北上市展勝地公園・桜並木の桜
「染井吉野」 2008年4月22日
みちのく三大桜名所・北上市立公園展勝地・さくらの名所
100選・平成2年認定 」
現在地から珊瑚橋まで約2kmの桜並木を歩きました。
2008年4月22日(火)、「北上展勝地さくらまつり」が開かれている
北上市立花の市立展勝地公園に行ってきました。快晴であまり風もな
く、絶好の行楽日和でした。現地に着いたのが9時頃でしたので、あ
まり混まないうちに、ゆったりした気分で見て歩くことができました。
「さくらまつり」は、毎年4月18日から5月5日までおこなわれている
そうですが、一昨年は5月3日に行ったのに見ごろでしたので、桜の開
花が例年よりかなり遅かったようです。
この桜並木には、ソメイヨシノ(染井吉野)のほか枝垂れ桜のエドヒ
ガン(江戸彼岸)、ベニヤマザクラなど約1万本の桜が開花します。桜
の後に10万本もの紅白のツツジ(躑躅)が咲き誇ります。
北上市のホームページ:http://www.city.kitakami.iwate.jp/
「北上展勝地さくらまつり」「みちのく三大桜名所・展勝地さく
らまつり」「展勝地」などをクリックしてみてください。
展勝地という名称は、
この公園内にある陣ケ丘という小高い丘からの眺めが素晴らしく、
眺望のきいた名勝・景勝の地なので、展望の展と景勝地の勝をと
って展勝地と呼ばれるようになったと言われています。
大駐車場があるレストハウス側の
「市立公園・展勝地の桜」
入口(レストハウス前の大駐車場)から北上川に沿って続く約2kmの
桜並木、まさに
桜のトンネル
珊瑚橋に近い児童公園の傍らに建つ
桜の記念碑
「花満ちて80年」(モニュメント)
桜のトンネルを観光馬車が進む!「さくらまつり」期間中の毎日、
約30分間隔で桜並木の下を観光馬車が走ります。
歩き疲れた人たちも楽しそう!
対岸からワイヤーロープで吊るされて雄大な
北上川の川面を渡る
風の中を泳ぐ大小300匹もの鯉のぼり
北上川に鯉のぼりを泳がせる会提供
「さくらまつり」期間中毎年特別に運行される
観光船
鯉のぼりの下をくぐって往復します。
(北上川対岸より写す)
珊瑚橋(さんごばし)
北上市内から遠野方面へ向かう国道107号線の途中、北上川に架かる
ゲルバー式吊り橋で、春には展勝地の見事な桜並木が、冬には飛来し
た白鳥が眺められ、北上を代表する観光ポイントとなっています。
珊瑚橋から眺めた桜
北上川の右岸堤防上から見た珊瑚橋
(現在工事中)&展勝地桜並木
北上川右岸堤防上から見た桜並木と鯉のぼり
&観光船
珊瑚橋のすぐ近くにあるトイレ
「北上夜曲」の碑
展勝地レストハウスのそばに「北上夜曲」の石碑が建っています。甘く
せつない青春の愛唱歌「北上夜曲」は、昭和16年北上川から生まれまし
た。昭和49年に建てられたもので、五線譜が刻まれている歌碑は全国で
も珍しいといわれています。
レストハウス前の大駐車場に設営された
屋台の店
桜「ソメイヨシノ(染井吉野)バラ科 サクラ属
Prunus×yedoensis Matsumura
公園や緑地に植えられている落葉高木。幹は直立し、よく横に枝分
かれして、高さ8~12m、胸高直径50~80cmになる。若い枝や葉の裏
面、葉柄などに軟毛がある。
葉は柄があり互生する。葉身は倒卵状楕円形で、縁に2重の鋸歯があ
り、葉柄と葉身との接点に蜜腺がある。
花は4~5月に咲き、葉が出る前に枝全体に付く。花弁は5枚で淡紅白
色。オオシマザクラとエドヒガンの雑種といわれ、桜の代表的な種類
である。江戸時代の末、東京の染井村の植木屋が吉野桜という名で売
ったのが始まりといわれている。
盛岡市の高松池公園や岩手公園のサクラはソメイヨシノで、4月下旬
に見事な花を付ける。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦
編著)より]