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ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Angel of Death : 5

2009-09-11 00:10:55 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

本は薄いと思ったのですが,内容が濃くて,なかなか進みませんねぇ。。まだ44ページ目です。

ここで,話の筋には関係ないけど,encroachという単語を発見。侵入するという意味だそうですが,同義語?(爆) しかし例文が,
Roaches will encroach wherever there is food.

だったり。。。

コーベットは,一旦,セントポール寺院の外に出ます。メジャーな教会なのに,悪魔が出そうな恐ろしい場所のようです。元々はローマ時代の古い寺院の上に建てられたそうですが,本当に神聖な場所なのかと,怪しむほどなのだそう。

その時,物音がしてコーベットはびっくり。どうやら司教が殺された時に出てきた「anchorite」のよう。あの時,てっきり犯人が犯行声明を出したのかと思ったのですが。。コーベットは,おそるおそるナイフを取り出しますが,手を掴まれパニック。「お前は神から来た者か悪魔から来た者か。」と見えない相手に聞かれ,慌てて「神!神!」なへたれコーベット(笑) 離さないと刺すぞと脅したつもりが「さっき落とした音を聞いた」しかし,彼はコーベットを傷つける気はない事がわかりました。

声の主はトマスと名乗ります。

anchoriteという言葉,どうも辞書を見ただけでは,全然意味がわかりません。Wikipediaで。宗教的な理由により,世を捨て,禁欲の信仰生活を送っている人達の事のようです。女性もいるそうです。こういう人(人達?)が,セントポール寺院に住み着いているんですね。世捨て修行者,とでも言ったら良いのでしょうかね?

コーベットは,トマスの姿を見ようとしますが,隙間の光で遮られ,見る事ができません。
コーベットは,司教が「亡くなった」と言いますが,トマスははっきりと「殺された」。彼は,売春婦を見たかとコーベットに言います。そうか,前の章の女性は,モンフォールの「Mistress」でしたか(笑)

ふとコーベットはトマスを信頼する気になり,王がモンフォールの死のバックグラウンドにある物を調べよと命じた事を打ち明けます。トマスは笑い飛ばしますが,この教会の中に犯人がいると示唆する発言。

「世捨て人」と別れた後,コーベットは状況のまとめ。司教は倒れる寸前まで健康そうだったので,毒を盛られたのは,その直前しかない,という結論に達します。


The Angel of Death : 4(2)

2009-09-10 23:56:55 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

コーベットは,祭壇を調べます。聖杯を手に取り,においを嗅いでみると,‥どうも,毒っぽい感じがしません。何となく,前回読んだアセルスタンシリーズの本と似たような展開? と,その時突然,大司教ウィンチェルシーが現れ,「神への冒涜だ!」あわや破門?!の押し問答になったその時,助け舟を出したのは,プランプトンでした。

プランプトンは,コーベットが手に取ったカップがモンフォールの物だと教えてくれました。しかし,中身を捨てて,「このカップには毒はありません。私が儀式の前に毒味をしました。皆さんも飲みました。もし毒があればすぐわかるでしょう。あなたは既にご存知ですよね。」

コーベットは,助けてもらったお礼を言いますが,王命により,祭壇はそのままにするように言います。プランプトンは,王様の為に宴を用意していると伝えます。(こんな時に宴とは,日本人とは感覚が全然違うんですね。。。)


その宴で,王様はコーベットに傍で食すよう言いますが,コーベットは,少し離れて食事を取り,噂等に耳を傾けてくる事にします。(実は彼はプランプトンを疑っています)

コーベットは,ラナルフは,おそらく台所でおいしい料理にありついていると思ってます。バセットについては,こういう若いバナレット騎士は,そのうち「大公のご意志が法である。」なんて平気で言う(現に言ってるし(笑))恐ろしい奴になるんだろうな,と,思ってます。


王様は,年を取るにつれ,そのようなメンバーばかりに囲まれ,かつては持っていた多少の寛大さを,もう失いつつあります。コーベットは,そんな王様に仕えていて本当に良いのか?と,時々思っているようです。

