ぺんぺんぐいん

ぺんぎん歩きは卒業したよ。

銀杏並木に

2005-11-30 21:52:35 | いろいろ
イチョウの葉が山と舞い落ちて、痛々しい細枝が目に映るようになった。冬が近い。

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『我輩は猫である』を読んだ。別段読みたかったわけではない。ただ、ふらふらと生協の本屋に入ったら目に入ったというだけのことである。期待もせず手にとってみたがこれがまた面白い。しばしの間、時を忘れて読み耽った。五・七調に嵌められているわけでもないがなかなかどうして軽妙な文体である。文学も悪くない。長らくご無沙汰していたが、昼寝と組み合わせれば小春日和にはもってこいに相違ない。

んー、あんま似てないな。文体。

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今日は西田幾多郎の「善の研究」の第二章を少し読んだ。デカルトに似ている。しかし意味がわからなかった。
チェーホフの戯曲「かもめ」を少し読んだ。劇中劇の構造をとるらしい。すぐに眠りについた。
金持ち父さん系列の本を少し読んだ。お金を得る立場をスッパリ4つに分類しているのが面白い。しばらくして眠りについた。
「靖国問題」の第二章を読んだ。だいぶ論点が見えてきた。最寄駅に着いたので中断した。
消費財と化す芸術についての批判を少し読んだ。なぜ一部の芸術畑の人がエンターテイメントを嫌うのかが少しわかった。

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活字に触れている時間がやけに長い。どうも僕の無意識は活字によるインプットを求めているようだ。
しかし本がこんなに面白いとは思わなかったよ。本を読むか寝るかしているだけで一日が終わってしまった。

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そういや学館で1年生の子に負けた。

79玉78金58金57歩36銀37桂28飛ってなってて、
相手が55歩を56歩と突いて来た。ノータイムで同歩。46角。・・。「負けました。」
いや39角の筋しか見えてなかったんですよ。うーん。

あらら

2005-11-30 03:16:26 | いろいろ
調べ物をしているうちに、こんな時間に・・(午前3時)
フランス語のテキストも読み終わらない どうにかしてほしい。

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そういやLe Couple Noirさんのブログ→http://diary.jp.aol.com/da9ftyud/
アートジャグリングを紹介するイベントを最近積極的に手がけていらっしゃいます。

月曜日のイベント、「いろいろ集まった人」の中の一人に数えられてました~よかった。
ちゃんと勉強して、その背景をもとにサーカスを扱えたらいいなと思ってます。

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ちなみにこんなんも。

↓プロ編入試験制度のアンケートご協力のお願い
http://www.shogi-live.com/

今日が締切です。時間ある人はなにか書きませ。

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なんらかの形で日本の将棋文化に貢献できたらいいなとは思っているんですが。

とはいえ、「ある文化に貢献する」ということが具体的にどういうことなのか、よくわかってない。
いろいろ読むなり活動するなりして、考えを深めなきゃ。。

NPO法人の立場とかから、何か役立てるようなこととかあるんじゃないかなぁ。。わかんないけど。

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あとまだ学部生だけどすでにお金がない。働かないと。

なにか勉強も兼ねられるバイト、ないかなぁ。

駒祭も終わり

2005-11-30 00:31:31 | いろいろ
和辻哲郎の『風土』第四章、「芸術の風土的性格」を読んだ。

東西洋の芸術を、「風土」、特に「湿度の多寡により生まれる自然環境の違い」という点から比較している部分。

バルセロナで友達に「日本人の特質」についていろいろ質問されて以来、
日本人の精神性というものについて興味を持つようになりましてですね 
こないだ、ぶるにその話をしたら和辻哲郎とか西田幾多郎とか丸山真男を勧められた。
自分の興味に沿わせつつ、いろいろ読み進めていくつもり。

うーん、勉強してる人っぽいな。これに関連する文献も調べてみようと思う。
フランス科だから卒論で扱えるテーマでもないし、授業とも関係ないんだけど。面白い。

なんとなく、実感として入院が見えてきた かも?
いや、ちょろっとやる気が出てきたという程度のことで騒いでるあたり、救いようがないかも・・

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帰ったらたかふみの高校の同級生の子が遊びに来てた。

もう10年近く前のテレビ番組で、「将来の将棋名人になる才能がある子は誰か??」みたいな企画があって、
今や奨励会有段者になってる子たちもたくさん参加してる中で優勝して、羽生と記念対局して、
でも結局すぐに将棋はやめちゃって笑

