日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

あまりにもストレートでは?

2009年07月20日 | 比較文化
先週の共産党のお偉方と会食した時の話

中国は行政組織と共産党組織があり、なかなか把握しづらい所がある。力関係としては共産党組織の方が上であるようだ。

その方、いろいろ意見交換する中で、『去年の納税額はいくらですか?』『今年の納税予定額は?』と来た。

いや~ ストレートな質問だ。いかにも中国らしく、共産党らしいと感心するしかない。日本であれば、売上は? 業績はどうですか?となるであろうに。

会社というのは共産党を支える為に税金を納めるべきもの。つまりは金づるということか?


地球アゴラ (取材二日目)

2009年07月20日 | 比較文化
土曜の夜、大連市内の夜の海水浴を取材し、今日は一人旅で紹介した金石灘(大連で一番きれいな海水浴場といわれる)と、地元、開発区の海水浴場を取材。まさか、あの思い付きのドライブが下見になるとは思いもしなかった。

集中豪雨から一転、真夏の海水浴日和。正直なところ、素人が勝手にプレッシャーを感じながらの取材である。撮影部のスタッフは一生懸命、私の役割は、これを撮って、あそこをインタビューして・・・質問は・・・取材がこんなに大変かと思い知った。途中、日本と電話でディレクターのN氏と打ち合わせしながら確認をとる。放送は微々たるものであろうが(そこは承知)、いい素材を送りたいとスタッフ一同日焼けしながら、水を補給しながらの取材となった。私はメーカー畑の人間なだけに、もの作りの妥協は抵抗がある。それ以上に撮影部はさすがにしつこくカメラを回す。もういいよと何度言ったことか。

放送前に全てを暴露するわけにはいかないが、取材中のハプニング。これは私のブログのテーマとして紹介したい。

写真は何も人が多い海水浴場を見てもらうためではない。次の写真を見て欲しい、中央は大型ブルトーザーである。この日は日曜日の午後、海水浴場で一番人が集まる時、どうしてその真ん中でブルトーザーが海水浴場の整備をするのか。その前後を水着をした人は走って横切るのだ。警備員・・・(笑) いるもんか! そんな人。運転手だけだ。

当然カメラを回してもらったが、いかにも中国・?? いや、これは??
お役所から仕事を発注したのだろうが、それだけ。やる方も、人の迷惑お構いなし。ましてや、それに大してクレームも出ない。 これが日本なら・・・・・???

取材は私の自己満足の中に無事終了した。疲れきったスタッフは口数も少なく、真っ黒に日焼けしている。何本の水を飲んだことだろう。『みんなお疲れ様』である。やり遂げた満足感から、放送後、日本式に打ち上げをしようと約束して解散した。

昨日今日、知り合った、日本人と中国人。どこまで共通認識を持てたかわからないが、もの作り(素材作り)のなかで、この一体感を体験できたことは、地球アゴラの放送以上に得るものは大きかったような気がする。

放送後にまた、取材裏話を紹介したい。