peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市我が家と大東町摺沢のヒアシンス 2015年4月15日(水)

2015年04月15日 | 植物図鑑

2015年4月15日(水)、一関市の我が家で妻が植栽しているヒアシンスが、ようやく見ごろを迎えました。蕾をもった状態で土中から伸びてきたように見えたのですが、2カ月ほどもかかってこのようになりました。

(下)一関市大東町摺沢のヒアシンス:散策中に見つけたヒアシンス

 ユリ科 ヒアシンス属 Hyacinthus:地中海沿岸からアフリカなどを中心に、西から中央アジアに約3種が分布する。ムスカリ属Muscariの花が球形で先端がつぼんでいるのに対し、本属は釣鐘状または漏斗状であり、シラー属Scillaの花被片が互いに分離しているのに対し、本属は基部が合着している。

ヒアシンス H.orientalis:地中海沿岸地域に分布する耐寒性の球根性多年草。本属中で、本属のみが園芸化されている。鱗茎から春に肉質の葉を4~6枚山し、その中心から太い花茎を出し、多数の花による総状花序をつける。原種の花色は青紫で、園芸品種にはさらに紅、桃、白、黄があり、早生種に’デルフト・ブルー’、’ヤン・ボス’、中生種に’レディー・ダービー’、晩生種に’カーネギー’、’シティー・オブ・ハーレム’などがある。花期:4月

栽培:石灰などで土壌を中性にして有機質を多く入れ、排水、日当たりのよい場所で栽培する。鉢植え、水栽培では、十分低温を与えないと、花茎はうまく伸びない。繁殖は自然分球による。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

 


一関市大東町摺沢のナルシッサス・バルボコジウム/ペチコートスイセン 2015年4月15日(水)

2015年04月15日 | 植物図鑑

2015年4月15日(水)、一関市大東町摺沢字雲南田の県道19号線沿いにある民家の庭にナルシッサス・バルボコジウム/ペチコートスイセンが沢山花を咲かせていました。

 ナルシッサス・バルボコジウム ヒガンバナ科 ナルシッサス(スイセン)属 Marcissus bulbocodium

別名:ペチコートスイセン。地中海沿岸原産の耐寒性球根植物。草丈:15~20㎝。花径:3㎝。花色:黄色。開花期:3~4月。特徴:原種系で、花弁が小さく、副花冠が大きく発達してラッパ形。育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。球根の植え付けは9~10月、鉢植えは深めに植え付け、戸外で霜に当てずに育てる。庭植えは夏の雨で腐りやすいので掘り上げる。[講談社発行「花を調べる花を使う・四季の花色大図鑑」より]

 


一関市博物館のサンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ 2015年4月12日(日)

2015年04月15日 | 植物図鑑

2015年4月12日(日)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215)の樹木園に立ち寄りました。国道342号線側に植栽されているサンシュユ(山茱萸)が、黄色い花を木全体にびっしりとつけていました。秋には真っ赤に熟した果実がとてもきれいです。

 サンシュユ(山茱萸) ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis

別名:ハルコガネバナ(春黄金花)、アキサンゴ(秋珊瑚)。朝鮮・中国原産の落葉小高木~高木。日本には享保年間(1720年頃)に渡来した。高さは5~15mになる。樹皮は帯褐色で鱗片状に剥がれる。葉は長さ3~10㎝の卵状楕円形で、先は鋭く尖る。裏面は有毛で、主脈の基部に褐色の毛のかたまりがある。3月頃、葉に先立って枝一面に散形花序をつけ、黄色の小さな花を20~30個密に開く。花序の基部に褐色の総苞片が4個ある。花弁と雄しべは4個。果実は長さ1.5㎝の楕円形で赤く熟す。用途:庭木、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 

 


一関市博物館のダンコウバイ(壇香梅) 2015年4月12日(日)

2015年04月15日 | 植物図鑑

(上)花柄が長い雌花。(下)花柄が見えない雄花

アブラチャンと似ているが、枝が太く、花のかたまりが大きく、花の色も鮮やかでぼってりしている。

2015年4月12日(日)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215)の樹木園に立ち寄りました。藤棚の傍に植栽されているダンコウバイ(壇香梅)が、黄色い花を木全体にびっしりとつけていました。秋には鮮やかに黄葉した葉がとてもきれいです。

(上)花柄が長い雌花、既に受粉して実の形になっています。(下)花柄が見えない雄花

 ダンコウバイ(壇香梅) クスノキ科 クロモジ属 Lindera obtusiloba

別名:ウコンバナ(鬱金花)、シロヂシャ。暖地の山地に生え落葉小高木。まばらに枝分かれして高さは3~7mになる。樹皮は暗灰色で滑らか。若枝は初め緑色で長い軟毛が密生するが、後に毛は落ちて灰黄褐色になり、皮目が多い。葉は互生し、長さ5~15㎝の広卵形で3脈が目立つ。多くは先が3浅裂し、裂片は鈍頭で全縁。葉柄は1.5~3㎝。3~4月、葉に先立って前年の葉腋に無柄の散形花序を1~3個つけ、芳香のある黄色の花を開く。雌雄別株。雄花序には6~7個の雄花がつく。雄花には花被片が6個、雄しべが9個あり、雌しべは退化している。雌花は5~6個ずつ付き、花被片が6個、仮雄しべ9個、雌しべが1個ある。小花柄には毛が密生する。果実は直径7~8㎜の球形で、9~10月に赤色から黒紫色に熟す。材は芳香があり、楊枝や細工物に使う。別名の「ウコンバナ(鬱金花)」は黄色の花が咲くことによる。用途:庭木、花材、薬用 分布:本州(新潟県、関東地方以西)、四国、九州、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

ダンコウバイの黄葉:さわやかな色合いの黄葉は、葉に先立って咲く花の頃に負けないくらい人目をひく。葉は長さ5~15㎝。

http://zasshonokuma.web.fc2.com/tagyo/ta/dankobai/dankobai.html [ダンコウバイ]

 

 

 

 


一関市厳美町「サハラガラスパーク」のトサミズキ(土佐水木) 2015年4月12日(日)

2015年04月15日 | 植物図鑑

2015年4月12日(日)、一関市厳美町のサハラガラスパークのガーデンには、様々な樹木や草花が植栽されており、四季それぞれに何らかの花を咲かせています。この日も、オトサミズキ(土佐水木)が、黄色い花を沢山咲かせていました。また、オオヤマザクラ(大山桜)と思われるサクラ(桜)フサザクラ(房桜・総桜)と思われる樹木が花を沢山つけていました。

 トサミズキ(土佐水木) マンサク科 トサミズキ属 Corylopsis spicata

自生のものは高知県にあるだけだが、庭木や切り花用によく植えられている。ヒュウガミズキ(日向水木)に似ているが、全体に大きく、高さは3~4m、葉は長さ5~10㎝。花期は3~4月(葉が出る前に黄色の花穂が多数垂れ下がってつく)。花穂は長さ3~4㎝で、6~8個の花が付く。花の色はヒュウガミズキより濃く、萼や花穂の軸には長い毛が多い。花弁は5個。雄しべの葯は暗紅色。果実は直径1㎝ほどで、ヒュウガミズキより大きく毛が多い。分布:四国(高知県)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]