Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

いわゆるA級戦犯

2006-07-04 21:38:45 | 
先週末、書店に行ったらゴー宣が載ってるSAPIOの最新号が出ていた。
読んでると欄外に新刊のお知らせが。見ると発売日が過ぎてるではないか!?。
慌てて新刊コーナーに行ったらあった。「いわゆるA級戦犯」が。
最近このパターンが多い。待たなくていいからいいんだけどさ…。

というすごい創作意欲の小林よしのりのゴー宣は賛否両論があるが、極めて真っ当なことが書かれているし、おもしろいので必ず読んでいる。
これもまよわず買い。

読んで気づいたが、あまりにA級戦犯についての知識がなかった。悪い感情はなかったが、マスコミの繰り出す言葉以上に意味を考えていなかった。反省。

正直、どんな人がA級戦犯に選ばれたのか、何人いたのか、どう裁かれたか、など知らなかったのだ。東条英機くらいしか知らない。

自分の無知を棚に上げて言うのもなんだが、現代の一般人は大方そんなもんだろう。
こんな状態で靖国神社のA級戦犯分祀なんていうのはおかしい。
丁度読み始めた頃、日曜朝の報道番組(サンジャポじゃないですけど、笑)に小沢一郎が出演していて民主党が政権を取ったらまずA級戦犯分祀をする、なんて言ってて強烈な違和感を感じてしまった。

話は戻って、本の内容はかなり真摯に書かれています。偏った情報や思想は紛れてません。
終戦記念日までちょっと早いが60年前の日本に思いを馳せてみよう。




嫌われ松子の一生

2006-06-06 21:25:53 | 
映画化するしなんか話題になってるみたいだし、ということで、嫌われ松子の一生を読んでみた。
上下巻に分かれてはいるが、台詞が多く、簡単な文章なのでスルスルと読めてしまい、あまり本を読まない俺でも3日で読み終えた。よく読書する人は1日で読み終えるだろう。

話は都合のいいくらいトントン拍子に不幸になっていく松子の一生、といえば簡単だが、メインはそれだけではない。

一生、というだけあって物語は松子の謎の死から始まる。
そして叔母・松子の存在さえ知らされていなかった甥が、出会う様々な人を通して松子の一生を知っていく。

世間的にどんな大きな罪を犯した人にも、どんな孤独な人にも、どんな不幸な死を遂げた人にも、それぞれに物語があり、それぞれ事情を持ち、精一杯生きたということ。これがテーマじゃないかな。

以下少々ネタバレ有り
不幸続きの人生の中、常に這い上がろうとしてきた(時に受け身ながらも)松子だが、晩年はその気力もなく引きこもってしまう。そのくだりはあまりに愚かな道を選択してきた松子に呆れながらも、切なくなってしまう。そして偶然の出会いからチャンスを得たもののそれを手にすることなく、ホームレスに間違われ暴行を受け、あっけなく死んでしまう。

あまりのあっけなさに涙が出てきた。
先に書いた、どんな大きな罪を犯した人にも、どんな孤独な人にも、どんな不幸な死を遂げた人にも、それぞれに物語があり、それぞれ事情を持ち、精一杯生きたということは確かだ、とはそこまで読んだ後に思ったことだ。

それにしても松子と関わった男達はどうしようもないやつばかりだよな~(^^;)。


白夜行 読破!

2006-03-15 23:15:03 | 
こんばんは、綾瀬はるかです。

ついに、あの900ページくらいある白夜行を読破!。2週間くらいかかったが、俺にしては異例の速度だった。
テレビ放送ラスト2回を前に読み終えた。これで良し。
これでテレビで見てない分も全て読み、本には書かれていない部分をテレビで見ることになる。

本は非情なほど淡々としている。それは、主人公2人達の内面が全く描かれず、2人に関わる人達の目線で話が進んでいくからだ。テレビは全く逆。主人公の目線で話が進む。こちらの方が遙かに人間味が出ている、と思ったら前回、破滅が加速していった。これまで主人公に同情しつつもまだ理解できるものだったが、いよいよそれを超えてしまうような展開になっていった。どうまとまるのかが楽しみ。今のところ、どうとでもとれるのだ(本の方はかなり読者に想像をさせる部分がある。テレビ版の内容はそこから生まれた想像の内の一つでしかない)。

テレビで知って読み始めたのではありますが、テレビを見る前に読んでおけば…と本気で思った作品です。

これまでのテレビ版の内容は↓で詳細に紹介されてます。
http://diji-photo.cutegirl.jp/blog/
http://haruka-ayase.seesaa.net/





白夜行

2006-03-09 23:08:01 | 
綾瀬はるか、山田孝之主演で1月からドラマが始まってますが、原作もバカ売れのようです。
俺もTVで見てハマり、読んでます。とは言っても気になっていつつTVでちゃんと見た時にはもう5話くらいになってたのですが…。回想シーンや公式HPのあらすじで追いつきました。

ドラマは進行形で見つつ、本は後追いで読んでいるという形なのですが、絶対原作を読んでからテレビを見た方がいい!(当たり前か…)。
なぜなら原作をそのまま映像化しているのではなく、原作では全く描かれておらず、読み手の想像力に任せる部分を映像化しているからだ。種明かしのような裏話がテレビ版と言えるのではないだろうか。
ということで、900ページくらいある原作を一刻も早く読み進めようとしているところです。TV版を録画しておいて読み終わってから見ればよいのだが続きが気になってそうもいかないのだ

小説などほとんど読まないんだけど、TVで見てたから入って行きやすい。TVと小説では20年くらい時代が違うのだが。
何年ぶりでビートルズ以外の本を読んだが(笑)もう半分以上まで行った。こんな事はめずらしい。来週の放送までには読み終えたい。その方がいいような気がする。
ラストを含めてあと2話。かなり佳境です。

ところで、職場の人から綾瀬はるかに似ていると言われた
一体何処が似ているのか聞くとたまたま笑った時の顔(特に口元)が似ていたと言う。それを他の人に言うと、賛同し、俺はいつも口が濡れていてセクシーだと言われた。
これがきっかけで、仕事で何か話に行くたびに顔を見て笑われるようになったのはちょっとなんだが、なぜかまんざらでもない。

こういうことを書くと、読んだ人が次会ったときに俺を見て笑うんだろうなぁ

TV白夜行公式ページはこちら。