日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

確かに大雨だが・・・

2009年07月18日 | ハプニング
天気予報は当たったが、予想外の集中豪雨。ちょうど帰社時間とぶつかってしまった。

道路には側溝がつきものだが、ない・・・・。たちまち道は川と化す。車は水の中を走る羽目に。当然ながら大渋滞。側溝があっても、ゴミが側溝のふたを塞いでいる。

今日は出張者と食事の約束もあり、出かけなくてはいけない。マンションを出ると雨は横から、たちまち服はびしょぬれ。歩道も車道も水溜り。仕方なく水の中を子供のようにじゃぶじゃぶ歩く。半ズボン、スリッパ姿の人をみて、なるほど、感心
と感心してしまう。

食事の店では靴と、靴下を脱くしかない。その後カラオケへ。そこではスリッパに履き替えた。いやはや、こんな時にもお客さんは多い。みんな熱心だ。(人のことは言えないが・・・)

帰りは、お決まりの足裏マッサージにご案内。靴は袋に入れて、情けなくスリッパで帰る。これも思い出だと笑うしかないか。

それにしても。これだけの都市で・・・何が原因でマヒするか想像もつかない。



独特のけだるさ

2009年07月14日 | 比較文化
説明しようもない“けだるさ” 中国でというわけではないと思うが、異国の地で生活するとあるのでは? 妙な“けだるさ”が定期的に訪れる気がする。

見た目が東洋人という普段の近親感を裏切るような事、その原因は些細な事なのだ。 だが・・・日本と中国の文化の違い? 歴史の違い?いずれにしろ中国人と私の常識という基準の差を明確に感じる時だ。日本人だろうと中国人だろうと人それぞれ、こだわるようなこともないことだが。なんとも説明できない。

ただ、これは日本企業で働く中国人は日常的にあることかもしれない。なにせ上司が日本人。『いっそ日本人はいなくなれ』というのが本音では。ここで愚痴るのではないが、お互い様だと思う。

外国で暮らすこと、この視点を変える必要があるのだろうが、未だ見つけることが出来ない。日本にいても、故郷に帰りたいと願う。“故郷”心地よい言葉だが、この辺にそのヒントがあるような気がする。 




逃げる牛をUFOが狙う・・・

2009年07月11日 | 庶民生活
勝手なテーマでスタート。 昨夜修理中であったUFOがライトアップされていた。いやいや、こう来たか・・・・ 今中国では観光に力を入れており、大連でもいくつかプロジェクトがあると聞いている。多分その一環だと思う。

実はライトアップの写真は昨夜の散歩が終わって帰ったときには消えており、今日改めて挑戦。乞うご期待!!

修理が終わったかと散歩に出かけたが、依然立ち入り禁止。で、今日の散歩の風景をご紹介。この牛、お金持ちが寄付したものと聞いている。

今日、予定したコースは全て歩くには荷が重い。まず、バスで海まで移動。


目的地である山のふもとの海水浴場で下車


山道を登り、牛(董牛飛天)の入り口。見事に整備されている。


ここで見たのが、新たに開発され地元でも話題の地区。
五つ星のホテルを中心に、高級マンションと別荘。映画館、バー街も出来るという。すでにお分かりと思う。昨日テーマにしたインテル、欧米系をターゲットにしたものだ。



なぜか突然蛙の写真
スーパーの水槽で泳ぐ蛙たち。



手抜きながら、写真をお楽しみいただければ。



夜の風景

2009年07月11日 | 比較文化
昨夜は夜の街を歩いてみた。休み前、蒸し暑い日となると夕涼みに夜の動きが活発になる。

夕涼みの方法も、散歩、夜の海水浴(後日改めて紹介)、広場で羽けり等々、今日紹介するのは、歩道での食事。

歩道はレストランになったり、駐車場になったり。すでに歩道ではなくなる。(完全に私物化) ⇒ 中国で歩道が広いのは歩道ではなく、多目的だから。 

全てのレストラン(食堂が近い)は夏場になるとテーブル、イスを歩道いっぱいに広げる。焼き場は車道に設置するところも

これが立ち並び、すごい人だかりとなる。なにせ、みんな声がでかい!!

今日は食事には遅い時間で、ビアガーデンに姿を変えているようだ。ただ、日本人のようにビールをがんがん飲むことは少ない。かといって、白酒の人は少ない気がする。そんなにお金は使えない事情もある。







メニューは焼き物が多い。他には(食材を混ぜ合わせて、薄味で煮たもの)?
(おでん風・・・)?。 食材は、羊、鳥の肉や、海鮮、野菜類と豊富。“みんなでバーベキュー”状態。全て炭火焼。一帯は煙りがたちこめ、夕涼みと言えるかどうか


みんな楽しそうだ。






インテル動く!