コーベットは,バセットが,お祈りの時に聖杯からワインを飲むよう説明していたのを思い出しますが,誰がイングランド王を殺したいと思っているか,それは,フランス王から,ミーヴの実家ウェールズからスコットランドから,とにかく,一杯です。(笑)

それはよいとして,毎度お馴染みになった,中世のすさまじい宴の献立。(爆)焼いたマガモ,コガモ,アーモンドミルクで煮た小鳥,シロップでローストした去勢鶏,ロースト仔牛に豚,鷺,皮を剥いて焼いたハリネズミ(どうしてハリネズミってわかる?(爆)),兎,鶴,鶉,鹿の水煮?。。。いや~現代も普通に食べられる物ももちろんたくさんありそうですけど,1度は食してみたい? 中世の食卓(^^;)

さて,コーベットは,プランプトンとお話しながら,探りを入れる事にしました。セントポールの修道士は,近くのどっかの修道院の修道士と違って(^^;),貧困を知らず,リッチな模様。もっとも,あの宗派は,私の記憶が確かならば13世紀の後半に開かれたんだっけな? この時代,あの修道院は存在していたのでしょうかね?
コーベットは,「誰がモンフォールが死んで欲しいと思いますかね?」という質問をぶつけてみます。するとプランプトン,嬉しそうに「私ですね」 え? 彼をお嫌いで? 「ええそう。変な人でね,彼のポストは好きですよ,修道院長のね。本来私に回るべきポストだったんですよ。」 はあ?

プランプトンは,修道院にはいろいろなポストがあると説明します。
主教,修道院長,出納係,聖具保管,施物分配係,図書館係,そして召使達,猟犬係?(え?修道院で?),洗い係,メッセンジャー,服飾係。。。

コーベットは,プランプトンから,お祈りの前にバセットが王からの贈り物として,最高のボルドーワインを運んで来たという情報をゲットします。さらに彼は,おかしなにおいのするワインをコーベットに渡します。

う~~ん,Pumpkinじゃなくて(爆)プランプトン(何かスペル似てるんだよ(笑)),王様のせいだと言いたいんでしょうか。。


The Angel of Death : 4(1)

2009-09-06 01:11:33 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

講堂に戻り他のお偉いさんの様子をチェックしていたコーベットは,派手ないでたちの女性を発見。彼女は「モンフォールは死んだの?」と聞くと,すかさず遺体安置所へ。コーベットは,何故この婦人がモンフォールに関心を示すのか,気になります。

ところで女性が身に着けていたダマスク織のガウンのダマスクとは,シリアのダマスカスで作られていた織物だったのでこの名が付いたそうです。リンク先のWikipedia見ると,美しい模様ですねぇ。アセルスタンシリーズ等では,シリアという地名は良く出て来ます。(十字軍関係)この時代は,現代の日本で考えるより,中東の国々はぐんと身近だったのでしょうねぇ。

そういえば,以前アフガニスタン関係の本を読んでいた時,ペルシャの文化等を調べていて,古代ペルシャの絵画等は,意外と日本画にも似ているのでびっくりというより,ホントに古代日本はペルシャとつながっていたんだなあと改めて感じた事がありますが,ダマスク模様も,そんな遠い国の物のような気がしません。古代の人達の貿易力は侮れないですね。

コーベットは,現場近くでワインの染みを発見。ここで立て続けに知らない言葉が。。sendal,samite,sarcanet。祭壇を覆っていた豪華な布の事ですので,全て織物系の言葉ですが,あ,こらsandalじゃないぞsendalだよWikipedia君!(爆)(ここはセントポール寺院だから,キリストが立っていた所の石のかけらとか,マリアのベールの切れ端とかがあるんじゃないかな,と書いてある(ホントか(^^;)?))

