日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

きわどいっ・・・・・感染者に接触

2009年10月15日 | ハプニング
以前紹介した業務上トラブルの最終打ち合わせを行った。関係者一同集合して・・・・・と言うことだったが、その中の一人がその時点で、インフルエンザで医師の指導で、外出禁止中とのこと。

あえて、我々も近づきたくない。 『いいよ。いいよ。仕方ない。』とお断り。しかし、やはり参加してもらわないと話が進まず、結局参加要請することに。

電話すると病院で診察中との。話は中断し、全員彼の到着を待つことになった。

その間、窓を開け、彼の席を風下において、関係者は遠巻きに座るよう配置替え。日本から持参したマスクがその場で配られた。 『必要ないよ。本人はマスクはして来るでしょう・・・』

ははは・・・・ ご推察の通り。 笑顔で登場、マスクなし。 当然握手はしない。 ご本人にマスクを薦めると・・・『めい ぐわんしい~』 (問題ないよ)と笑顔で拒否。  おいっ・・・お前のことは心配してないよ!! 

この反応はあまりにも意外、理解できなかった。今、私たちは確かに自分の事しか心配していない。 でもあんたは別だ。少しは人の事も考えろよ・・・・ 

いやいや・・・ 彼にとってマスクは自己防衛品でしかない。日本人として、こちらがマスクをすると失礼か?? この場に及んでも日本人はこうだ。結局は、誰もマスクはしなかった。

問題がお金に関するだけに、議論は白熱。それにしても、中国人同士の議論はすごい。直感的な話をばんばん・・・・整合性も何もあったものではない。ご本人もすこぶる元気、だんだん我々に接近してくる。目的が灰皿とわかると、専用の灰皿を追加して再度引き離す。気が気ではない。

夜の9時。何とか決着。私は密かにトイレに入り手を洗い、うがいをした。帰る時、エレベーターは彼一人別にしてもらった。もちろん、食事には誘わない。

お気の毒なのはどっちだったか?その後、参加者の発病の連絡は届いていない。 それにしてもきわどかった。