Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

奇跡の1曲

2007-07-30 23:56:30 | 音楽

ロイ・オービソンのA Love So Beautiful(89年)という曲の素晴らしさについてはここでも書きましたがもう一度。

7/25に発売されたエッセンシャル・ロイ・オービソンというベスト盤に、廃盤になって久しい、名盤「ミステリ・ガール」から数曲収録された。これで晴れて、You Got It、 A Love So Beautiful、Comedians等がCDで聴けることになった。

A Love So Beautifulはジェフ・リンとオービソンの共作曲ですが、超越した美しさです。歌声とメロディから、めろめろに甘い歌詞かと思ったらシンプルながら悲しい内容。このシンプルさが名曲度を高めています。曲を構成するメロディ各パート全ていい!。雰囲気としてはジョージ・ハリスン作のSomethingのような感じですがよくよく聴いたらこの曲に匹敵するんじゃないか!?と思いました。本気で。

ジェフ・リンがオービソンのために書いた曲はどれも素晴らしいんですが、ジェフ・リン作品の中でトップ3に入る、と私は思う。
実はあまりに歌唱がすごいんでたまにプッと笑ってしまうんですけどね。高校時代に友人mrnが、穴という穴から空気が抜けているような歌い方と言ってたのを毎回思い出してしまいます。


という、80年代最後に放たれた、この凄まじい名曲ですが、CDの解説を見ると荒川静香が五輪で金メダル穫った時の演技で流れていたそうだ。全然気づかなかった。テレビで石田純一が素人とデートした時に流れて思い出したくらいで。この名曲に対して大変申し訳ないと思う。

マイケル・ボルトンがカバーしたらしい。石田純一の時流れていたのはたぶんこっちのバージョンだろう。スタンダード曲としてもっと歌われてもいいと思うんですけどね。


ちなみに、ジェフ・リン関連でELO結成前の伝説のバンド・アイドル・レースのCDまでが再発された。オリジナルアルバムのリイシューとしてはなんと世界初CD化。CD化されてないのがまだあったとは…という意味で驚き。しかもリマスターまでされている。こちらも若気の至り的な無謀なアレンジがすごい。名曲揃いです。無くならないうちに。

という、トラベリング・ウィルベリーズ・コレクション日本盤の発売日に同時発売された作品についての話題でした。各社申し合わせたように出ましたな。さすが、うまい。


リーサル・ウェポン

2007-07-30 23:42:18 | 音楽
最近またバンド活動を再開していることは、先日サラッと書きましたが、先日ようやく最後のメンバーに名乗りを上げてくれた方がいて、間もなく音を合わせることになりました。

思えば4月に具体的に準備を始めてから4ヶ月、徐々に固まっていきようやくバンドの形が出来た。素直に嬉しい。しかし目的はバンドを始めることじゃなく、バンドで活動すること。ずっと続けられるバンドをやることです。なのでこれからです。でも楽しい上に思ってるような音が出るバンドなので何も心配はしてません。

なぜ、民生をやるかといえば、彼自身から出るメロディラインが好きなのはもちろんですが、アレンジにジョンやポールやジョージ、それとツェッペリンなど60~70'sの味が入ってるからでしょう。やりたいものが全て入ってます。だからあまり無理がないのかな。体に染みついて手無理なく出て来るのが一番です。


で、それをやるにあたって、リーサル・ウェポンをボーナスで購入してしまいました。リーサル・ウェポンってのはこれを買うのはたぶんこれで最後だということで(笑)。民生といえばやっぱこれだろう。最近買い過ぎなので躊躇したが、値上げ前のバーゲンと聞いては仕方がない。これで最後だし。
実際手にとって選びたかったが、左利きなので仕方がない。左専門店の通販で購入。いや、ほんとに東京に行くつもりだったけど売り切れる前に、好みの柄を選びました。ほんとにいい柄です。これ。

早速は照れるので近日公開にしておきます。


6割方

2007-07-30 23:15:02 | 日常
先週の日曜以来、かなり体調が悪い。特に先週の月~金は最悪でした。
にもかかわらずこの夏のいい時期にこれを逃してはならぬとばかりにビアガーデンとか行ったりしてなおずるずる風邪を背負っているままなわけですが。

