忙しくてなかなか将棋部の研究会に顔出せないんですね。
今日は試験期間で研究会なかったんですが 自分は微妙に時間がなくもない状況だったので
東大の研究会に誘ったまままだ一度も学館で将棋を指したことのない大橋君と将棋を指す話をだいぶ前していたのです。
で、同じくヒマであろう小中学生に声かけて、いろいろ集めてるうちに
最終的には、早稲田や慶応からも集まって、みんなで総当りリーグやってました。
やっぱ横のつながりあるのいいですよね。せっかく同じ大学生なんだし。
+++++
某プロも呼んでみた。1切れをやった。
1-2で迎えた4局目。互いに端歩を付き合う相穴熊、残りは互いに8秒ずつくらい。
61にこっちの飛車がいて、相手は11玉12香14歩21桂22銀23歩32金42金の形。
何も考えずに、
13に銀を放り込みました。
①そんなとこに打たれるとは絶対考えてない。
②でも王様に近い位置だから一瞬焦る。
③さらに銀桂香のどれで取るかで一瞬迷う。
ので、メリットは十分。企業の人っぽい言い方をすれば、「ペイする」ってやつです。
もちろんいつもの彼なら「ありえねー」とか言いつつ0秒で取るところなんでしょうが
今日はそのまま固まってしまってました笑 で、呆れ笑いしてた。
+++++
まあそれはおいといて
将世のかたがみさんのコラムで、学生将棋の団体戦が紹介されてましたね。
ヒロセ的にも羨ましいらしい。団体戦。
でももちろんプロの世界は、強い人だらけだし対局料もらえるし、
何より何時間もの持ち時間があってじっくり考えることができて、羨ましい。
「やっぱプロは3時間とか5時間の持ち時間で対局できて羨ましいなぁ」
「でもオレ時間余りまくりですよ。」
笑。
+++++
ベンツ少年はなかなか面白い、と改めて思った。キャラクターがすごい。
演劇の理論にもあるんですが、「ギャップを作る」って重要な手法の一つなんです。
例えば、「威厳のある教師」ってあまり印象に残らない。「教師」と「威厳」というイメージは、結びつきやすいから。
それが、「気弱な警官」だったら?
警官なのに、気弱。そのギャップによって印象に残りやすくなったり、おかしみが生まれたりする。
「やけに足の速いお婆さん」でもいいし、「大食いの得意なネズミ」だっていい。
そうやって、「キャラクター設定」そのもので惹き付けてしまう手があるんですね。
++++
今日の総当りリーグは、最初の3局は5分30秒、あとは全局消化を目指して10秒将棋でやってました。
4局目くらいだったかな。
ぺん「少年、(ぼくと)やるか?」
少年「いえ、やりません。最後でお願いします。」
ぺん「なんで?」
少年「負けると引きずるので。」
計画的だねぇ。
+++++
少年は早指しが異様に得意です。1分切れ負けも余裕。
そして3回戦までもあっという間に消化。5分30秒よりも10秒将棋がやりたい模様。
ぺん「あんまり早く終わったから、次も5分30秒でやってみる?」
少年「いえ、もう3回戦終わったんで。」(真顔で頷きながら。)
+++++
外見は明らかに小学生なのに、中身はやけに大人びている。
綿矢りさの『インストール』にも用いられてますね、そんなキャラクター。
まあ、ベンツ君とはまた違った感じだけど。
+++++
ていうか小中学生みんな強かったなぁ。
そして麻布の後輩と少年はそのまま打ち上げに連れてってしまった。
早稲田の部員が何人かバイトしてるという、温かい雰囲気の居酒屋さんでした。
二人ともジュースやらお茶だったけど、もしも少年がジョッキ片手にししゃもとか食べてたら・・
あー 笑えるなぁ。かなり笑えます。すごいギャップです。
少年を知らない人は、ぜひキューピーちゃんが居酒屋で生ビール飲んで焼き鳥食べてる図を思い浮かべてください。
おかしいでしょ?笑
ちなみに少年はキューピーちゃんではありません。
+++++
それにしてもちびっ子たちはみなさん育ちがよろしいようで・・
どういう家庭に育つとこんなにしっかりするんだろうか、と感心してしまいます。
僕は大学1年の時、先輩を差し置いて自分のお皿にチャーハンを取り分けていてかたがみさんに頭を叩かれました。
かたがみさんにはいろいろ躾けていただいた気がする。そしてたくさん飲まされた気もする。
++++
それにしても東大の学館は寒いです。
ひっきりなしに外からの風が入ってきて、もはや室内ではありません。
東大将棋部は冬と夏はまともに活動できません。場所がないから。今度から早稲田に乗り込みます。