次に,たたみかけるように,怒涛のカソリック教会用語。cruet(ワイン入れ),paten(聖餅を乗せる皿),monstrance(聖体顕示台),thurible(香炉),しばし,話そっちのけで調べまくりました。(笑)(最初、cruetをcruel、monstranceをmonstrousと読み間違えて、全然別の意味に取ったのは、ナイショです)

コーベットは,これらの神聖な調度品も調査します。宗教的マナー的には,当然触っちゃいけない物ですが,自称ちゃんと神学は勉強したぞ(笑)のコーベットは,それは心がけの問題だと解釈して,お祈りしながら捜査を続けます。

すると次にAgnus Deiという言葉っ。(ホント,ストーリーはそっちのけ(笑))Wikipediaで調べると,Lamb of God(神の子羊=キリストの事)の意味。あっ,前に読んだ本で出てきたIra Deiはラテン語!神の怒り(The Anger of God)という意味だったのね。そんな大事な事,今頃気付く私。(^^;)ドハティ小説読むには,ラテン語の知識が必要かもしれませんねっ。

ついでに、Agnus Dei、Ira Dei、‥ラテン語って、形容詞が名詞の後ろに出てくるんですかね? それって、ヘブライ語も一緒だわ。古い言葉の共通点?

そんなこんなで,すっかり,あれっ,お話何だっけ? になってしまいました(爆)‥ていうか、1時間費やして、たったの3ページしか進みませんでした。(汗)


The Angel of Death : 1-3

2009-09-05 11:14:11 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

(1)
久しぶりのコーベットで,時代背景などをすっかり忘れた(笑)ので,復習がてら,眺めていきます~。
1章は,プロローグですね。
前半は,スコットランドの王権争いの末,エドワード1世に都合の良い人物として選ばれた(はずの)ジョン・ベイリオルと,エドワードとの戦い,とりわけ,ベリックという町でのすさまじい蛮行の様子が描かれております。それはもう,口にするのもはばかる位の酷さで,エドワード自身も自らの行いを悔いて,苦しんだとか。(だったらやるなよ~(汗))

数週間後のロンドン,弟一家をその虐殺で失い,王様に憎しみを募らせる1人の男がおりました。

(2)
王様は,セントポール大寺院にお祈りにお出ましです。
前回も出てきた狡猾なウィンチェルシー大司教や,頭からっぽの弟君達(爆)等に囲まれ,今や王様が信頼できる唯一の人物となったコーベット,王様は軍資金調達の為に,どうやって教会からお金を巻き上げるか(笑)模索中で,書記官コーベットは,そのツッコミ(笑)のための法的根拠等を調査する,というお仕事をしています。
しかし,セントポールの司教は,かつてイングランド王家にたてついた反逆者サイモン・ド・モンフォールと同じ家系のウォルター・ド・モンフォール。王様にとっては扱いにくい奴(笑)です。
ところが,その司教,お祈りの最中突然倒れてしまいます。しかも階段から転げ落ち,あっと言う間に絶命。。。の模様。さらに,大胆にも部屋の反対側から突然手が出てきて犯行声明。
(目の前で殺人があったのに,「税の値上げはどうなるのじゃ?!」とお金が気になる王様(汗))

王様は,コーベットと,サリー公ジョン・ド・ウォレンを伴い,隣のチャペルへ。実はここには、アセルスタンの教会の名前にもなっている7世紀ロンドンの大司教エルコンウォルドが埋葬されているのだそうです。

まずは,本当にセントポールの司教が亡くなったのかどうか,王様の命令で調査に走るコーベットです。

(3)
講堂に戻ってきたコーベットは,フィリップ・プランプトンという,セントポール寺院の修道僧に出会います。

若い僧達がモンフォール司教の遺体を整え安置する作業の様子を見ていたプランプトンのセリフに,今度はボナベンチャーという名前が出てきたので,おやっ(^^;)と思いましたが,実は13世紀のイタリアで活躍した神学者なんですね。この時代の直前の事ですので,感覚的には同時代の人でしょう。それにしても,アセルスタンシリーズに出てくる名前に一気に2つも出会うとは!

