Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

井上銘、辞めるのをやめる

2021-10-05 23:28:44 | 音楽
  • 井上銘さん、日本ジャズ・フュージョン界の若手凄腕ギタリストな訳ですが、現在邦楽の最重要バンドCRCK/LCKSのメンバーでもあります。

    今年4月にそのCRCK/LCKS脱退が発表され、9月30日のライブが井上銘在籍時のラストライブだったのですが、なんと、ステージ上で辞めるのを止めます、という発表をしたことで、この体制が継続されることとなったという、ちょっとした事件がありました。
    配信でライブを観ましたが、他のメンバーは皆聞かされていないリアクションであり、現場は軽い混乱に陥ってました。

    私は去年の3月からという、浅いファンですが、井上銘なき後のCRCK/LCKSは全く想像できませんでした。
    残ったメンバーで4人体制で活動するという話でしたが、それもピンと来ず、このライブ翌日の井上銘謝罪会見(笑)でメンバーが語ったように後任ギタリストはおろか、4人体制のリハもままならなかったということで、白紙だったそうです。こちら側からもやっぱりか、という思いでした。

    それにメンバーも瞬間的にも戸惑いがあっても良さそうなものを、それより先に歓迎が勝るというなんとも、感動的な場面でした。
    結局、自分の音楽に専念したいというのが辞める理由だったところ、辞めるのを止めたのは、この5人で作る音楽の魅力に抗えないという事だった。ライブ中に確信した模様。

    ファンにとってみればこれほどいい結果は無く、幸せな展開になったのですが、過去にこんなことはあったのかね!?。
    脱退を告げてからの銘さんにいろんな思いはあれど、察するにきっと円満な脱退だったのかな。脱退発表後もZOOM飲み会の司会をやってたのを見たりすると、なんで辞めるのかなと不思議で仕方がなく、このままでずっと続きそう、いや、続いて欲しいと思ったものだ(思い入れ大ファンタイムすみません)。


    私も思い起こせば、辞めると言ったメンバーのラストライブのステージ上、やっぱ辞めるの止めない?って言ったことが何回か(何人か)あった気がしますが、なんか、みっともないし、恥ずかしいけど、一緒に演奏してて楽しくて(こっちは、ですけど)、なんで辞めなきゃならないのって思って言っちゃうんですよね。
    それで戻ってきたメンバーはいませんでしたが。

    それは俺だけじゃないと思いますが、今回の出来事はかなり異例だし、なんなら前代未聞くらいのすごいことでした。そしてそれはとても感動的でした。


    で、今更感のある以下のニュース記事。
    どうせ配信テレビシリーズ「GET BACK」もしくは「LET IT BE」デラックスエディションのCM記事と思われますが、読んでません。
    ジョージが辞めるって言って出ていった後にジョンがクラプトンでも入れとけ、みたいな発言したって話でしょ?。
    知ってますよ、そんな事、33年もファンやってれば。
    ポールが居ない時にクラウス・フォアマンを入れるか、みたいな話もあったけど、結局入れないんですよ。
    だって、ビートルズですからね。

    ジョンが死んだ後も結局、再結成は出来ない、ジョンがいないんだからってポールが言ってましたね。
    結局ジョンの音源を使っての再結成はあったけど、この4人以外の再結成はありませんでしたね。

    ビートルズに“クラプトン加入案”あった
    https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=6691110 


    部屋の掃除をしていたら、いろんなCD-Rが出てきたのでPCに取り込んで捨てようと思って、ガチャガチャやってたら、STRANGLE HANDS関連の音源が出てきて、超ひさびさに聴いたのでちょっとびっくりした。
    2007年に札幌でニシモトさんと録ったPIPES OF PEACEとTOUGH ON A TIGHT ROPE(笑)。
    同じセッションからYOUTUBEに載せたTHE FIRST STONEは意外と好評な模様ですが、こっちは永らくお蔵入りさせてました。
    どこかで聴けるようにしておきます。
    来年はSTRANGLE HANDS結成20周年ですよ。



DC/PRG

2021-10-05 23:26:17 | 音楽
DC/PRGの7枚組ライブCD(!)が届いてから2ヶ月くらいかな?。ずっと聴いてます。いやこれはすごい。 

DC/PRGとはジャズサックス奏者・文筆家・ラジオDJなど多彩なミュージシャン菊地成孔さんが主催するビッグバンドです。 
ジャンル的にはジャズと言われているのかもしれませんが、私的にはロック、又はプログレッシブロックとして聴いています。

CRCK/LCKSの作曲・ボーカル・キーボードや、ceroでコーラス・キーボードを担当する、天才・小田朋美さんが参加していることがきっかけで去年から聴き始めたのですが、これまた素晴らしくて、ビートルズを知った80's末、キング・クリムゾンを知った90's初頭、ビーチボーイズを知った90's末などなど以来で、何度目かの楽しい音楽人生を味わってます。 


DC/PRGは今年4月に解散したのですが、まんをじしての最後のコンテンツがこの7枚組ボックス。 
これは2年前の20周年ツアーの3公演を収録したもので、これ自体完成されたものなのですが、今年の解散にあたって究極の状態となったバンドの最終2公演も特典でダウンロードできるという代物。 

正直、CDよりも最終2公演mp3の方を主に聞いてます。 
セットリストは20周年ツアーと全く同じなのですが、ギリギリまでライブに行くことを迷っていたので、興味っていうかそういうので優先して聴いてしまいますね。 

ほんとはそのライブに行けばよかったのでしょうけど、転勤時期と丸被りで、仕事人としては諦めざるを得なかったこと、一方で仕事人としての矜持もあったこと、メモリアルとして映像や音源で残るであろうという予想もあり、結局は聴けてるので、正直どっちでもよかったという感じですかね(しかし音源を聴いたら演奏もさることながら、菊地氏のMCに今という時を感じ、歴史的場面立会人としては、やはり行けばよかったと思いましたけどね)。 

しかし、上記のように思ったのは、もうこのコロナ禍でしばらくライブに行けてないということも大いにあるでしょう。 
私はもうそこまでライブに対して禁断症状は覚えないし、むしろ、配信ライブの便利さ、楽さを享受している向きかもしれない。今まで諦めていた東京近郊のライブを遠征しなくとも見れているわけですから。