ぺんぺんぐいん

ぺんぎん歩きは卒業したよ。

旅行の

2005-10-15 00:36:43 | フランス旅行
話。

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サーカス学校での話ね。

農場の部屋に泊まってて、寝袋も貸してもらった。ごはんも食べさせてもらってしまった。
農場と学校は離れてるんだけど、朝はみんなの乗る車に乗せてもらって。

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初日の夜、夕飯を食べた後。みんなで、たき火してた。
「日本でやったら警察が飛んでくるよ。」なんて話してた。
↑「捕まる」とか「法律違反」ってフランスでどう言えばいいのかわからなかったんですね。笑

パチパチ音がして、真っ赤に燃える薪。「赤々と燃える」というのはこういうことか、と思った。
シャロンは川もあるし、広い公園つまり空間もあるし、農場や畑で土の匂いはするし、さらにたき火。
火・水・土・風が揃ってる。インスピレーションの宝庫じゃない?

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2日目の夜。夕方ピエールと話してたら「今日は夜にコンサートがあるよ」と教えてもらって、
車で行く人たちがいるから一緒についてけば?チケットが残ってるかはわからないけど。とのこと。

夜になって車でいく組に合流。運転してくれたのはトマ。
奥さんと3匹の馬と一緒にショーをやっているアーティスト。
サーニャとあと一人名前を忘れちゃったんだけど空中芸のお姉さんと4人で劇場へ。

ジプシー音楽のTITI ROBINって人のコンサート。
パリのCDショップには「WORLD MUSIC」のコーナーに普通に置いてあったから有名なのかも?
すいません僕は知りませんでした。。

本来千円ちょっと(安い!自治体援助のおかげ?)の券が、
トマのもらってきたタダ券2枚、CNAC生徒半額券2枚、を4人で割り勘して250円ちょっとで入れてしまった

そして本番。パーカッションが最高だった!
太鼓。むちゃくちゃ速い。むちゃくちゃ盛り上がってた。こんなにパーカッションが凄いものだとは知りませんでした。。

僕らもノリノリで手拍子したり歓声上げたりもう騒ぎたい放題。笑 

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コンサートから帰ると、実はこの日はピエールの誕生日だったらしく宴会・・の終わりごろだった。
ケーキ食べたりチーズやらワインやらビールやらパンやら肉やら、焚き火を囲んで食べてた。

フランス語のハッピーバースデーの歌を聞いてみたかったんだけど、もう唄い終わった後だったらしい。ざんねん。

「Happy Birthdayってどう言うの?」と聞いて、「Bon Anniversaire」とみんなが言うのを一生懸命真似しようとしたんだけど、
なんかうっかり「Bon Annivers・・」で止まってしまって、みんなが「・・aire.」って付け加えてくれた笑

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3日目の朝。
学校についてから、ダンスの授業を受けにいく3年生を尻目に僕は朝ご飯を食べに行ったんですね。

パン屋さん(ほんとはケーキ屋さんだった。でもパンも売ってた)に入って、
コーヒー一杯とクロワッサンとパン・オ・ショコラを頼んで食べてた。

なんと!そこのケーキ職人のおじさんは、日本に9年間住んでいたということが判明。
カタコトの日本語も話せる。びっくり。

そして店番のおばちゃんが、
奥さんは日本人で午後から店に来るから、ぜひまたおいでなさい」
と言ってくれたので 夕方に行ってみた。

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さらになんと!奥さんのみち子さんはゆっきーのことも知っていた、てかむしろ仲良しだった!

もうびっくりですよ。アジア人全くみかけない街だったんだもん。
日本語が話せるおじさんで驚き、日本人の奥さんで驚き。
そしたらゆっきーのこともよく知っててさらに驚き。

「サーカスに興味があって云々」と話していたら、
なんかいきなり金井さんに電話してくれて、翌日パリで会ってお話する機会まで作ってくれた!

