一関市「千厩野草会」のショウジョウバカマ(猩々袴)
2009年3月21日
2009年3月21日(土)、一関市千厩ショッピングモール
・エスピア(一関市千厩町千厩字西小田)で開催された
千厩野草会(会長・金野昌敏)の「雪割草展」で、
雪割草と寄せ植えのショウジョウバカマ(猩々袴)を
拝見しました。野生のものは、後1カ月ぐらいしないと
見られないと思います。
一関市厳美町自生のショウジョウバカマ(猩々袴)
2009年3月31日
2009年3月31日(火)、一関市厳美町にある里山の
ミズバショウ(水芭蕉)群生地で、ショウジョウバカマ
(猩々袴)が花を咲かせようとしていました。
場所は、国道342号線を一関市街から須川温泉/真湯温泉
方面へ進み、「骨寺村荘園案内所」前の分岐点で県道49
号線(衣川/前沢方面)へ曲がり約2kmぐらいの雑木林の
中。今まで何度か行ったことがある所です。
ショウジョウバカマ(猩々袴)ユリ科 ショウジョウバカマ属
heloniopsis orientalis
山野のやや湿った所や渓流沿いに生える常緑の
多年草。根生葉はロゼット状に多数つき、倒披針
形で長さ7~20㎝、幅1.5~4㎝あり、冬も枯れな
いで残る。ときに古い葉の先端から新しい苗が
できるという特性がある。
春、根生葉の間から高さ10~20㎝の花茎が立つ。
花茎は円筒形で葉はないが、数個の鱗片葉をつけ
る。花被片は6個あり、線状倒披針形で長さ1㎝ぐ
らい。質は厚い。花の色は淡紅色から濃紅色まで
変化が多く、白色のものもある。(「シロバナシ
ョウジョウバカマ」として記載されているものと
は異なるとのこと。)雄しべは6個あり、花糸は
花被片と同長か、やや長い。
花が終わると花茎は伸び30~40㎝ほどになる。花
被片も緑色になって残る。子房は円形だが朔果に
なると3つに深くくびれる。種子は線形で両端が尖
り、長さ5㎜ほどである。
和名の「猩々袴(しょうじょうばかま)」は、花
の色を猩々の顔の色に、下部の根生葉を袴に見立て
たものだという。別名:ユキワリバナ、カゴバナ。
花期:3~6月。
分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮。
[殖やし方]株分けや実生によるが、葉先を用土に
埋めると新芽のむかごができるので、これを外し
て肥培してもよいとのこと。
ショウジョウバカマ属Helonopsisは、日本から
台湾、朝鮮に数種類が分布、日本には変種を含めて
5種ほどが自生する。ショウジョウバカマの変種と
しては、花が白く葉が薄めで縁が波状になるシロ
バナショウジョウバカマが本州と四国に、
花、葉ともやや小型のツクシショウジョウバカマ
(別名:ヤクシマショウジョウバカマ)が九州に
分布する。
近縁種で葉や花ともに極小で晩秋に開花するコショウ
ジョウバカマは沖縄から石垣島、西表島、
台湾に分布する。
中国原産種でよい香りがする「ニオイショウジョウバカマ」
の和名で流通する種は、別属のユピシランデュラ属の
植物。
2009年3月21日
2009年3月21日(土)、一関市千厩ショッピングモール
・エスピア(一関市千厩町千厩字西小田)で開催された
千厩野草会(会長・金野昌敏)の「雪割草展」で、
雪割草と寄せ植えのショウジョウバカマ(猩々袴)を
拝見しました。野生のものは、後1カ月ぐらいしないと
見られないと思います。
一関市厳美町自生のショウジョウバカマ(猩々袴)
2009年3月31日
2009年3月31日(火)、一関市厳美町にある里山の
ミズバショウ(水芭蕉)群生地で、ショウジョウバカマ
(猩々袴)が花を咲かせようとしていました。
場所は、国道342号線を一関市街から須川温泉/真湯温泉
方面へ進み、「骨寺村荘園案内所」前の分岐点で県道49
号線(衣川/前沢方面)へ曲がり約2kmぐらいの雑木林の
中。今まで何度か行ったことがある所です。
ショウジョウバカマ(猩々袴)ユリ科 ショウジョウバカマ属
heloniopsis orientalis
山野のやや湿った所や渓流沿いに生える常緑の
多年草。根生葉はロゼット状に多数つき、倒披針
形で長さ7~20㎝、幅1.5~4㎝あり、冬も枯れな
いで残る。ときに古い葉の先端から新しい苗が
できるという特性がある。
春、根生葉の間から高さ10~20㎝の花茎が立つ。
花茎は円筒形で葉はないが、数個の鱗片葉をつけ
る。花被片は6個あり、線状倒披針形で長さ1㎝ぐ
らい。質は厚い。花の色は淡紅色から濃紅色まで
変化が多く、白色のものもある。(「シロバナシ
ョウジョウバカマ」として記載されているものと
は異なるとのこと。)雄しべは6個あり、花糸は
花被片と同長か、やや長い。
花が終わると花茎は伸び30~40㎝ほどになる。花
被片も緑色になって残る。子房は円形だが朔果に
なると3つに深くくびれる。種子は線形で両端が尖
り、長さ5㎜ほどである。
和名の「猩々袴(しょうじょうばかま)」は、花
の色を猩々の顔の色に、下部の根生葉を袴に見立て
たものだという。別名:ユキワリバナ、カゴバナ。
花期:3~6月。
分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮。
[殖やし方]株分けや実生によるが、葉先を用土に
埋めると新芽のむかごができるので、これを外し
て肥培してもよいとのこと。
ショウジョウバカマ属Helonopsisは、日本から
台湾、朝鮮に数種類が分布、日本には変種を含めて
5種ほどが自生する。ショウジョウバカマの変種と
しては、花が白く葉が薄めで縁が波状になるシロ
バナショウジョウバカマが本州と四国に、
花、葉ともやや小型のツクシショウジョウバカマ
(別名:ヤクシマショウジョウバカマ)が九州に
分布する。
近縁種で葉や花ともに極小で晩秋に開花するコショウ
ジョウバカマは沖縄から石垣島、西表島、
台湾に分布する。
中国原産種でよい香りがする「ニオイショウジョウバカマ」
の和名で流通する種は、別属のユピシランデュラ属の
植物。