コーベットは,この神聖な場所でのこの事件,きっと王様に調査を命じられる,と,確信して,思わず震えが来ます。で,やっぱり?司教は,自然死ではなく,毒殺されたとわかります。

ところで,コーベットはミーヴと婚約したそうです。よかったね。
しかし,ミーヴの伯父は相変わらず危ない動きをしているようで,彼女の人生も楽じゃありません。

チャペルでは王様とサリー公がお待ちかね。(王様,エルコンウォルドの墓によっかかってます(笑))

コーベットは司祭が口にした聖杯があやしいと思ってます。サリー公はコーベットが簡単に発言するのを嫌いますが,王様は自分が狙われた可能性もあると認識。彼に聖杯と講堂の捜査を許可します。


次の本‥‥

2009-08-30 11:28:18 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,091(税込)
発売日:1991-12-05

さて、アセルスタン第4巻は読み終わりましたが、実は、次何を読むかとあまりちゃんと考えていなかったもんですから(^o^;)、つなぎと言っちゃナンですが、こちらも久しぶりのコーベットを読もうと思います。ミーヴとどうなったかも気になりますし。(笑)

今回のお話は、1298年の出来事だそうです。アセルスタンの時代から一気に80年ほど遡りますね。ドハティさんの、比較的初期の小説で、ページ数も157ページと、おそらく全シリーズ中、おそらく最短。


The Anger of God : Chapter 14と感想

2009-08-30 11:14:24 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09

14章は事件解決の章なんで、例によって詳しい事は書きませんけど、当時若干12才の若き王様が、実は、この本から2年足らず後の1381年に起きる農民の反乱に、何がしかの形で協力していたのではないか?と示唆されて終わっております; 何故王様がそんな事をする可能性があるかというと、彼の嫌いな摂政ゴーント卿を失脚させる為ですね。事実、農民の反乱の混乱の中で、サヴォイ宮を失い、さんざんな目に遭う事になりますね。

ところで、その「農民の反乱」では、市長が首謀者ワット・タイラーを殺害したという史実があるそうで、おや?今回登場した市長グッドマンさんがそんな事を?(^^;) ‥実は、当時の市長さんは、本当は、お魚商会ウィリアム・ウォールワースという人なのだそうです。

今回は、今まで読んだシリーズの中でも、いろいろゴタゴタ事件が多かったような(^^;)気がしますね。いや、いつも事件は複数なのですが、今回は「脇の事件」がいつになく痛ましかったですね。メインの事件が、政治的な事件だったという事も関係しているのでしょうかね。

検視官と修道士の関係は、もうすっかり揺るぎないですね。(^^)
ラストなどは、えええ~、僕も連れてって~、な。(爆)

しかし、巻を追う毎に盛り上がりつつある農民運動が気になります。
ワイン飲み過ぎ、メタボなクランストンの健康も心配ですね。


The Anger of God : Chapter 13

2009-08-29 13:24:06 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09

ホブデン家の事件は,まだ完全解決したわけではありませんが,ようやく,エリザベスの言った事の裏付けが取れたわけで,おそらく解決に向かうだろう,と,いう事に。でも,この時代だからいいですよね。これ,まだ状況証拠でしかありません。現代だったら,犯人が誰か,きちんと証明しないとなりませんから。

教会に戻れば,どうやら,パイクの息子とワトキンの娘の婚礼の話がまとまったようです。あれ? 先の巻の話は?(^^;) まあいいや,とにかく,めでたしめでたし。

さて,いよいよ今度こそ,本当に,ギルドホール事件解決編ですね。
その夜,アセルスタンは,今回のいろいろの事件という事件,ギルドホール事件以外の事件も含む,全ての亡霊がオールスターで(笑)登場するという悪夢にうなされます,が,とにかく,翌朝1番,クランストンと会う為の段取りをします。

クランストンとの落ち合い場所,Holy Lamb of Godに行く途中,お掃除をサボっていたセシリーに会います。彼女はドウゲートに停泊していた船員さんと恋に落ちていて,それで今までサボっていたのだそう。でも,船員さんは行ってしまったので,来週からはきれいになる,かな。セシリーは,健気に船員さんを待っているようですが,彼はきっと戻ってこないぞと密かに思うアセルスタン。。

ロンドン橋のたもとでは,橋守のバードンに会いました。彼は,首が帰ってくるのを待っているそうで,また,もうすぐ子供が生まれる,とも。

アセルスタンは,ロンドン橋のいつもの賑やかな通りをフィロメルに乗って進みます。そろそろ,全ての事件解決も近いんだなあという雰囲気ですね。(おっと,彼は橋の隙間から見える泡立つ川を見ないように気をつけてますけど,何を見たくないのかな?(^^;))

