メタボ王め。


The Angel of Death : 8

2009-09-20 08:17:18 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
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発売日:1991-12-05

ようやく起承転結の転始まりです~。

エッピングの森では,元国王護衛隊から隊長を殺して脱走したロバート・フィッツウォレン率いるならず者部隊が静かに動き始めていました。ビジネス上手なフィッツウォレンは,脱走後,森に住むならず者のリーダーにのし上がり,旅人等から略奪の限りを尽くしています。が,ある時ある僧と知り合ってから,もっと儲かる仕事に足を突っ込んでいます。そのうち免罪符を買うか,社会に復帰しようかと考えているそうです。

彼らはレイトンという村の近くの,キャットホール邸に近づこうとしています。

フィッツウォレンは冷酷な男で,言うことを聞かない部下を,町の警官に引き渡して褒美をもらったりする事もあります。

フィッツウォレンの一派は,屋敷内へ。そこで待っていたのは,心配そうなトマス・バシンガムという執事と彼の奥さん。この家の主人は,どうやら亡くなったド・モンフォールのようです。フィッツウォレンは,彼が亡くなったときいてびっくり。もらえるはずのお金をもらえず,その怒りを,バシンガムとその美しい奥さん,キャサリンに向けます。。。

一方ロンドンで。コーベット,ラナルフ,ハーベイは,揃ってセントポール寺院にお出かけです。(よかった,彼らはまだ?無事だった)コーベットは,聖堂にある,青,赤,金,黒の地に,ライオンや豹のcouchantやpassantグリフィンドラゴンワイバンの紋章を見て,何で神に仕える者がそんな勇ましい紋章が必要なんだろうと考えてます。

それにしても,あれ?どっかで見たような風景だねぇ。。。と思ったポタファンの私(笑)

そこへ現れた,僧達の,禁欲とは程遠い,イタチの毛皮で縁取られた服装や,メタボ体型に,理由もなく嫌悪感を感じるコーベットです。

集まってきた僧の前で,コーベットは今回の事件について説明。誰がどうして殺したのかと問いかけます。そこへプランプトン「どうして,王またはお供がワインに毒を入れたのではないと言えるのですか?」しかしコーベットはこれを無視。「もし,司祭が教会法を破って,お祈りの前にワインを飲んでいたら,お祈りが始まるまで持たなかったと思うが,誰か見た方はいますか?」しかし,皆,不服そうに否定。

集まった僧は,口にしまりのない司書ジョン・ド・イヴデン,赤ら顔の医務係ディヴィッド・オブ・エトリック,清廉そうな出納係ロバート・ド・ルース,年若く,ハーベイのような筆だこを持つ秘書スティーヴン・ブラスケット。ほほう,出てきましたね。容疑者リスト。(笑)今までコーベットシリーズは,アクションも結構多く,明確に探偵物という位置付けではなかったような気がしますが,ここで一気に探偵物宣言でしょうか。


コーベットは,5人が事件当時どこに立っていたかと,杯を回した順番を確認。

しかし,何だか涼しげな顔して小馬鹿にしたような態度を取る僧達に苛立つコーベット,つい,今回の事件は1つ間違えれば王を毒殺,すなわち反逆とも取れるし,このような犯罪に対して,最近導入された新しい刑罰の事はわざわざ言う必要もないよね,と彼らにイヤミを言います。boiled aliveって,最初,刑罰の事を指しているとわからず,何の事かいな?って思ってしまいました(^^;)が,いわゆる「釜茹での刑」の事ね。

ドハティさんこの本を書いてて自分で贅沢な坊さん達に苛立って,清貧ドミニク派修道僧のアセルスタンシリーズを始めたのかしら?(笑)

するとここでプランプトンが机を指輪の付いた手でガンガン叩いて,「あんたは私達を脅す権利などない! 我々は王から税を求められた事に対して反対していたがそれは反逆ではない! 我々が彼を洗礼したのだ!」ここでロバート・ド・ルースが,まあまあと入って「この方は,ここで我々の仲間が殺されたとおっしゃっているのだよ。そして犯人は王の命も狙っていたというのだ。」

ここで,エトリックが立ち上がり,ワインとお菓子を持ってきて皆に配り,コーベット,ラナルフ,ハーベイにも勧めます。「これは最高のボルドーで,毒など入ってませんよ。」

コーベットは,1人1人質問する事にしました。


The Angel of Death : 7

2009-09-19 13:12:10 | Athelstan・Doherty
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さて,王様の居室(ってか,執務室ですね)では,書記官達が働いておりましたが,さっと人払い,コーベットとラナルフにはたっぷりのワインがふるまわれます。このシリーズ,どこへ行ってもワインが出てきます。。ドハティ小説でも読まなきゃ(笑),イギリスでワインというイメージはない方も多いと思いますが,ハリポタ6巻でも,どこへ行っても,ワインまたは蜂蜜酒が出てきました。イギリスの古い伝統なのでしょうかね。(現在は,お茶だと思いますけど。。(^^))

王様に操作状況を聞かれ,コーベットは,司祭は毒殺された事,犯人は誰でもなり得る事,王様ですら疑われる(バセットが運んだワインには司祭が飲んだのと同じ毒が混入されていた)事すら率直に話します。
(さりげなく下がるラナルフ。空気読んだっていうか,王様に怒られるのは主人だけで良いと思ったのね(笑))

