日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

レンタル老人

2010年07月15日 | 比較文化
上海万博でさすが何でもありの仕事が登場 「レンタル老人」

高齢者の付き添い1人に優先入り口からの入館を認めていることに目を付けた商売。

ニュースは下記の内容
『優先入り口をめぐっては、車いすを使って身体障害者を装う健常者や、大きな子供を無理やりベビーカーに乗せる親など不正利用が後を絶たず、万博事務局が利用基準を明確化するなど不正防止に努めている。ただ「レンタル老人」への対応は未着手で、インターネット上にも、送迎と2食付きで一緒に万博見学してくれる75歳以上の高齢者を募集する書き込みが登場しているという。

パビリオンの中には防衛策を講じているところもあり、カナダ館は、同伴する老人の名前を答えられない来場者の優先入館を拒否している。ただ、イタリア館のように、「即席家族」と気付いても、もめ事を起こさないため入館を認めているところもあるという。』

以前、 絶対的相違点というテーマで書いたが、まさしくこれだ。“心のゆとり”が見られない。  (時間があれば こちら http://blog.goo.ne.jp/pbkazu/e/53e2af670593c1b86869558f3fdf69e8 )

法律、罰則以前の 基本的常識、最低限の道徳、マナーの欠如。 わが身がよければ人の迷惑は・・・ これが見え隠れするのが中国なのだ。もちろん、中国人が・・・では決してない。 こういう中国が大嫌いな中国人は大勢いる。だからこそニュースにもなるのだが。

そうであれば、こうしないと。
中国ビジネスでは、お金を払ってもらおうとすると、領収書を先に出す。中国では領収書は買うものであり、それに税金もついてくる。先にお金を払うと、その領収書がもらえないことが発生する。この繰り返しで領収書を先に出す・・・・と推察する。 (では、お金を払うか・・・これが払わない。契約もあったものではない。)

コピー製品しかり、有名な生産地もある。ここまでわかっているのなら、工場を閉鎖すれば・・・すでに偽物社会が確立(立派な産業)されており、取り締りも徹底できない。知的所有権の保護・・・中国ではとんでもないきれいごと。表と裏は明確だ。外資系企業に対して訴えるための法律で、国内では全く問題にならない。中国自体にその土壌はない。

この国が世界標準、世界の常識で話が出来るのはいつのことだろう。貧富の差のみならず、経済成長と道徳の欠如とのギャップはさらに恐ろしい。中国の資金力で世界の常識も破壊しかねない。人としての道徳的レベルが上がるまで、経済成長は止めて欲しい気がする。中国の外貨準備高は2兆4500億ドル。世界一と言う。中国の成長が怖くなってきた。

お断り:中国でもボランティア活動はある。街中の物乞いにはお金を入れる。(私は基本的に入れない) 私は中国人がこうだと言うつもりはさらさらない。私の周りには思い当たらない。 でも一般的に、傾向としては確かにそうだ。 中国の風土がこうなのか? 

日本はどうなのか。所得が下がり、一定限度を超えた時、道徳よりも目先のお金。日本人とて同じこと。不平等な競争をいつまでも我慢できるものではない。悪貨は良貨を・・・・である。

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