クランストンとアセルスタンは,まず,ナイフの専門家の意見を得る為,クランストンの友人,武器庫守のサイモンという男に会いに行きます。サイモンというのはゴブリンのような外見(^^;)だそうですが,人懐っこい感じ。いろいろ実験の結果,裏付けを確認し,いよいよ3人でギルドホールへ出発。

アセルスタンは,「マジパン」なる食べ物を買ったと出ていますが,どんな食べ物かと思ったらこちら。。う~~んこれは,砂糖菓子の一種ですね。基本アーモンドが混ざっているそうですが,14世紀のロンドンの物はどんな味だったんだろう?

クランストン,アセルスタン,サイモンの3人は,ギルドホールへの道の途中で,カートの行列を見かけます。1番後ろのカートには,先日の遺物売りを見かけます。「ケツをまくられさんざん汚物をぶつけられた」状態。クランストンは嬉しそう。このパフォーマンスは見せしめで,幸い,彼は死罪ではなく,ロンドン追放で済むそうですけど。。(汗)
ギルドホールに到着したクランストン,マウントジョイ氏とスターミィ氏殺害のからくりを説明。(ここは事件の核心なので省略)次の章で,いよいよフィッツロイ氏の事件の真相が明るみに出るようです。


訳本

2009-08-24 20:14:44 | Athelstan・Doherty
なかなか進まないなあと思っていたドハティ先生著書の和訳ですが、いつの間にかこれが出ていたんですね。

神の家の災い (創元推理文庫)神の家の災い (創元推理文庫)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2008-11


こちらの訳でございます。
Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 915(税込)
発売日:1993-03-11


神の家?ああそうか、事件現場が、アセルスタンの教会と、ブラックフライヤーズ修道院でしたよね。あの本、面白かったです。う~ん、アセルスタンにしても、コーベットにしても、シャロットにしても、面白いシリーズなんで、どんどん翻訳されて、人気出て欲しいですねぇ。。。


The Anger of God : Chapter 12

2009-08-24 11:42:59 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09

ページ数から言うとそろそろ結です。
アセルスタンは,翌朝,豚飼い女ウルスラのお母さんの為のレクイエムと執り行いました。その時,ベネディクタがやってきて,ミノレッセスから呼び出しがあったと告げます。あらっ,ミノレッセスって,修道士の名前かと思っていたら,修道「院」の名前だったわ。(そりゃそうだ,女子修道院に修道「士」がいたらおかしいと思ったんだよ(爆))失礼しましたっ。

何と,エリザベスが首を吊ろうとしたそうです。

急いで修道院に駆け付けたアセルスタン,まだ不安定な彼女に,キリストの十字架を持たせ,彼女が思っている事(父と継母が母を殺した)は本当と誓えるか,と,尋ねます。彼女は「本当です!」と叫びます。

いつものHoly Lamb of God(LOTR的には「聖なる神の子羊館」か(^^;))で,それを聞いたクランストン,では早速墓掘りに行こうと。。(え,もう結に入っているのに,メインとは別の事件調査ですかっ;)

蜂蜜と砂糖でぎゅうぎゅうにコーティングした梅の蜂蜜漬けが歯にくっついたアセルスタン,「あれ?前にもこんな事があった?」急に何かを思い付きます。その後彼はlavariumに行って,rose waterで手を拭いたという記述がありますが,lavariumという言葉,辞書を見ても載ってませんでしたが,インターネットを見ると,水槽の浄化設備,あるいはshampoo roomというのもありましたので,洗い場? 洗い場にrose waterのある酒場って,おしゃれ。。(^^)

帰り道,3人は,アヤシイ遺物売り(当時は流行っていたようですね,こういうの)が「洗礼者ヨハネの首」なる物を売っているのを見かけます。ベネディクタが「何で彼が洗礼者ヨハネの首なんて手に入れられるの。それに何で赤毛と知ってるの。」と気持ち悪そうに言い捨てると,クランストン,はっと思い付き,…ってギルドホール事件について何か思い付いたのかと思いきや,ロンドン橋首盗り事件の方でしたっ;