弟と同じ中高に入って、高3になって、受験勉強する気がなくて笑、
「アメリカに行く」と言い出して今はアメリカ留学中。 

今は大量の宿題を土日もこなす生活らしいけど、中高時代は宿題も全然やらなくて、
「中高の赤点の数は学年トップだと思います」だって。でも本はたくさん読んでたらしい。
そのおかげかどうか、京大経済学部のOBを経済について議論してやり込めたという逸話も。

こうして書き並べてみると、ヘンな経歴の持ち主だ。

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なによりもまず食生活が破綻してるらしい。アメリカ人キター笑 

週に1度の買出しで、水を35リットル分買ったり(=35キログラム!)缶詰やカップ麺買いまくったりw

それでも今のところは健康らしい。うーん、心配だ。
まあモンゴル人もイヌイットも肉しか食べないらしいからな、多少寿命が縮まる程度で済む感じ?いやそれは困るか・・

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ちなみにテキサス州。中華のレストランに行ったら大量の蕁麻疹が出て、
レストランのバイトの兄ちゃんに聞いたら、
「あぁここは調味料を山ほど使ってるから、来ない方がいいよ。
俺らはバイトだから賄いはタダで食べることもできるけど、ここでは食べてない。

うへぇ。

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とまあいろいろありつつ 

今は一時帰国中なんですが、親には何を相談しても「勝手にやってくれ。全てお前の責任だ。」の一点張りらしい。w

しかし本人もあっけらかんと
「人生は全て自分の責任だと思うんで。やっぱり責任持たないとうまくいかないと思います」って。

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たかふみもいろいろ刺激を受けたに違いない。

ちなみに僕は 政治の話で太刀打ちできませんでした・・

「一度しかない人生、時間がもったいないと思って最近は本をたくさん読んでるんです。
 あとシンクタンクのホームページとか毎日チェックしたりもしてます。」

うーん、参りました。

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日本の政治批判から人生哲学の話やらなにやら、うーん、すごいな。参りました。
歴史教科書作ってる人に会って話してきたりしてるらしい。理系のはずなんだけど。。

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22歳になって最近、すごい17歳だとか18歳とか19歳にやけに出会ってる気が。
世の中すごい人はいるもんだ・・
焦るというよりは もはや傍観者の気分です。笑

BankArt Yokohama

2005-11-29 00:25:14 | パフォ・エンタメ
横浜市は、芸術文化振興活動に積極的なんです。
昔の銀行跡地を使って、アートの展覧会場などに利用してたりします。

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Le couple noir の二人組が行うトークイベントに行ってきました!めぐろくんも来てた。
Le couple noir のお二方とたくさん話せたのが、すごくよかった。極めて貴重な、様々な示唆を受けました。

唐十郎の「意味に回収されることのない言葉の身体」、「言葉が宙で操られる感覚とジャグリングの共通性」だとか、
「サーカスの持つ家族性――命が懸かっている行為の中で築かれる『他者』との信頼関係」だとか、
非常に興味深い言葉も多かった。

「現代社会におけるイメージの氾濫」をテーマに扱ったサーカスの話とか。
元東京大学総長の蓮実重彦の著作の話とか、話題は多岐に及びました。

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サーカス等を学問的に扱う人材というものが日本にいないらしいので、
劣等生ながらほんとにマジメに勉強がんばってみようと思います。

院だ。入院だ。あぁ貧乏生活。

資料を読み込むためにもやっぱりフランス語と英語が必要だし、
様々な芸術分野に触れる必要もあるし、詳しくならねばならない。日本語だって磨かないといけない。

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札幌でサーカス観にいったら、プロデューサーの人にも話を聞いてくるよう勧めてもらった。
「論文でサーカスを扱う予定です」って言っていろいろ聞いてこよう。