王様は,コーベットが単に報告だけしに来たのではないとわかってます。「では,何なりと聞いてみよ!」

コーベットの疑問は,何ゆえ王が敵対者であるはずのド・モンフォールにワインを贈ったかという事。すると王様は,実は,ド・モンフォールを買収(+恐喝)しようとしていて,ワインはその一環だったと打ち明けます。

王は,犯人が司祭を殺した理由が個人的な恨みなのか,王とのつながりが理由なのかを知りたいんですね。

確かに,元々王様は,教会からの多額の寄付を期待していたわけですから,誰かが司祭が買収された事を知って彼を殺したとすれば,大変な事です。これを聞いたコーベット,犯人は,王の転覆をも狙っていると確信します。コーベットは,王様にちゃんと情報は提供するよう進言しますが,そこはタヌキ王(笑)全てを話したと言い,会見終了。仕事がうまく行けば,ウェールズの婚約者ミーヴと会って良いぞ,と,暗に失敗したら後はない事をほのめかします。(こわっ)

その後,コーベットはオフィスで過ごして,ラナルフと飲みにお出掛け。そんな彼を暗闇で誰かが狙ってます。。。


The Angel of Death : 6

2009-09-16 22:07:28 | Athelstan・Doherty
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ここで,改めて表紙絵を見ると,教会と思われる建物内に,3人の僧が並んでますが,清貧を重んじるドミニク派修道僧アセルスタンとはエライ違いカラフルでぜいたくな装束。1人は聖杯を持ってます。その後ろに信者というか,一般人が3~4人。これまたアセルスタンの檀家のような貧乏人ではなく,騎士か貴族階級っぽい。そして,僧達と壁を隔てた所に,剣を持った厳しい面持ちの天使がいます。

翌日。そう言えば,コーベットの部屋について聞くのは久しぶり。以前のようなアパートの屋根裏だったっけな,な所ではなく,もう少しまともな所のようです。(笑)シンプルだけど,仕事がはかどり,暖かそうな部屋。前日,彼は,食いしん坊のラナルフを無理やり引っ張って帰ってきたようです。まあ,当時は,王様なんていつ暗殺されても不思議じゃありませんので,王の宴はとても危険な物だったようです。

コーベットは,さっさとラナルフを追い出します。せっかくきれいな家に吐き散らかされるのがイヤなんだって。(笑)
コーベットは,少しきれいになったラナルフと一緒にお出掛け。2人は,かつてラナルフが自らの処刑を待っていたニューゲイト監獄の前を通ります。城壁の外はゴミの穴(汗)犬猫の死骸に交じって,赤ん坊を見てしまった(ひぇ~;)ラナルフ。
彼らは,スミスフィールドからバーソロミュー病院へやってきました。
コーベットの目的は,オックスフォードの学生時代(何気にオックスフォードがそれほど古い大学と自慢?(^^;))からの知り合いで薬とハーブの専門家のトマス神父。

トマス神父は,ラナルフにも礼儀正しく挨拶。この病院では,医師が必ずしも病を治す事はできないけれど,少なくても,修道僧達が,死を安らかな物にする事ができる,と,コーベットは信じてます。

コーベットは,ベラドンナやキツネノテブクロのような毒草について,トマス神父から情報をゲット。コーベットの良き理解者であるトマス神父は,コーベットの最近の出世や身の上が心配な様子です。

会合が終わり,帰りにまたニューゲイト監獄を通ると,王座裁判所に向かう手枷足枷でくくられた罪人の列。何人かは幼い少年少女で,靴も履かせてもらえず,冷たい氷と汚れのついた地面で足を傷つけられながら泣く泣く歩く姿が痛々しいです。その他,連れてこられた娼婦など,いろいろ。。

コーベットは,赤ん坊と見せかけた猫を抱いたいわゆる「プロ」の乞食を,かつてフランス系の貴婦人だったかもと勘違いして銀貨を与えてしまいました。そんなコーベットを全く理解できないラナルフ。

次に,彼らはウェストミンスター宮殿にやってきます。ここはコーベットの職場。彼は自分の通常の業務は楽しんでいるようです。彼は常駐で王様のスパイなのかと思いきや,今まで数回(つまり本になった分ね(笑))位しかやってないそうです。王の仕事は,危険も伴うし,失敗すればあっさり忘れられるだけ(いわゆるミッションインポッシブルか,必殺仕事人状態ですな)。彼を心配してくれるのは,婚約者のミーヴだけでしょう。そのミーヴと最後に会ったのも昨年秋だそうです。

その時ある人物がコーベットを呼び止めます。
He carried a white wand of office which marked him as a Steward of the Great Hall.

まあ,昼食後ちょっととろ~んとしていた私,この文章でしゃきっと(爆)起きましたわ。前から気になってましたが,このシリーズ,何かとLOTRを思い出させるんですよね。「ウェールズのエオウィン」の次は執政様ですかっ。

でも,残念ながら,良い人ではなさそうで。。
王座裁判所の近くで剣を持っていたかどで逮捕に来た,いわゆる権力を傘に着た豚顔男。。。

しかし,コーベットは逆ギレ(^^;)。奴の名前,エドムンド・ド・ノックルを聞き出すや否や,肩を掴んで自分が何者か言い聞かせ,知ってるくせに,わざと王様の部屋に案内させます。


Run!Run!Run!