徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

あるエッセイと私 

2021-03-10 23:17:36 | 本・映画・音楽

3月3日4日の2日間で静岡県公立高校の入学試験が行われ、今度の12日の金曜日に合格発表が行われるようです。受験生は今頃ドキドキなのかな?全員が受かれば良いのだけれど、なかなかそうもいかないでしょうが・・・・

 

今朝まで、今日のブログはエスパルスの事を書こうと思っていました。

しかし、今から書く内容は、エッセイのお話です。

私がこのブログに書く読んだ本をリストにすれば、

ほとんどがミステリーです。

ただ、実はエッセイも好きなジャンルなんです。

前に「読むクスリ」のお話も書きましたが、

私の中でツボにはまった「ちょっと良い話」

エッセイの軽さというか、

ちょっとしたエピソードが好きな私です。

ところで、先日、図書館で見つけた木皿泉さんの、

「木皿食堂」と言うエッセイ。

木皿さんの職業としての脚本とか作品の話も含まれてはいますが、

個人的なエピソード満載なところや、

思わず納得するお話の数々。

まさに私にとってドンピシャなエッセイでした。

 

ところで木皿泉さんのことはみなさんご存じだとは思いますが、

改めて少しご紹介します。

木皿泉さんは、藤子不二雄さんの様に、

和泉務さんと奥様の妻鹿年季子さんの、

二人の合作のペンネームだそうです。

和泉務さんは1952年生まれの男性。

当初漫才・構成作家としてライターデビュー。

奥様の妻鹿年季子さん(1957年生まれ)は商社勤務を経て、

シナリオライターとしてデビュー。

和泉務さんは木皿泉のペンネームでシナリオを書き始め、

「やっぱり猫が好き」の脚本依頼を機に妻鹿とペアを組み、

共同のペンネームとなったようです。

ちなみにペンネームの由来は「キザな和泉」からだそうです。

その後、和泉さんは2004年に脳出血で倒れ、

病院で生死の境をさまよい、

退院後は重度の後遺症のため妻鹿さんの介護と、

介護保険サービスを受け生活しているようです。

木皿泉さん御代表的作品と言えば、

・やっぱり猫が好き

・すいか

・野ブタ。をプロデュース

・Q10

となるのかな?

あまりテレビを見ない私ですが、

Q10には嵌って、DVDも買ってしまいました。

(DVD Q10(キュート))

(再びQ10の世界)

(Q10のスタッフ日記から)

まあ、それはそれとして、

この木皿食堂が本当に素敵でした。

例えば、

「その人に必要なモノをあげるのが贈り物ではない、と思う。

その人にあげたいと思うのが贈り物だ。」

その通りだと思う。

どれほど吟味して、相手に気にってもらいたいと思って贈っても、

相手が気に入るかどうかはわからない。

そんなことを気にしていると、

贈る気も失せれば、時期も逸したりする。

だからこそ、木皿さんの言葉が胸に響くのです。

そんな本に出合えて良かった!

そう思っています。

 

さて、今年の目標である年間読書120冊。

30冊目です(今年68日目)。

「窓がない部屋のミス・マーシュ」 斎藤千輪

勝手に評価10点満点中6点

占い×泣けるミステリ! 第2回角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞受賞作
“あなたの心の謎、解き明かします!”
凸凹占いユニットが、タロットカードになぞらえて相談者たちからの難問をズバッと解決!?
感動したいあなたに贈る、可笑しくて優しい占い×人情ミステリ!

カネなし、男なし、才能なし。29歳のタロット占い師・柏木美月は人生の岐路に立っていた。
そんなある日、美月は儚げな美少女・愛莉を助ける。愛莉は見た目とは逆に、クールでずば抜けた推理力を持ち、孤独な引きこもりでもあった。
彼女を放っておけなくなった美月は、愛莉と占いユニット“ミス・マーシュ”を結成し、人々の悩みに秘められた謎に挑むが!?
ほろりと泣ける第2回角川文庫キャラクター小説大賞《優秀賞》受賞作。

続編あるなら読みたいなと思いました。

コメント
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