2014年10月11日(土)、一関市博物館主催の史跡めぐり~磐井の里の石めぐり・第2回[真柴、花泉(老松)、藤沢(徳田、新沼)方面]が行われましたので、第1回[9月28日(日)千厩(奥玉、磐清水)方面]に引き続き参加しました。一関市博物館(一関市厳美町、道の駅「厳美渓」)に9時集合、一関市博物館の千葉次長の挨拶などを受けてすぐ出発。
最初の目的地は一関市真柴の鬼石、次は肋石(あばらいし)、兜石、背骨石、次に向かったのは龍神堂と坐禅石がある花泉町老松。バスで30分ほどかかるということでしたが、9:47時頃到着しました。龍神堂と坐禅石を見学した後は、「花と泉の公園」の花拓里(かたくり)の館で昼食休憩しました。12:30時に出発して、藤沢町徳田字前城(まえじょう)にある坊主石(ぼうずいし)の見学です。
坊主石の近くにマツブサ(松房)が黒紫色に熟した実を沢山付けていました。
坊主石(ぼうずいし) 一関市藤沢町徳田字前城(まえじょう)
町道沿いの水田にポッカリと突き出た半円形の石。高さが約4m以上ある地域のシンボル。旧道当時には、旅人の道しるべになったといわれる。
「昔、大地主の屋敷内に棲んでいた大蛇が、災いを感じとり、近くにあったこの石の上まで体を橋のように横たえ、主人を難から救った」以来、この石を棲み家に長い間棲んだが、ある時地主の庭に植えこまれている直径2mもあるケヤキの大木をつたい、そのまま昇天したといわれる。ちょうど、坊さんの頭に形が似ていることから、この名が付いたらしい。(「岩手日日」の「この石・この伝説」より)
マツブサ(松房) モクレン科 マツブサ属 Schisandra repanda
傷つけると松やにのような匂いがし、果実が房状につくので、この名がある。また、小さな球形の果実が房になってつき、黒藍色に熟すのでウシブドウ(牛葡萄)の名もある。
山地に生える落葉つる性木本。つるは右巻き。古いつるの表皮はコリク質になり、松やにのような匂いがする。葉は密に互生し、長さ4~10㎝の卵形または広楕円形で、厚くて柔らかい。先は短く尖り、縁には浅い鋸歯がある。6~7月、細長い柄の先に黄白色の芳香のある小さな花が垂れ下がって咲く。花は直径1㎝ほど。雌雄別株。花弁と萼片の区別はなく、合わせて9~10個ある。雄花には数個の雄しべ、雌花には10数個の雌しべがある。直径1㎝の球形の果実が房になってつき、10~11月に藍黒色に熟し、甘酸っぱい。果実酒や薬用にもされる。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮南部[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
[peaの植物図鑑:一関市千厩「秋の山野草展」のマツブサ(松房)2011年10月22日(土)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%96%E3%82%B5 [マツブサ(Wikipedia)]
http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-matubusa.htm [樹木図鑑:マツブサ]
http://www.botanic.jp/plants-ma/matubu.htm [shu(^^)Homepage,マツブサ]
http://takosan.sakura.ne.jp/d-matsubusa-09.html [マツブサ(マツブサ科)]
http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm152.htm [マツブサ(薬用植物)]