なんか自分の中で非常にホットな夜でした。

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疑問として残ったこともいくつか。

僕は、エンターテイメントが悪いとは思わない。シルクドソレイユ万歳。劇団四季バンザイ。

シルクドソレイユが「アートサーカス」なのは言いすぎだと思うし、
実際、演目ごとの間をクラウンでつなぐスタイルなんかは伝統的なサーカスに近いものだし、
ていうか市場原理に沿ったバリバリのエンターテイメントだと断言するけど、でもそれが悪いとは思わない。

むしろ友人知人に「オススメ?」と聞かれたら「オススメ!」と答える。

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エンターテイメントとアートの関係。あるいは棲み分け。もちろんグレーゾーンもあるわけだけど。

一方には「人の感覚を刺激して興奮を与えるもの」という極があり、
もう一方には「表現を内に込めるもの」という極があるのかな?よくわからん。

とにかく、勉強しよう。話はそれから。

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マニアックな話ですいません。

祭のあと。

2005-11-28 11:12:25 | パフォ・エンタメ
意外と体調は良い感じ。
目に映る空間は、普段通りのものに戻ってる。あぁ終わったんだな、って。

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ほけー。いろんなことがあった。ほけー。

「赤井さん」になったまま、マネキンの隣で固まってみたりしたなぁ。
ロボットっぽく小さく動くと周囲から歓声が・・ 

大先輩とパフォーマンスについてたくさん議論した。
これまでの自分の知識なりなんなりの蓄積を総動員。ほけー。

正門前広場、あんなに人が集まるとは・・200人いってるんじゃ??
跳ね返ってくるエネルギーが凄まじかった。あんれまぁ。

G-act、いいなぁ。ああいうのやりたいなぁ。特にビラ撒き部分。
3人編成くらいで、その3人が有機的に絡みつつビラも撒いていくようなものを作ってみたい。

淳の奇術ステージ、見に行きたかったなぁ。ステージの上はとても気持ちよかったらしい。
そうだよね、一度体験しちゃうとね。やめられなくなりますよ。

ソロパフォーマンス、改善点もたくさん指摘してもらって、
また次仕事でやる時は直していこうと思います。
なんも技らしい技をやらないまま「見せ物」として仕上げることができたのは大きな収穫でした。

ところで21人クラブマスゲームって世界最多だったりしないかな?
プロだったら21人もつぎ込んでクラブジャグリングだけをするなんてことしなさそう。
アマチュアなら、そもそも21人も集まらない。世界記録だったりして?笑

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父親がビデオも写真も撮ってくれたので、今見返してます。
やっぱ衣装、手作りの小物とかでアレンジできたのがすごくよかった気がする。
中身が伴わないのに衣装ばかり凝ってもしょうがないけど、
衣装の力、衣装が与えるイメージというものは実際かなり大きい。

一人で歩いてる時、
「(この赤い人、)紳士だよねー。(胸ポケットからちょろっと出した)あの赤いハンカチもいいよねー。」みたいに
周りで言ってくれてる人とかいて、嬉しかった。べつに僕のアイディアではないんだけど笑、
いいなと思える衣装を着ることができればそりゃモチベーションも上がります。

さ○さんが書いてたところによると「衣装、表情、音、動き」の4点が、
「お客さんに自分のメッセージを与えるためのツール」。

でも、衣装作りってなかなか難しい。
演劇とかダンスではだいたい手作りらしいけど、そういうノウハウも身につけられたらいいなぁ。
あるいはまらばりにも衣装に関するノウハウが蓄積されていけばいいんじゃないかな。

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ソロでやってる時の自分のキャラクターとウォーキングアクトしてる「赤井さん」は
それぞれ違ったキャラクターになってて、歩き方からして全く違うし、反応の仕方も違う。

マスの時はまた違ったキャラクターが必要だと思ったんだけど、
そこんとこは試行錯誤したまま終わっちゃった感じ。
「全員を操っている存在」なのか、「うっかり紛れ込んでしまったヘンな人」なのか・・
あるいは「はしゃいでる人」なのか、「落ち着いた紳士然とした人」なのか。
というわけで土曜と日曜では随所で動き方が違ってます。笑 そういうのもアリだよね。

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ところで関西の第一代表は京大で、第二代表が立命館らしい。
アマ名人が率いてるからな、京大は。