今日はいろんなとこから来てくれてたので カイロをまとめ買いして配ってみた。
が カイロくらいでどうにかなる寒さじゃありませんでした。
+++++
ところで最近とみに思うのだけど、1分切れ負けは面白いけど、
最後お互いに時間がなくなってまだまだ詰まない状況になると、あまり面白くない。
ここ1週間くらいになって、「ガード」(ヒロセ命名)という技があることに気付きました。
原理としては、お互いの手が盤上でぶつかるとお互い時間をロスしますよね。
だから、「自分の手番の時には手がぶつからないよう気をつけて、相手の手番の時は手がぶつかるようにする」と、
相手だけ時間を大量にロスしてしまいます。
切らし合いになるのも、
「駒が飛び散る中いかに正確に局面を記憶して、迅速に手を読み指し続けるか」
というのに挑戦するのが中学生の頃とかは楽しかったんですが
「ガード」なんて手があると(しかもこれはけっこう意図しなくても生じやすい)、
ちょっと切れ負けも将棋の本質から離れて面白みが半減してしまいます。
というわけで 1切れはやめて、2秒将棋とかに転向しようかな?せっかく新しい時計が作られたわけだし。
+++++
ちなみに1秒将棋は、76歩 34歩 33角成 とでもしておけば、
相手はびっくりして時間が切れてしまうのであまり面白くありません。
将棋の最低限の面白さを保つためには、
「相手がむちゃくちゃなことをやってきた時にそれを咎める余地がある」
ということが前提にならなくてはならない。
その意味で、2秒か うーん3秒はほしいかな?
+++++
ちなみにこんなこと書くといかにも僕が切れ負けで勝ってる人かのような印象を与えていそうですが、
この4年間、切れ負けの大会は3度参加して3度とも1回戦または2回戦負けしてます。
うーん、4年間まるで勝ってない・・
やっぱ大会なら、真面目にじっくり考える余地がある方が満足できると思われる。
+++++
途中にやってきた某君がリーグ表を見るなり
「いくらかかってるんですか?」
賭けてないから。。
+++++
まあそんな感じ?
今日は8人総当りでなんと28局!もこなせました。
ちゃんと企画して、きっちりこなすっていいですね。達成感があります。
臨時の研究会て感じでしたが 学館来てくださった方たちどうもありがとうございました。お疲れ様でした。
慶応の二人も、また来てね。
+++++
そして風邪は悪化・・
osmくんごめん。。
今日は試験期間で研究会なかったんですが 自分は微妙に時間がなくもない状況だったので
東大の研究会に誘ったまままだ一度も学館で将棋を指したことのない大橋君と将棋を指す話をだいぶ前していたのです。
で、同じくヒマであろう小中学生に声かけて、いろいろ集めてるうちに
最終的には、早稲田や慶応からも集まって、みんなで総当りリーグやってました。
やっぱ横のつながりあるのいいですよね。せっかく同じ大学生なんだし。
+++++
某プロも呼んでみた。1切れをやった。
1-2で迎えた4局目。互いに端歩を付き合う相穴熊、残りは互いに8秒ずつくらい。
61にこっちの飛車がいて、相手は11玉12香14歩21桂22銀23歩32金42金の形。
何も考えずに、
13に銀を放り込みました。
①そんなとこに打たれるとは絶対考えてない。
②でも王様に近い位置だから一瞬焦る。
③さらに銀桂香のどれで取るかで一瞬迷う。
ので、メリットは十分。企業の人っぽい言い方をすれば、「ペイする」ってやつです。
もちろんいつもの彼なら「ありえねー」とか言いつつ0秒で取るところなんでしょうが
今日はそのまま固まってしまってました笑 で、呆れ笑いしてた。
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まあそれはおいといて
将世のかたがみさんのコラムで、学生将棋の団体戦が紹介されてましたね。
ヒロセ的にも羨ましいらしい。団体戦。
でももちろんプロの世界は、強い人だらけだし対局料もらえるし、
何より何時間もの持ち時間があってじっくり考えることができて、羨ましい。
「やっぱプロは3時間とか5時間の持ち時間で対局できて羨ましいなぁ」
「でもオレ時間余りまくりですよ。」
笑。
+++++
ベンツ少年はなかなか面白い、と改めて思った。キャラクターがすごい。
演劇の理論にもあるんですが、「ギャップを作る」って重要な手法の一つなんです。
例えば、「威厳のある教師」ってあまり印象に残らない。「教師」と「威厳」というイメージは、結びつきやすいから。
それが、「気弱な警官」だったら?