2009年07月10日 | 経済動向
2年前、インテルが進出するといって沸いた大連。欧米人をターゲットにした、飲食店の開店。マンションは大型化(大きい部屋を好む)、ホテルは五つ星(幹部クラスは高級ホテルしか利用しない)へと改装工事・・・・なにせ、関係会社を含めると3万とも5万とも言われ、大騒ぎしていた。

そうしてる間に、同時不況へとまっしぐら。インテルの話は静まりかえっていたし、話題にも出てこなかった。

だが、ここに来て動きが・・・・インテルの関連会社がいよい進出してきているようである。私が住むホテル兼マンション。普段はホテル利用者を含めても、日本人、韓国人、中国人の構成。(ほぼ均等) 欧米系は一人も見なかった。最近どでかい欧米系の男(米か欧か判断できない)が増えてきた。インテルの関連会社の社員だそうだ。韓国、中国人よりも愛想はいい。

報道では中国経済は好調なようだ。09年度経済成長率も6%台から8%に戻るような話も出てきている。大連に有る企業も残業が復活したとか聞く。これも事実だが、ただ、企業税収のデータでは大幅な落ち込み。失業者は相変わらず。大卒の就職難、等々。この辺の不一致があり、正直、いいのか悪いのか判らない状態だ。

結局は先が見えないということか。でもインテル。日本人街を欧米の街に変えるのか?



情けな~い ニュース

2009年07月07日 | 庶民生活
先日、娘とのチャット。『父(私のこと)・・・ブログ見てるけどマジ?』 『ウソを書くもんか・・』 『そうよね。父はウソは書かんよね。』(ニンマリ) 

ということで、娘にささげる、笑える(?)情けないニュース!

その1
5日付の中国紙・南方都市報(深センA8面)によると、広東省深セン市の警察はこのほど、日本人男性の裸の写真を撮影して30万元(約420万円)を脅し取ろうとしたとして、男性と同居していた女ら4人を拘束した。 羅湖公安分局管内の警察署に1日、日本人男性が助けを求めて駆け込み、犯行が発覚した。この女は「1年以上同居していたが、男性がけちで、金をあまりくれなかったので、友人と共に恐喝した」と供述しているという。 警察は4人から、脅し取った10万元(約140万円)と写真などを押収した。

実に馬鹿らしい話。お前は日本男児か・・・情けない。いかに日本人がカモにされているか。 ああ~っ 情けない! 恐喝してでも日本人からお金を取れということか。


その2
四川省成都市で6月5日午前に起きた路線バスの火災
60歳台前半の男が車内にガソリンを持ち込んで火をつけた。

娘から仕送りを減額されたことで自暴自棄となって他の乗客を巻き添えにして自殺を図ったという。

ここまでは、生活が相当苦しかったのだろう。娘も不景気で仕方なかったのでは・・・かわいそうな親子と同情し、田舎はこれが現状なのかと考えた。

ところが、
この父親、正業に就かず娘からの仕送りに頼って生活。しかも、仕送りをギャンブルや買春に使っていた。それを知った娘が激怒し09年に入ってから送金を減らしたという。オチを作ったような話。


必死で働き、中には若くして売春までして親に仕送りする娘たちもいる。実は中国ではその数は相当あるのだ。そのお金で親が買春とは・・・・男という動物は本当に馬鹿だねぇ~

コメントのしようもない程情けない話。こんな話を娘にささげるか?



銀杏の木 今年はがんばった!

2009年07月07日 | 庶民生活
私のマンションの前の道(金馬路)は直線で数キロあり(適当ですいません・・・) その両側は銀杏の木が立ち並ぶ。毎年銀杏の実がなり、通勤バスを待つ合間に、もうそろそろか? まだ早い と話題になるのである。

日本では、ビールと枝豆が定番だが、ここでは“ぎんなん塩焼き”。これがうまい。

この実の所有者は定かでないが、ある時期になると、打合せたように、棒と袋を持った人が収穫して帰る。何分にもこれだけの木、もめごとは見たこともない。いずれにしろ、何がしかのルールがあるように思う。早いもの順?ではないと思うが・・・




今年は実の数が多いこと。去年は実を探しながら見ていたが、今年は写真の通り。大豊作だ。排気ガスが増えたから? まさか・・・・ね





新型インフルエンザで感電死・・・?