この展開はまったく予期してませんでした。当たり前か。
なにか歯車が小気味よい音を立てて回ってるようなイメージ。運命の歯車。笑

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翌日、パリのポンピドゥー文化センター前の広場で落ち合う。
ニューヨークでダンス活動をしていらっしゃるという友人の方も一緒で。

そしたらその方は前日に日本文化会館で僕が副専攻してる学科のエライ先生と会ってたらしい、とか
僕が夏に初日だけ出席した能の集中講義の先生は、実はその方が昔習ってた能の先生だった、とか

うーんんん。。人のつながりってすごい。
ここまで来ると、単線じゃなくて網の目のつながりだ。

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とまあそんなこんなで。こんな感じの出来事が、ほかにもたくさんあって。

ひたすらいろんな人に助けられて、たくさんの運と縁に恵まれて、充実したCNAC滞在ができました。
ほんと感謝です。

来年、春にまた行きたいと思う。その時の興味次第だけど、昨日の授業で先生が東欧を勧めてたから東欧にも行ってみたい。
綺麗なところが多いらしい。

でも東欧はフランス語じゃなくてドイツ語ができないと言葉通じないっぽいなぁ
まあ通じなかったら通じなかったで面白いんだろうけど。



南京大虐殺

2005-10-08 01:54:42 | フランス旅行
今回は香港の航空会社、キャセイパシフィックを使った。

行きの機内は中国語(広東語?)と英語の二ヶ国語が公用語。
中国の新聞の英語版が配られたので読んでたら。
なんと一面に南京大虐殺の追悼会?か何かの記事が。

(たしか「南京大虐殺が始まった日」だと書いてたはずだけど、
 日本語のWikipediaで調べたら11月に始まったとか書いてある。見解の相違かあるいは僕の記憶違いか。)

「これは決して日本に対し恨みを深めるものではなく、
 あの酷い事件を思い出すことで平和の大切さをかみしめるためだ」とかなんとか書いてあった。

ネットでいくつかの日本の新聞のサイト内検索をしてみたけど、日本では報道されてないぽい。この温度差。

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「正しい歴史認識」云々てのは何が「正しい」のかというところから議論しないといけないからあまり好きじゃない。
なんにせよ、今も当時の出来事に悲しんだり憤りを感じたりしている人が現実にいるということを突きつけられた気分。

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昨日はたぶん大学に入って初めて1~5限全部出席した気がする。
きっと朝練でしっかり体を動かしたおかげで、延々と座ってることにも我慢できたんじゃないかな。

さすがにまだまだ勉強し足りないしなぁ。これからするかどうかは別にして・・

動物

2005-10-06 01:46:51 | フランス旅行
と仲良くなれるようになった!

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いや、たいした話じゃないんです。

CNACにはショーのための馬がいて、練習してるのをちょろっと見学した。
丸い大きなテント(シャピトー)の中で、円形のベンチみたいな枠があって、その中には土が敷かれてる。
中心には人が立って、鞭を持ってる。ベンチみたいな枠の内側を這うようにして馬が歩いたり走ったり。
馬のそばにはもう一人、乗ったりして芸をする人がいて、訓練してた。

馬に対しては中心に立ってる精悍なおじさんが、鞭のちょっとした動きや囁くような声で合図。
それにあわせて、馬は歩みを止めたり、徐々に加速したり。円形に沿って走ってく。

生徒が、馬のそばを一緒に走って飛び乗ったり、乗った上で体勢を変化させたり練習してた。
競馬場行ったことないし、そんな間近で馬を見たのは初めてでした。

うまく行った時には馬の首筋を撫でてあげたり、
人間と馬とのコミュニケーションがダイレクトに行われているのが印象的でした。
通じ合ってるのかもしれない、じゃなくて確実に通じ合ってます。彼ら。

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休憩中の馬がシャピトーの外の柵に囲まれた原っぱにいたので、意識を向けてみた。スポットライトみたいなイメージ。
そしたら、ちゃんと振り向いてくれて。目が合った。またじーっと見つめる。

互いの意識のビームがぶつかって、ロックがかかる。もう二人の世界。笑

馬は少しずつ少しずつこっちに寄ってくる。僕も、柵のところまで近づく。
互いに顔をじーっと見合わせたまま、近づけるところまで近づいて、そっと鼻面を撫でてみたり。

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いや、それだけ。笑

その後農場で会った羊にも、同じ感じで接してみたら、やっぱり近づいてきてくれた。
でも羊の方はちょっと警戒心強かったなぁ。触ろうとしても、あんまり触らしてくれない。

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警戒心の強そうな羊には、掌も向けてみた。
勝手な考えなんだけど、意識って掌からも発されると思う。

例えば多くの文化に、挨拶に手を振る習慣があるわけだけれど、あれって絶対手の甲を向けないですよね。
手の平を向ける、という行為はすごく原始的なコミュニケーションの形の一つなんじゃないかと思う。

羊にも、手を・・ 振ったら、なんか意識がぶれるかなぁと思って、
そっとかざすように向けてみたら、遠くの羊もこっちを向いてくれて、こっちを向いたまま近寄ってきてくれた。

++++++++++

うん、ほんとにそれだけです。笑

どう解釈していいのかわかんないけど 
うーん、経験からノンバーバルコミュニケーションをある程度意識的にできるようになってきたのかな?

