母に会ってきた

祖母から癌になったという報告を受け、母はそれなりにダメージを受けているかと思いましたが、結構元気でした。

でも、勝手に病状を分析して「あと8年は大丈夫なはず」とか言っているあたり、現実を受け入れられていないのかもしれません。

癌になろうとならなかろうと、祖母はもう90オーバーですからね…。

説明をすると長くなるのだけど、母と祖母の関係は複雑です。

祖母は何も思っていないかもしれませんが、母にとって祖母は、母が困った時には助けてくれず、祖母が困った時には母に助けを求めてくる、という存在です。

私としては、私たち家族は十分祖母に助けられてきたと思うのですが、母の中では他の兄弟との扱いの違いや、祖母の言動や態度などが酷すぎて、減点方式で考えると全体的にはマイナスになってしまうようです。

物質的な問題だけでなく、母の心の中で消化しきれない問題があるように見えます。

勝手な推測ですが、私の存在が母の心の隙間を埋めていたのではないかと思います。

私が結婚して家を出てから一年も経っていない中で、同居していないとは言え祖母の存在が消えたら、母の精神は著しく安定を欠くのではないかと心配しています。

母によると祖母は、母に自分の面倒を見てほしいようでした。

他は男兄弟ですし、それぞれのお嫁さんたちは祖母の面倒を見る気はなさそうですからね…。

母は頼まれたら断らないと思います。

その時は、店を閉めることになるでしょう。

母が店をやめる理由が祖母の介護になるというのは考えられることでしたが、現実的に可能性が高まると複雑な気分です。

母は明日、仕事をせずに祖母の様子を見に行くそうです。

私が車を出すと言いたいところですが、アトピーが酷く体調が悪いですし、家の中の事も満足にできていないので、今回は申し出をしませんでした。

私が家を出てから、すっかり料理をしなくなったと言う母は少し痩せたように見えました。

せっかくの機会なのでランチはたくさんカロリーが取れそうなお店で食べました。

なんだかモヤモヤが溜まる連休です。


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しかしさすがにアトピーの事を心配されました。

早く治さないとなあ…。

母に会いに行く

気づけば早いもので、母と旅行に行ってから早二ヶ月が経過しようとしています。

その間一度も会わず。

仕事も忙しかったし、アトピーがどんどんひどくなるので、心配かけるのも嫌だから会いに行く気がしなかった。

秋分の日の連休は母の仕事の書き入れ時で、私の体調は良くないものの、一日くらい手伝いに行こうかなと思ってメールをしました。

そうしたら明日の仕事の予定と、祖母が癌になったらしいというメッセージが送られてきました。

祖母はもう90歳を超えているので、いつかは天寿を全うする日が来るだろうと、漫然と構えているつもりでいましたが、いざそういう話が来ると少なからず動揺してしまいます。

そんな高齢になってからも癌になるものなのかと調べたら、やっぱりなることもあるらしく、間違いならいいのにと言う気持ちをへし折られて、なんだか落ち込みました。

ただ、若い人のガンのように強い痛みや苦しみは無いようで、少し安心もしました。

母は祖母と確執があり、はたから見ていると文句ばかり言いながらも、自分にもほかの兄弟と同じように愛情を注いでほしいと思っているのかなと思える節があります。

私は、祖母が居なくなったら母が色々と精神的に負担を抱えるのではないかと心配しているのです。

まあ、人間いつかは天に召されるのですから、仕方がないのですが。

母も高齢者と呼ばれる年齢に突入していますし、まだ働いているとはいえ心配なことはたくさんあります。

やっぱり月に一度は顔を出すようにしないとなと思いました。

そのために、自分も健康でいないとね。


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