日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

がんばれ日本!

2009年10月28日 | 比較文化
私のブログらしくないテーマだが、クローズアップ現代(日本の自動車部品メーカーの苦悩)をみて思う。

これまで中国は加工貿易で延びてきた。世界の工場といわれるが、所詮、世界の技術を利用して加工するだけの場所。日本と同じ輸出国といっても内容はまるで違う。

今の中国、相変わらずの成長率だが、肝心の輸出高はマイナスだ。これまで溜め込んだ莫大な資金を公共事業にジャブジャブつぎ込んでいる。民間では、マンションをこれでもかと作り続ける。(日本も経験したこと・・・いずれ終わるだろう) もちろん、急激な国民生活の近代化に向け、13億の国民の段違いの国民消費量が支えている。

今の日本。輸出がだめで、国内消費はすでに飽和状態。状況は大きく異なる。

TVで、これまで自動車産業を支えてきた部品メーカーの苦悩を紹介されていた。この中で、お互いの技術をオープンにして、自動車以外の業種にチームで営業をかけていた。各社その技術はものすごかった。NASAの技術がいろいろ使われているのと同じだ。

自らの飯の種である技術をオープンにすることなど、中国人では考えられない。爪楊枝の先を尖らすのでさえ見せない国だ。(笑)

素材メーカーと加工技術を持ち部品をつくメーカー、それらを支える金型メーカー等、それを商品化するメーカー。たぶん、世界中見てもこのようなことが出来る国民は日本(日本企業)だけだろう。他国では、買収はあるかもしれないが、その技術はあくまでも限定的だ。

富裕者の莫大な資金は、先を読み大量に海外にシフトされているそうだ。技術開発に投資されているわけではない。“将来的”という考え方自体が欠如してる。(平均的に)

やはり日本は技術の国だと思う。負ける訳がない。がんばれ日本!

日本はいいですよ。

2009年10月28日 | ハプニング
同僚が研修のために三日ほど日本へ帰国。戻ってきて第一声が『日本はいいですよ・・・』 だった。

彼は、大連駐在10年の大ベテラン。彼でもそう思うのかと少々驚いた。ましてや私である。

目を輝かせながら・・・・会社でも、一言言うだけで、説明の必要もなく理解してくれる。普段の生活でも、気を張る必要がない。・・・・等々

たぶん、日本にいる人は“オーバーに”と言われるだろう。でも、中国駐在員ならほぼ100%理解してくれると思う。

10月ももうすぐ終わり。何となく年末を意識する。一時帰国のカウントダウンはまだ先ながらも、精神的な油断もあると思う。最近、何となく疲労感を感じる。 この不思議な疲労感が残るのが中国なのだ。

『日本はいいですよ。』  そうだよね・・・