ほけー。次の大きなイベントは、1ヵ月後の王座戦か。将棋やるかぁ。


書きたいことは

2005-11-28 00:19:46 | いろいろ
とーーーーっても眠いので、また明日。

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パフォーマンス、やってよかった!!!マスにも参加してよかった!!!
あんな大きな手拍子+たくさんのお客さんはもう快感。

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あと、全身タイツ着た姿で一人ウォーキングアクトやってました。笑
出店してる道のど真ん中をスローモーションで歩いていく。
だいたいの人はびっくりして横によけるんだけど、
「写真撮ってください☆」とか、「じゃがバターいかがですか?!」「似顔絵描きますよ♪」とかって話しかけてくる人や、
じーっと見つめる子供、「赤い人ーー?」って話しかけてくる人がいて、
そんな人たちとコミュニケーションとってました。

ウォーキングアクトの基本は、相手してる人と、そのやりとりを見ている周囲の人たち、両方に愉しんでもらうこと。
つまり、コミュニケーションそのものを見た場合と、もう一つメタな視点から見た場合、両方に面白さを持たせる必要がある。
その駆け引きが、なかなか面白い。

スローモーションで歩いてはいても、常に頭はフル回転、周囲へのアンテナも張り巡らして、
「誰に」「いつ、どのタイミングで」「どんな風に」アクションを起こしていくのか虎視眈々。

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将棋の方は東大は慶応に3-4で負けたものの早稲田に6-1で勝って優勝とのこと。よかったよかった。

王座戦への切符を手にしました。
今年も18切符で行って、その間に将棋の勉強をしよう。一夜漬けみたいなもんだ。

来週のアマ王将戦も、見に行けたら行きたいなぁ

ではでは 金・土は朝5時半起きだったこともありもうふらふらです。おやすみなさーい




駒場祭

2005-11-26 00:17:45 | いろいろ
でした!ソロで出演してきました!

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今回のは全然ジャグリングしてないんです。なーんもしてない。
その割に4、5分使ってたりして、コレほんとに面白いのかなぁ??って。

先週とか、友達に聞かれても「今回はちょろっとやるだけで・・」みたいな感じで控えめな受け答えをしていたのですが
本人の予想に反して、評価はとても良い感じでした。なんか嬉しい。

ので、明日も午後2時~3時、駒場東大前駅降りてすぐ目の前の正門前広場でやってます。
よかったらみなさん見に来てくださいませ。明後日はやりませんのであしからず。

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しかし・・ いまだに不思議だ。これは一体どういう芸なんでしょ。
強いて言うなら・・ お客さんと遊んでる感じ?
ステージ上ではできないもので、道で、お客さんと同じ地面に立ってないとできないものだから、「大道芸」って言えばいいのかな??
ジャグリングと、マイムと、クラウニングを混ぜ合わせたようなもの・・

そうか、自分の中でうまくカテゴライズされてないからなんとなく不安が残るんだ。
分類とかなんとか、あまり気にしないことにしよう。

改善したい点もいくつか。
最後の部分を「リズムを早める・エネルギーを強める」場面として演出したいこととか、
舞台上の空間をもっと広く大きく使いたいこととか、
置いてある鞄さえもイキイキとしてくるような手法が欲しいこととか・・。

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ところで最近自分の中では、ジャグリングとパフォーマンスってはっきり区別されてる。
どちらかというと「ジャグリングとして練習しているもの」ってあまり本番で使ってない。w
4クラブの技とか。5ボールのサイトスワップ系とか。シガーとか(?)。

来年の五月祭は、ナイフで3分くらいやろうと思ってます。・・って気が早いな。笑

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さてさて、明日もがんばりまーす。マスもいよいよ本番ですね。うぉー。

うへぇ

2005-11-24 23:54:16 | いろいろ
舞踏を見てきた。田中泯。相変わらずわからない。あれは何をやってるんでしょ。
今度、評論を読んでみようと思う。人が言語化したものを参考にしよう。

