2016年11月30日(水)、土橋章宏(どばし・あきひろ)著、『超高速!参勤交代リターンズ』(講談社文庫版)を読みました。「読んでから見るか!見てから読むか!」というキャッチフレーズがありますが、これは映画を見てから読みました。映画の各場面が思い出されて楽しく一気に読み終えることができました。映画を見ていない人にもオススメです。
2016年6月15日 第1刷発行、定価:本体750円+税。
本書は2015年9月、講談社から刊行された『超高速!参勤交代 老中の逆襲』を文庫化に際し改題・加筆・訂正したものです。
「5日で参勤」の難題をやりきり、命じた老中の顔を潰した湯長谷(ゆながや)藩の面々はのんびり帰路につくはずだった。そこへ老中が国許へ2日で戻り、さらに江戸城天守閣再建の沙汰を下す。絶体絶命の窮地に陥った藩主らは知恵を絞る。巨悪と対峙する痛快時代エンターテインメント。
この文庫版には文芸評論家の細谷正充さんの「解説」がついておりますので、著者やこの小説について詳しく知ることができると思います。
ところで、作品の「磐城湯長谷(いわき・ゆながや)藩」は実在の藩でした。仙台藩の白石城で開催された奥羽諸藩の裂藩会議に参加した14藩の中に仙台・米沢・二本松・棚倉・亀田・相馬・山形・福島・上山・一関・矢島(現・秋田県由利本荘市)・盛岡・三春と共に湯長谷(ゆながや)の名が記載されています。
http://deepazabu.blogspot.jp/2014/08/blog-post.html [Blog-Deep Azabu:超高速!参勤交代の麻布]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%AF%E9%95%B7%E8%B0%B7%E8%97%A9
[湯長谷藩:Wikipedia]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%97%A4%E6%94%BF%E9%86%87[内藤政淳:Wikipedia]
http://ameblo.jp/dobassie/entry-11685287035.html[湯長谷を舞台に選んだわけ:超高速なエブリディ!]