警官なのに、気弱。そのギャップによって印象に残りやすくなったり、おかしみが生まれたりする。
「やけに足の速いお婆さん」でもいいし、「大食いの得意なネズミ」だっていい。
そうやって、「キャラクター設定」そのもので惹き付けてしまう手があるんですね。
++++
今日の総当りリーグは、最初の3局は5分30秒、あとは全局消化を目指して10秒将棋でやってました。
4局目くらいだったかな。
ぺん「少年、(ぼくと)やるか?」
少年「いえ、やりません。最後でお願いします。」
ぺん「なんで?」
少年「負けると引きずるので。」
計画的だねぇ。
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少年は早指しが異様に得意です。1分切れ負けも余裕。
そして3回戦までもあっという間に消化。5分30秒よりも10秒将棋がやりたい模様。
ぺん「あんまり早く終わったから、次も5分30秒でやってみる?」
少年「いえ、もう3回戦終わったんで。」(真顔で頷きながら。)
+++++
外見は明らかに小学生なのに、中身はやけに大人びている。
綿矢りさの『インストール』にも用いられてますね、そんなキャラクター。
まあ、ベンツ君とはまた違った感じだけど。
+++++
ていうか小中学生みんな強かったなぁ。
そして麻布の後輩と少年はそのまま打ち上げに連れてってしまった。
早稲田の部員が何人かバイトしてるという、温かい雰囲気の居酒屋さんでした。
二人ともジュースやらお茶だったけど、もしも少年がジョッキ片手にししゃもとか食べてたら・・
あー 笑えるなぁ。かなり笑えます。すごいギャップです。
少年を知らない人は、ぜひキューピーちゃんが居酒屋で生ビール飲んで焼き鳥食べてる図を思い浮かべてください。
おかしいでしょ?笑
ちなみに少年はキューピーちゃんではありません。
+++++
それにしてもちびっ子たちはみなさん育ちがよろしいようで・・
どういう家庭に育つとこんなにしっかりするんだろうか、と感心してしまいます。
僕は大学1年の時、先輩を差し置いて自分のお皿にチャーハンを取り分けていてかたがみさんに頭を叩かれました。
かたがみさんにはいろいろ躾けていただいた気がする。そしてたくさん飲まされた気もする。
++++
それにしても東大の学館は寒いです。
ひっきりなしに外からの風が入ってきて、もはや室内ではありません。
東大将棋部は冬と夏はまともに活動できません。場所がないから。今度から早稲田に乗り込みます。
今日はいろんなとこから来てくれてたので カイロをまとめ買いして配ってみた。
が カイロくらいでどうにかなる寒さじゃありませんでした。
+++++
ところで最近とみに思うのだけど、1分切れ負けは面白いけど、
最後お互いに時間がなくなってまだまだ詰まない状況になると、あまり面白くない。
ここ1週間くらいになって、「ガード」(ヒロセ命名)という技があることに気付きました。
原理としては、お互いの手が盤上でぶつかるとお互い時間をロスしますよね。
だから、「自分の手番の時には手がぶつからないよう気をつけて、相手の手番の時は手がぶつかるようにする」と、
相手だけ時間を大量にロスしてしまいます。
切らし合いになるのも、
「駒が飛び散る中いかに正確に局面を記憶して、迅速に手を読み指し続けるか」
というのに挑戦するのが中学生の頃とかは楽しかったんですが
「ガード」なんて手があると(しかもこれはけっこう意図しなくても生じやすい)、
ちょっと切れ負けも将棋の本質から離れて面白みが半減してしまいます。
というわけで 1切れはやめて、2秒将棋とかに転向しようかな?せっかく新しい時計が作られたわけだし。
+++++
ちなみに1秒将棋は、76歩 34歩 33角成 とでもしておけば、
相手はびっくりして時間が切れてしまうのであまり面白くありません。
将棋の最低限の面白さを保つためには、
「相手がむちゃくちゃなことをやってきた時にそれを咎める余地がある」
ということが前提にならなくてはならない。
その意味で、2秒か うーん3秒はほしいかな?
+++++
ちなみにこんなこと書くといかにも僕が切れ負けで勝ってる人かのような印象を与えていそうですが、
この4年間、切れ負けの大会は3度参加して3度とも1回戦または2回戦負けしてます。
うーん、4年間まるで勝ってない・・
やっぱ大会なら、真面目にじっくり考える余地がある方が満足できると思われる。
+++++
途中にやってきた某君がリーグ表を見るなり
「いくらかかってるんですか?」
賭けてないから。。
+++++
まあそんな感じ?
今日は8人総当りでなんと28局!もこなせました。
ちゃんと企画して、きっちりこなすっていいですね。達成感があります。
臨時の研究会て感じでしたが 学館来てくださった方たちどうもありがとうございました。お疲れ様でした。
慶応の二人も、また来てね。
+++++
そして風邪は悪化・・
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