日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

ツケ回し

2011年09月22日 | 比較文化
ニュースを並べてみれば
中国の自動車保有台数が1億台を突破  (他トラック、バス等を加えると2億1,900万台) 今年1月から8月までの平均で、中国全土で毎月123万台増加した。

現在中国でプライベートジェットが90機以上あり、今後10年でアメリカを追い越す見込み。

今日の成長の過程で、農村部から余剰労働者が無限に供給されたのだが、今は“有限の余剰からの供給”に変わったとの報道。 就業者も製造業ではなく、サービス業の増加が著しい。 (以上ニュースより)

一人っ子政策のみならず、社会の構図はいたるところで大きく変化しているようだ。 確かにその力、変化はすごい。 自分の周囲でいきなり裕福な人が出てくると、我も我もと株だ、不動産だ。 そちらもうまくいっていたようだ。 拝金主義と面子が絡みあい、車、飛行機まで。 みんな乗り遅れまいと目を丸くしている。 こういう意味では国民一致団結した経済発展と言える。

このまま成長が続けば全て順調なのだが、そろそろ一息つきそうなムード。 バブルなのか、地に足が着いた成長か? 社会も個人もしかり。 成長が止まれば・・・・

私が心配なのは、中国人的発想。
日本人が建物を作る時、室内の机のレイアウトまで考え、必要な範囲で計画する。(一般的に) 中国人は、作りながら考える。 しかも、うまくいった場合(会社が拡大)の上限を見る。 実際、出来上がりを見て、どこもかしこも無駄なスペースだらけ。(日本人が見ると) 一人しかいない部屋がとんでもなく広かったりする。 

この発想で工場用地としての土地開発を行えば? それが全国でいまだに進められている。 確かに今までは、それでも足りない状況になった。 でも、そろそろではなく、既に飽和状態では? 人はサービス業に流れていく中で、従来以上の次のレベルで広大な土地開発を行い、各地で企業誘致合戦を展開している。 マンションもしかり、1棟ではなく、マンション群を作る。







このツケがどこにどう出てくるのか。 これ以上外国企業(外国人)を巻き込んで欲しくないのだが。 


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