本棚の裏の小部屋

大人の広汎性発達障害の
確定診断を受ける前も受けた後も
相変わらず冴えない日々を送っています

人魚説

2011-07-07 | 日記
遠野などに行きますと
昔、川には本当に河童が住んでいたのじゃないかとか
ふとそんな空想を思い巡らしてしまう雰囲気を感じます。

でもその場で少し考えれば済む事を、その後も
走る車中で延々とそれに付いて考え続けてしまう自分の気質が嫌です。

気になり始めると止まらず、しまいには
「人魚や河童って本当に居たと思う?」とか、分かる筈も無い難題を夫に吹っ掛けます。

だって、ミイラが残っている神社とかあるじゃないですか。
本当に存在しない生物なら、こんなに目撃者の数も多くないだろうし。

でも夫は、霊感的には決して鈍感ではない人の割に非常に現実主義者なので

「日本人は器用だから、きっとあれくらいのもの(ミイラ)を造れる人が居た筈だ」

なんて事を言います。
けれど私には、この説が今迄聞いた中で最も信憑性を感じた、というかウケました。

あ~そうね、きっとそうだ。そんな人が複数人居たに違いない。
『この精巧な作り物に皆がだまされている。俺の技術どうだ、どうだ』 的に競い合う人達が。

でもやはり、おじいちゃんおばあちゃんの世代には
そんな不思議な生き物が、そこいら中で活動しまくっていたと想像するのも楽しいものです。

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【追記】↑調べたら夫の言う通り、江戸時代にミイラ造形師が作った物との事でした。