2009年07月06日 | ハプニング
中国浙江省杭州市内の病院で新型インフルエンザ感染による死亡と疑われていた女性患者(34)が実は感電死だったと明らかにした。この人、中国本土で新型インフルエンザによる死者第一号と言われていたそうだ。

インフルエンザの症状は回復していながらも、1日に病室の洗面所で死亡。当局が死因を調べた結果、シャワーを浴びている最中に電気回路が漏電、感電したそうだ。

実は・・・私も、一昨年、社員の弟が道を歩いていて、水溜りに入ったとたん、感電死するという事故を経験し、雨上がりの散歩の途中、目の前の電柱のトランスがいきなり火を噴いた事もある。

建築中のマンションが倒れるくらい雑な工事。でも200v(日本は100v)の電気は怖い。まして、雨が降ると道は小川となり、水溜りは避けようがないくらい。雨の日は怖いのだ。この記事を見てシャワーも注意しないといけない。

これが、新型インフルエンザの関係者だからこそ表に出た話。電気は見えない。闇から闇の話は腐るほどあるに違いない。


ついにここまで来た。交通渋滞!

2009年07月06日 | 経済動向
ついこの前、急増する車をテーマにしたばかり。すでに遅かった感がある。

今日会社から開発区への帰り道。高速道路を走る途中、前方で車の渋滞。誰もが事故だと思い込んでいた。しばらくしてどうも様子がおかしい。事故でもない。検問だという話も。ちょうど、新疆ウィグルでの暴動もあった、北朝鮮も近く、脱北者の捜査か? 政府の幹部が通るのか? 車の中はいろいろ飛び出して、いい暇つぶしとなった。ただ、これが中国、半分本気だ。

約30分、あっさり車が動き出した。

ちょうど同じ頃、同僚が大連市内より開発区を目指していた。何と、大連市内はインター周辺で大渋滞が発生。身動きできなかったという。つまりは、市内の交通をコントロールするために、市内に通じる高速道路を一時的に閉鎖していたのだ。

このようなことは初めて。ということは・・・・これから頻発することは間違いない。

それにしても、ここは高速道路だ。高速道路の途中で車を止めろというから怖い!






大いに反省・・中国での生活

2009年07月05日 | 庶民生活
昨日、ご無沙汰していた師匠よりお誘いがあり一緒に食事することに。

海外で、日本人が仕事する悩みは共通したものがる。文化の相違・コミュニケーション。これは海外で仕事を進めるにあたり、じわじわ押し寄せ、わが身を苦しめてくる。通訳がいるじゃないか・・・・そんなものじゃない。

社員と直接コミュニケーション出来なければ、仕事が出来るわけがない。
①怒る時は直接自らの言葉で怒りたい
②通訳の人間関係で左右されたくない
③部下だって直接話をしたいはず。その環境を作りたい
④通訳の理解度以上には相手には伝わらない。

その原因は全て私自身にある。通訳や社員が悪いわけではない。

今日は某会社の総経理も一緒だった。この方はすごい。同様の問題を持ち、そのために中国語を猛勉強。まず私と姿勢が全く違う。

この方酒は強い。でも遊びに出るわけでなく、仕事が終わると中国語の勉強。短期間で、読み、書きまで。通訳もなく、250名を超える会社を日本人一人で経営されている。“日本人同士の人の弊害”もなく、その姿勢と方針はゆるぎないものがある。いやはや強烈だった。確かに解決策は明確である。大いに反省させられた。

やはりいつもの話題もでた。100%信用することはなく、性悪説で飴とムチ。奥は深い。



UFO 修理中

2009年07月04日 | 経済動向
いつもの散歩道は写真のとおり、未だ修理中。街中に行ってみた。今日のテーマは車!

中国の車の販売台数は毎年うなぎのぼり、さすがに大型車は頭打ちだが、小型車の販売台数は急増している。だんだん庶民の手の届くところになってきているようだ。スーパー前の広場では車の臨時販売。7万元~12万元の表示があった。(100万円~170万円台)



ただ、写真のとおりの交通渋滞。こちらも日増しに激しさを増している。食事の時間のレストラン街は、もともと駐車場はなく、歩道に駐車する。広い歩道も歩けたものじゃない。


一方、これもスーパー周辺の道と歩道。中国の真骨頂、人の迷惑顧みず歩道も車道も出店の行列。車も人もジグザグに進む。




これが中国のエネルギーなのか。




個人旅行解禁に思う

2009年07月04日 | 庶民生活
NHKで、中国の個人旅行解禁を取り上げていた。7月1日より年収350万円以上の人に個人でも海外旅行に行けるようになった。(従来は団体、添乗員付き)