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新聞記者とか面白そうだなぁと思ったんですよ。

新聞社の志望者用の、就職活動向けの本を立ち読みしてみた。
各紙の傾向だとか、就職試験の日程とか、傾向と対策とか。入社後の生活とか。

入社して最初の6年は支局に行って、それから帰ってきて何年くらいはどうこうして、とか。
完全に年功序列で、出世は上司にかわいがられるかどうか・・とか。
休日は家族サービスだの寝てるだの、ボーナスがどれくらいだの・・
緊急の呼び出しに備えて県外への外出は無理だとか・・
最初の数年は海外旅行も無理、とか。。

うーん、頭が痛くなってきた。

ていうか。読んでいて、
「あれ?これじゃあ1年とか2年かけて世界中を訪ねて回るのとかできないじゃん。
と思ってしまったあたり、末期だ。人間として末期だ。笑

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はい、すいませんでした。みんなに僕のことを「変わってる」とか言われるのを嫌がってすいませんでした。笑
ちょっとこう、なんていうか、「普通に就活して普通に就職して、普通人であることをアピールするぜ」とかなんとか思ったのが間違いでした。

だんだん乞食が現実味を帯びてきたぞ。

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いや、就職活動本を何冊か読んだ帰り道は、ほんと頭は痛いは吐き気はするは、「もう限界」って思いました。

そもそも普通に理1から工学部に進学せず留年を選んだ理由の4番目くらいののものは、
「このまま進学してそのまま就職しちゃったら、一生IJAにもEJCにも行けないじゃん」
っていう理由だったからなぁ。

僕の将来やりたいことは・・ うーん、温厚な父親が胃潰瘍になったりすると大変なので書かないでおきます。

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"Be yourself."

今は亡きVincentに昔言われた言葉が、思い出される。

la vie va va la vie va va la vie va..

なんか

2005-11-24 01:29:51 | いろいろ
まずいな。就職活動にせよ、もう少し進路について危機感を持たねばならない。
それは即ち、自分が社会に組み込まれているということをもっと意識せねばならないということでもある。

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長い間、乞食だとか仙人だとか7つの仕事を持つ男だとか、キテレツな将来像ばかりイメージしてた。笑

自分の関心について『趣味』のレベルを遥かに超えるレベルで取り組んで、その分本業は最低限必要な分のみ取り組んできた。笑

自分の知っている「とことん人生を楽しんでる人たち」は、たいてい普通の職業の人ではない。笑

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(以下、書いては消し書いては消ししてるうちにだんだん考えがまとまってきた。笑)

院に行こうかという気がしてきた。

経済的な面での大変さに関してなかなか覚悟が決まらなかったんだけど。

考えてみたら、将棋だってのんびりのほほんとやっていたわけでは決してないし、
ジャグリングだって最初の2年間、弟に負けないようあるいは新記録が出せるよう相当必死に練習してたんだった。
なにしろ1日ジャグらなかったら禁断症状が出てたんだから、異常だ。

ちょっと最近まったりバランスよく?暮らすようになってたけど、
この10年のうち7年くらいは覚悟を決めてひたすら真剣に物事に取り組む日々だったんだった。

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これまで自分がのんびり楽に生きてきたと錯覚してたんだ。それでなかなか覚悟がつかなかったのか。

たしかにこの1年はゆったり生きてた。
日程的には極めて忙しかったけど、「結果を出さなくてはならない」ようなプレッシャーに苛まれる場面はまるでなかった。
ボーナスゲームの日々。チャンスだけもらってた。そしてたくさんの人と出会い、たくさん話した。

++++

ところで。院にいく場合の話だけど。

もし将来将棋のプロになる道が大人のアマチュアに対しても開かれるなら、将棋のプロにもなりたい。

プロが強いのは、「将棋の専門の道に進んでいるから」じゃないと思う。
決定的な要因は、「アマチュアには(ごくごく限られた機会を除けば)30分~1時間程度の持ち時間でしか対局する機会がないこと」だと僕は考えている。
(実際、奨励会二段程度の強さの人ならアマチュアにもゴロゴロいる。)
3時間の将棋を週1でも2でも公式の場で指す機会があれば、今のアマトップの力も相当上がるはず。
今度アマトップの人たちに意見を聞いてみたい。

こういう「将棋のプロに関する門戸開放」というのは一部のアマ強豪にのみ関係する話だと考える向きもあるけれど、僕はそうではないと思っている。
限られたパイを将棋の勝ち負けで取り合うだけの狭い世界のままならともかく。