で,遺物売りの家に踏み込んだクランストン,早速,役人達を呼んで,調べるよう命令。中の1人が,無礼にも肉をもぐもぐ食べながら彼の命令を聞いていたので(笑)「中に何があるか,言わないでおいた。」(爆)

翌朝,クランストンの友人の医者セオボールド・ドゥ・トロイズ,アセルスタンのブラックフライヤーズの先輩修道士オドを加えて,Holy Lamb of Godで皆落ち合います。

何をするかと思えば,エリザベスの母,サラ・ホブデンの墓あばき。ドゥ・トロイズは,ある毒物について,死後どうなるかをしっかりお勉強してきたそう。かわいそうなオド修道士は,サラさんのお墓が見つからないとうだうだ。(実は記録書を上下逆に読んでた(笑))そしていよいよ,サラさんのお墓が開きます。

また事件の核心に関わる事なんで,詳しくは控えますけど,

…みんな,びっくら仰天!


The Anger of God : Chapter 11

2009-08-22 13:08:22 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09
おそるおそる家に入ると,モード夫人がゴグとメーゴグに家のルールを教授している所(笑)でした。後ろにボスコンブがろうそくのよう(爆)に立ってます。犬はもうクランストンは無視。(爆) どうやら,モード夫人は,ボスコンブから話を聞いて,全てを理解してくれた様子。

緊張から一転,家族再会の大騒ぎ(爆)の後,クランストン,書斎にこもってアセルスタンと一緒に,書類をあさります。そして目的の書類を発見。彼はボスコンブに,市長と商工会メンバーに,「検視官クランストンがスターミィの秘密について話があると伝えよ。」と命令。それ聞いて「ホエーのような顔」になってしまった(笑)ボスコンブに「まあそう恐れるな。ただ伝えて皆の顔色を見ておくだけで良い。1時間以内に行くからな。」

アセルスタンはさらに書類から,当時セントポール寺院の聖歌隊員だったニコラス・ハッセイの名前も発見。

伝言伝えたボスコンブが,嬉しそうに帰ってきました。

15年前,クランストンが見習い検視官時代,お小姓さんを巻き込んだスキャンダル事件があり,2人の商人が四つ裂きの刑になったそうです。。。これはしゃれになんない話ですね。(汗)当時,尋問を受けた中に。マウントジョイ,フィッツロイ,サドベリー,ブレマー,マーシャル,デニー(つまりここにいる商工会メンバーだ(笑))の名があったそう。そして,プラス,スターミィ。

クランストンとアセルスタンの論理は,犯人は,スキャンダル以降真面目に働いて鍛冶屋として名声を得たスターミィを,脅してスペアキーを作らせたのではないかという事です。商工会メンバーはちょっと慌てたようですが,それでもまあ,まだ決定的な解決には至らず。。

教会に戻った2人,ベネディクタがやってきて,エリザベス・ホブデンとアナについて報告。修道士やシスターは良い人だそうですが,エリザベスはまだすさんだまま。これからが心配です。その夜は,ベネディクタが晩御飯を作りました。

ベネディクタが帰った後,就寝中のアセルスタンを、イラ・デイらしき人物が訪ねて来ます。塩をまぶした苦菜入りパンが届きました。一緒にあった紙片には、
Incur the wrath of God, and you will incur the bread of bitterness.

the wrath of God = the Anger of Godですね。
「incur the wrath of God」は、辞書にも「天罰を受ける」とあっさり載っているのですが、bread of bitternessとは?

いろいろ苦労して探しましたが、旧約聖書をあさってみたら、出エジプト記12章あたりに、アセルスタンが受け取ったパンと似たような物が出てくるようですが、これじゃ何が何やらさっぱり。(^^;) 

しょうがないので、日本語の力を借りる事に。(笑)こちらを見ると、苦菜入りパンについての説明があります。イラ・デイ的には、種いれぬパン=塩をまぶしたパン、苦菜=当時の農民達の苦役の象徴、という事なのでしょうか。


Run!Run!Run!