体調を悪くするちょっと前、久々に結婚式で出し物をしました。たぶん今までで一番のヨゴレ芸だと思う。歳のなせる業でしょう。新婦がひいていたのを見てちょっとだけ傷つきました。そんな若い嫁さんもらうから悪いんじゃ!(笑)。

昨日はたまたま告知を見たとても魅力的なイベントにいってきました。J-スクランブルというライブハウスで行われたNorthern Southernというイベント。日本のロック・ポップスのコピーバンドばっかり出ておもしろかったっすよ~。
Northern All Starsとバンドと、花川事変というバンド(なんのコピバンかはすぐにわかりますね、笑)を目当てに見に行ったのですが、この他のバンドもどれも個性的で面白かった。
自分が見に行った時間帯からは上記2バンドの他、竹内まりや、安全地帯、吉田拓郎といった渋いコピーバンドも。知ってる曲が多くて楽しかったです。みんなうまいし。

サザンはボーカルの人が途中から桑田に見えてきたりして、各パートもかなりコピー度が高かった。
花川事変はすごい!。ピアノのダンディの凄まじい演奏。秘密のAdult.verのピアノソロがスムーズなこと!。全員すごいんですけどね。四弦さんは自分もやったことのあるパートだけあっていつもオリジナルのラインをなぞって聴いてしまうんだけども、この人は結構アドリブっぽくオリジナルなフレーズを弾くところ亀田が弾きそうなアドリブを弾いてて感動!。亀田師匠がごくたまにステージで弾くYAMAHA.BBを使ってたりしてマニア心くすぐりまくりでした。ボーカルの人の声がまたいいし、次回も見てみたいと思わせる素晴らしいライブでした。

そして、ものすごく感動したのが、ここのお店のマスター率いる拓郎のコピーバンド。
メンバーの皆さんの熱さ、あのパワーの放出っぷりは素晴らしい。俺もあんな風にやるのが好きです。
「唇をかみしめて」を生で聴けるとは。この曲は民生のカバーバージョンを聴いて以来カラオケでしつこく歌ってました。拓郎バージョン難しいのになぁ…。「落陽」に至っては年季の入ったグルーヴに身を任せ、ひたすら感動でした
意外と拓郎も好きだったりして。「春だったね」もやってました。

店内は異様な熱さでしたが、それがまた酔いを早くして気分がよかったです。
こういうイベントって東京や大阪で自分らが出たポール・マッカートニーのコピーイベントで味わった以来のアットホームな感じで、やっぱりいいもんですね。札幌でも探せば意外とやってるのかも。


ということで、養生しなかったため、やはりというか当たり前ながら体調は6割方しか回復してません…。



働くおっさん劇場 DVD ついに到着!

2007-07-16 22:08:17 | 働くおっさん劇場

去年の秋から今年の春まで深夜に放送されていた働くおっさん劇場がDVD化され、7月14日無事発売となった。
なんと5枚組。ビリーズブートキャンプのような厚みがある。厚みに負けない濃厚な6時間が収録されている。

今や日本一有名な素人おっさんになった野見隆明をはじめ、福田浩司、青柳肇、吉田秀雄そして、野見のライバル?浅見真一出演。
松本人志プロデュースと大きく書いてあるので主役はあくまでおっさんということか。
松本のつっこみや指令も魅力の一つだが、おっさんが勝手に動き出すことにより起こるマジックがこの番組の最も大きな魅力でしょう。

なんといっても出演者が素人おっさん(しかも普通じゃない)なので、誰かが何かを起こしたらすぐ発売中止になるでしょう。とりあえずみんな温厚そうなので大丈夫だと思いますが…。

おっさん劇場ファンとしては、気になるのがDVD特典映像。これが意外と少ない。野見さんの撮り下ろし映像やアウトテイクがほとんど。それを見るとスタッフの野見さんに対する愛情のなさ(笑)が随所に表れている。木の枝にふんどし一丁で横たわる野見さんが雨に打たれていたり、雨の中石の階段をソリで滑り降りる野見さんの先には石のブロックが落ちたままになってるし。あれに当たったら相当痛そうだが…。