言葉がなくても通じ合える手法を使うと、
動物とも仲良くなれる・・のかもしれないなぁ、と、ちょっと嬉しかった。

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ついでに今日はさっそくまらばりのお仕事でパフォーマンスしてましたが、
演者と観客の間でやりとりされる、
「両者の意識のベクトル(方向と絶対値)の流れ」
というのが見えるようになってきた。

人間って、相手に意識を向けたり、自分の世界に入り込んでたり。
「意識」という視点からその人の状態を捉えると見えてくるものもあるし、
そういう「意識」をコントロールすることによるコミュニケーションって、ある。

挨拶で抱き合ったりしてしまうラテン民族とは違って、
ちょっと人同士に距離感のある日本人は、
そういう空間を越えたやりとりが得意な民族な気がする。

ロコ・ブラスカ

2005-10-05 07:16:50 | フランス旅行
って知ってる人少ないか?南米出身のパフォーマーで、去年汐留にも来ていた人。

むちゃくちゃ面白い人です。観客に傘を渡して、気が向いた時に水鉄砲を抜き打ち発射。

子供と風船の剣や水鉄砲で戦ったり、肩車して一輪車に乗ったり・・
ハチャメチャだけど、パワーと確かな演技術とユーモアに巻き込まれて観客は爆笑の渦。

危ないことをやろうとして、
「ダイジョブ、ダイジョブ。ワタシ、プロフェッショナル!!」
とか言って力こぶを作ってみせる姿が忘れられません。笑

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バルセロナのお祭りで再見しちゃいました。

しかも、こっちでは母国語スペイン語を使ってマシンガントーク。
友達の解説によると、特に政治を皮肉るジョークが満載だったらしい。

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日本ではカタコトでハチャメチャだった彼が政治を皮肉っていたというのは驚きでした。
友達によると「あの人絶対頭いいよ。」

んで、
「分類するならクラウンだろうけど、彼のパフォーマンスはそれ以上。
 彼は・・ hardだね。hardなキャラクター。例えば唇にはちょっと黒っぽい口紅が塗ってある。
 わざと、悪役を演出してる。悪役とはちょっと違うかもしれないけど・・
 そういう細かい部分にも、彼の観客に対するスタンス、世界に対するスタンスが表現されている。

 観客が爆笑している最中にも、随所に彼のものの見方、考え方がにじみ出てくる。
 時に彼のパフォーマンスは演劇的ですらあり、世界観が垣間見える。
 そう、彼がどう世界を見ているのか、ってのが見えてくる。
   
 うん、だから、彼はもはや『アーティスト』だと思う。」

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なる。

折り紙。

2005-10-04 20:27:01 | フランス旅行
泊めてもらったエステルと、寝袋を貸してくれたピエールには折り紙をプレゼントしてきた。

正二十面体の各面に三角錐がくっついた立体。3×20で60面体だ。
30枚使いで、だいたい一つあたり45分くらいで作れる。

エステルには、こないだの集中講義の時間中に思いついた5色×6枚の完全対称バージョン、
ピエールには赤・白・青3色×10枚のフランス国旗バージョン。

去年は子供に会った時とかにバルーン作ってあげてたけど、今年はせっかく持っていったバルーンを作る機会は一度もなし。
代わりに、折り紙が役に立ってよかった。こっちは(うっかり潰されない限り)ずっと形に残るしね。

折り紙の本は、フランスの本屋さんにも置いてあったし、みんな(折り方は知らなくても)「オリガミ」の名前は知ってた。
折り紙というのもワールドワイドな日本文化の模様。

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でもなぜ自分はこの「オリジナル60面体」と「鶴」以外の折り紙を折れないんだろうか。。

言葉

2005-10-04 19:37:38 | フランス旅行
去年は、
「フランス人も普通に英語話す。」
「ヨーロッパ人は何ヶ国語も話す人がたくさんいる。」
という印象を持ったんです。

今年は、
「英語を話せないフランス人もたくさんいる。」
「日本人でも3ヶ国語くらい話せてしまう人はたくさんいる」
の二つが、強く印象に残りました。

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フランス語は、必要最低限の内容ならなんとか話せるようになってきた。
フランス国内をフランス語だけ使って旅行しても、困ることはあんまりなさそう。