プロ(あるいは日本将棋連盟「正会員」)になる道にもいくつかのルートができて、多様な人材が多様な形で関われる場として機能すれば、
そこで産み出される多様な「価値」は将棋を愛好する人たちにとってのプラスにもなるだろうし、
日本将棋連盟にとってのプラスにもなるはずだ。

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「多様な形」というのはどういうことか。

例えば「『将棋ビジネス』考察ノート」が掲げるところの
「私の考えるこの状況を打破する方法は、将棋を「産業」として活性化させることです。そして、あらゆる年代、あらゆる才能を持った人間が、この将棋界に「ビジネスチャンス」を求めて参入してくる。そんな世界を創造してみたいのです。」
という言葉にも見られるものだ。

あるいは、劇団四季の創設者浅利慶太が「理想」として示した、
「『俳優・営業・制作・養成所』それぞれに属する人数が同じ割合であるような組織」
という構成図式にも見られる。
(今の連盟は、「俳優=プロ棋士」と「養成所=奨励会」の二つが群を抜いて多い。
 果たして将棋界に必要な人材の割合はそれでいいのだろうか。
 しかも奨励会員の大半は辞めて将棋と全く関係のない職業に就くのだ。)

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話がそれたので、この話はここまで。

とりあえずある程度の準備知識を頭に入れた上で教授に相談してこようと思います。

ひろせ。

2005-11-23 07:08:05 | いろいろ
「早稲田に入ったのか、じゃあ今度メーヤウ行こう」・・と言いつつ11月になってしまった。

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高校1年の冬休みだったか。1週間ほど、完全に将棋キチガイの生活を送ったことがあった。

夕方4時に起床。蒲田へ行く。ひたすら将棋を指す。11時過ぎに帰宅。
そこから自分の部屋で延々と、その日指した将棋の検討や棋譜並べ、詰将棋。朝4時に就寝。
で、夕方4時起床。以下繰り返し。

もちろん、寝てる間は将棋の夢を見てる。「あ、詰んだ・・」とかなんとか。キチガイだ。

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目を輝かせて・・というよりは、必死だった。

「君はひろせと違って才能がないよね。」とかなんとか言われたんだもん。
言ったのは、今の某アマチュア超強豪。彼も当時は学生だった。

まがりなりにも?一年後にはアマチュアの全国大会で高校生ながらの入賞を果たして、
今話題の瀬川さんや、そのクラスの人たちにも勝てるようになった。
けど、やっぱり向こうのがちょっと強かった気がする。

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月日は流れて。

今やひろせは、将来を嘱望される立派なプロ棋士だ。
一昨昨日は賞金100万円まで獲ったらしい。スゴイ。

自分はというと、将棋に充てていたエネルギーを別のことに向け始めてもう3年ちょっと。
今日はマイム(パントマイム)をしに早稲田へ行く用事があったので、ひろせを呼び出してみた。
サッカーのサークルを終えた後だったらしい。

二人とも、定番メニューのポークカレー。

うーん、入学早々に連れて行ってあまりの辛さに涙する姿を堪能しようと思っていたのに。笑
僕よりも早くさっさと食べ終わってしまうとは・・w

カレーを食べ終わって、アイスを食べ終わった後も延々と話してた。とても面白かった。
3つも年下ではあるけれど、刺激を受ける存在だ。

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そのひろせをしばくために笑、早稲田将棋部の部室へ。

リーグ戦最終日を間近に控えた時期で気まずいかなぁとも思って入り口でまごまごしていたら、
今や早稲田主将のそらくんが「おいでおいで」してくれた。笑 ありがと~ 最終日はお互い頑張ろう。

というわけでひろせと盤を挟む。蒲田でもよく指した、1分切れ負け。
最盛期は1秒で5手指したりしていたんだけど、今は3手が限界。
たくさんしばかれてしまった。w

うーん、次までに特訓しておこう。素早く駒を動かす特訓。笑

++++

今日はなんとなく奢りそこねてしまったので、また今度おいしいものをご馳走することにしよう。
楽しみにしていてくださいな。

ではでは~