アウトテイクとしては、野見さんの理想のデートを語る場面がかなり危険な感じがする。内容はともかくイラストが。50歳間近のおっさんの絵とは思えない(しかも絵画店勤務)。
おもしろかったのはおっさん中一番常識人に見える吉田さんが実際にあったアバンチュールについて語る映像。これが放映されていれば野見さんばかりがフューチャーされず、吉田さんの人気ももうちょっと上に上がっていただろう。

残念だったのは権利関係で収録されなかったものが若干あること。
①野見さんによるティム・バートン・インタビュー
②浅見さんの替え歌
③おっさんの昔の写真や、携帯に写っている人にモザイクがかかっていた

③は放送時からやばいんじゃないのか?と思っていたのでしょうがないにしても、②は全く意味がわからない映像になっちゃってるし、①はかなり面白かったので勿体ない。
ということで、ハードディスクに残ってる放送時のデータを消せずにいます…。①はそもそも録り損ねたので楽しみにしてたんだが幻の1作となってしまった(YouTubeで見れました)。

ところで、松本はインタビューを面白いものとして扱うのが好きなのだろうか。



今日は777の日

2007-07-07 22:25:23 | ビートルズ
07/07/07。スリーセブンの日です。全国のパチンコ屋は何か催したのでしょうか。パチンコは全くやらんので知りませんが。

本日は京都で、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏が久々にYellow Magic Orchestra名義でライブを行いました。フタを開けてみるとたった4曲の演奏だったらしいですが、それでも貴重な時間には違いありません。しかもサポート無しの3人のみの演奏だったらしいです。4曲だったとしても行きたかったです。
ライジングサンロックフェスでの出演も噂されてましたが結局発表されたのはE.YAZAWA。北の果てでのYMOはかなり絵になると思うのですが。。。今年の夏はYAZAWAタオルを宙に放ってみたいと思います。

さて、長い前フリでしたが、今日は偉大なドラマー、リンゴ☆スターの67歳のバースデー。
おめでたいが、もう67か~…。70間近。


俺がビートルズを好きになった頃、リンゴはセミリタイア状態になってたが、オールスターバンドを始めた。ツアーも20年目になる。リンゴのキャリアで最も長いプロジェクトになってしまってるところがすごい。さすがに衰えがみえても仕方がないと思います。いつまでも元気でいて欲しいものです。

それにしても、リンゴのソロアルバムの扱いの悪さ!。全アルバムを少数限定でいいのでリイシューすべきじゃないのか?。ソロ最高傑作と言われる、「リンゴ」のデラックス&リマスター盤なんかを作ったりしないのか!?。あれに入ってるジョージ・ハリスンとマル・エバンスの共作「You And Me」は相当好きです。
旧作よりもオールスターバンドを始めて以降のアルバムの方がいい出来なので満足ですが、ちょっと寂しいですね。近年のアルバムのドラミングをリンゴが単独で担当したり、プレイが力強いのは気に入ってます。

ビートルズ初期の重い音でありながら軽快なノリ(ライブのLong Tall Sallyですごい叩き方をしているビデオを見たことがある。ジョンも目が釘付けになっているという…)、中期のグルーブを壊すことが独特のノリになっているプレイも好きだ。

そして俺が一番好きなのは、ジョン・レノン「ジョンの魂」でのプレイ。ジョンの歌、クラウス・フォアマンのベースとバッチリ合って、3人で曲の感情を作っているところ。I Found Out、Remenber、の無表情でつけ離した音。これがジョンの感情吐露を見事にサポートしている。Motherの心をズタズタにぶった切る音もジョンの心象風景を表している。名盤「ジョンの魂」はリンゴのプレイ無しには誕生しなかった、と言えるのではないでしょうか。名盤に名演奏。リンゴのいい仕事です。
ジョージ・ハリスンの「オール・シングス・マスト・パス」も良かったが、ジム・ケルトナーとのツインドラムだし、リンゴ自身が参加したことを忘れていたという…脱力。

とにかく、最近のリンゴも絶好調なことだし、元気でいてくれよ!。