でも。でも。

シャロンでCNACの3年生二人が台所で夕飯を作ってるのを眺めてた時。
二人が、熱っぽくフランス語でなにやら話してて。
一段落ついて、ふと片方のピエールがこっちを向いて英語で一言。
「芸術について話してたんだ。でもごめん、自分にとっても難しい話だから、英語には訳してあげられないや。

そうなんだよなー。
結局フランス語ができないと、フランス語を母国語としてる人たちと濃い話はできない。

ピエールは演劇学校出身で、演劇とサーカスの比較論?みたいなことを話してたらしい。
うー聞きたい。で自分もいろいろ話したい。

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昔大学の授業で、
「カナダでインテリやってるような人は、英語とフランス語両方できないと駄目だろうねぇ」
なーんて先生が話してたのを聞いて、「あぁ自分には無理だ。いいもん日本人だもん。」って思ってたんだけど

案外、世の中3ヶ国語くらい話せてしまう日本人は多いということに気付いてちょっとショックでした。
そういう人に、今回はちょろちょろ出くわしました。

驚いた。そもそも自分の周りで、英語以外の言葉が話せる人って全然いなかったし。
でも逆に考えたら、「いくつもの言語を話すということ」はそんな特別なことじゃないんだ、
やればきっと自分にもできるようになるはず、って思えるようになった。

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スペインで泊めてもらってた友達はエステルって名前のスペイン人で、この人も英語とフランス語が話せる。
さらに、バルセロナのあるカタルーニャという地方は
いわゆるスペイン語(=カスティーリヤ語)と、地元固有のカタルーニャ語の両方が公用語だから、
合わせたら4ヶ国語スピーカー。おぇーびっくり。

スペインでは「オラ!」=こんにちは、「グラシアス」=ありがとう などのカタコトスペイン語を使ってたんだけど、
しばしばうっかり「merci.」とか「Bonjour.」とかフランス語が出てしまった。

どうやら、まだまだ自分の中でフランス語はフランス語ではなく、
ただ「英語でも日本語でもない言葉」として認識されているらしい。

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言葉って、不思議。

コミュニケーションは必ずしも言葉だけで行われるものじゃないけど、
それでも人間の営みの中で非常に大きな位置を占めてる。

今回は「言葉の壁」をありありと感じるとともに、
その壁は崩しうるものなんだ、ということも実感してきました。


帰ってきましたー

2005-10-04 18:43:31 | フランス旅行
帰ってきましたー

最寄駅に着いてちょっと歩いた時。地元のにおいが懐かしくて、そのまま溶け入ってしまいそうでした。

おぉっ お風呂は腰掛けて体が洗えるっ。食卓には味噌汁がっ。
うにょー放置してた携帯には72通もメールがっ。しかもメーリスだらけ・・
なんでもいいや とにかく家だぁ。我が家だぁ。

と 一人興奮気味でした。笑

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フランス旅行記?は順次書いていこうと思ってます。
なんかポツポツとしかも壊れた英語での更新だったのに毎日たくさんの方々、チェックしていただいてありがとうございました

Nouveau Cirque

2005-10-03 05:54:37 | フランス旅行
OMAKE DESU.
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The juggling performance was not a juggling performance.
It was a real contemporary circus!!!!!

At first I was very surprised.
Why??Because there can be hardly seen juggling technique or circus technique.

It was like a theater, novel, dance, ,,,,,,,

However as I thought twice, that is what I had thought!!!!
I found what I once imagined!!!

Yes, that's the "nouveau cirque"!!!
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""
mata HongKong kara nanika kakukamo??
toriaezu OMAKE toiukotode


Paris, the final report

2005-10-02 17:41:35 | フランス旅行
So this is the last day I spent the time in Paris.

There were so many wonderful things that I unexpected in this only 2 weeks journey.
Those things are too many to write in English.
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Nihon ni kaettara mata kakimasu.Tonikaku hitasura gu-uzen to kou-un ni megumarete
Tottemo tottemo yokatta desu.
""""""""""""""""""""""""
Cirque Plume, which I heard that name last year from the circus school student,
is GREAT.

At the present, "Plic Ploc" is the show of Cirque Plume.
I saw it twice....

C'est Magnifique!!
It is so great!!


I hope someday they come to Japan.

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Today I'll go to see a juggling show with Mr.Keisuke Kanai,
who is the famous circus actor in France(but he is a Japanese).

Anyway, have a nice day, see you again in Japan!!
""""""""""""""""""""""""""""""
dewadewa-