中国人の本音は、欧米が人気。役人の子供たちの留学先を見ればわかる。ただ、日本は近い。それに目的は買い物。日本製が世界でトップということは認識されている。年収を稼ぐための賄賂の品物を含め、その購入金額、数はすごいらしい。彼らは使う時は使う。日本に行った時は確実に使う時である。

同じブランド品は中国でもあるじゃないか・・・・と言いたいが、はっきり答える。『偽物が多いから』 そうですね。

意外なのが、豊かな自然を求めて・・・ ? 逆にこれは中国に求めていた様な気がする。北海道が人気の理由は、広大な台地だそうだ。?? 日本は中国の25分の1しかないのに。

美しい国日本。きれいな自然といったところか。日本人として大切にしなくてはいけない。

ただ、この年収350万? 二重経済の中国。この年収とは表の年収のことか?

中国の法律、規定は、大雑把な部分と事細かい部分とあるように思う。それとまた、運用は別。ここが中国らしく、難しいところだ。地方政府の運用細則で異なり、賄賂、人間関係、まぁ~ まぁ~の世界が存在する。何の根拠もない350万だと思うのだが・・・ ただ、表の年収350万であれば、裏をあわせると相当の額ということは間違いない。日本の脱税額の非ではない。

いずれにしろ、日本で消費してもらう事はさることながら、、きれいな日本、マナーを守り、礼儀正しい日本人(中国人と比べて・・)と接して欲しい。

概して、日本に行った事のある中国人の反応は、長期滞在で文化的ギャップでつらい思いをした人意外、ほぼ満足し、もう一度行きたいとうのがほとんど。

富裕者層といえども、正しく日本を知ってもらう機会が増えることはいい事だ。


早速遭遇!公安の立入り

2009年07月02日 | 庶民生活
前回の記事をアップした後、お客さんとともに5名で食事、その後カラオケへ出かけた。

なんと、早速、そのカラオケに公安の立入り調査があった。いつもは点灯しない照明がつくや、彼女達の反応は早かった。すでに指導があってるようだ。5名いた女の子は2名になり、その二人も部屋の隅に立った。短時間でその照明は消え、元の位置に。意外と短時間。とりあえず脅しか?

お客のそばに座ってはいけない。露骨な服装はいけない。その他いろいろな指導があるようだ。

非現実的な、とってつけたような調査。全く現実離れした光景を見た。公安の調査のニュースは今日見たばかり、それをブログにアップして、その直後の出来事で、さすがに驚いた。今回は徹底的に規制するのかもしれない。以前は服装まで規制があったとは聴いたこともない。

いきなりの規制でお店の女の子も困ってる様子だった。ちなみに、今日は数日後の浴衣祭りのために準備した浴衣姿だった。前倒しということだ。

とは言え、私は公安の人と中国式カラオケで酒を飲んだこともあるが、『あのね~』、私ら日本式カラオケよりもひどいんじゃないの・・・・いい加減、建前と実態ともう少し近づけてほしいものだ。

いずれにしろ遊びの世界。度を過ぎるなということではあるが。



またもや、取り締まり強化

2009年07月01日 | 庶民生活
『中国公安当局は先週末から、10月1日の建国60周年を良好な社会環境で迎えようと、全国で売春の摘発強化に乗り出した。足裏マッサージ店やナイトクラブなどを重点的に取り締まる。こうした「社会浄化」活動は、昨年の北京五輪開催前にも実施。今回は約3カ月間にわたり、売春あっせんや未成年への売春強要にかかわる組織や人物のほか、美容サロンやホテルなど売春の温床とみられる施設を標的に摘発を強化する。中国では、年平均14万件以上、1日当たり約383件の売春が摘発されているが、撲滅は難しいのが実情だ。』 とのニュース。

その前に、大連では9月10日、ダボス会議があるらしい。体面を気にする中国、道をきれいに整備し、建築中の建物でさえ、外観を整えさせる。こん回のニュースは本気でやる事の意思表示だろう。

もちろん、普段からいろんな対策はあるものの、あまりに問題が多岐に渡り、重点的にといったところ。とは言え、恥ずかしながらその犠牲者は日本人と言うのが相場。困ったものだ。日本人の異文化交流、経済支援は止まるところを知らない。

ただ、それで田舎の家族の生活を支えている人は多いのも事実。いい悪いは別にして、その対策は取られるわけもない。単なる笑い話ではなく、それが現実の世界。