3月3日4日の2日間で静岡県公立高校の入学試験が行われ、今度の12日の金曜日に合格発表が行われるようです。受験生は今頃ドキドキなのかな?全員が受かれば良いのだけれど、なかなかそうもいかないでしょうが・・・・
今朝まで、今日のブログはエスパルスの事を書こうと思っていました。
しかし、今から書く内容は、エッセイのお話です。
私がこのブログに書く読んだ本をリストにすれば、
ほとんどがミステリーです。
ただ、実はエッセイも好きなジャンルなんです。
前に「読むクスリ」のお話も書きましたが、
エッセイの軽さというか、
ちょっとしたエピソードが好きな私です。
ところで、先日、図書館で見つけた木皿泉さんの、
「木皿食堂」と言うエッセイ。
木皿さんの職業としての脚本とか作品の話も含まれてはいますが、
個人的なエピソード満載なところや、
思わず納得するお話の数々。
まさに私にとってドンピシャなエッセイでした。
ところで木皿泉さんのことはみなさんご存じだとは思いますが、
改めて少しご紹介します。
木皿泉さんは、藤子不二雄さんの様に、
和泉務さんと奥様の妻鹿年季子さんの、
二人の合作のペンネームだそうです。
和泉務さんは1952年生まれの男性。
当初漫才・構成作家としてライターデビュー。
奥様の妻鹿年季子さん(1957年生まれ)は商社勤務を経て、
シナリオライターとしてデビュー。
和泉務さんは木皿泉のペンネームでシナリオを書き始め、
「やっぱり猫が好き」の脚本依頼を機に妻鹿とペアを組み、
共同のペンネームとなったようです。
ちなみにペンネームの由来は「キザな和泉」からだそうです。
その後、和泉さんは2004年に脳出血で倒れ、
病院で生死の境をさまよい、
退院後は重度の後遺症のため妻鹿さんの介護と、
介護保険サービスを受け生活しているようです。
木皿泉さん御代表的作品と言えば、
・やっぱり猫が好き
・すいか
・野ブタ。をプロデュース
・Q10
となるのかな?
あまりテレビを見ない私ですが、
Q10には嵌って、DVDも買ってしまいました。
まあ、それはそれとして、
この木皿食堂が本当に素敵でした。
例えば、
「その人に必要なモノをあげるのが贈り物ではない、と思う。
その人にあげたいと思うのが贈り物だ。」
その通りだと思う。
どれほど吟味して、相手に気にってもらいたいと思って贈っても、
相手が気に入るかどうかはわからない。
そんなことを気にしていると、
贈る気も失せれば、時期も逸したりする。
だからこそ、木皿さんの言葉が胸に響くのです。
そんな本に出合えて良かった!
そう思っています。
さて、今年の目標である年間読書120冊。
30冊目です(今年68日目)。
「窓がない部屋のミス・マーシュ」 斎藤千輪
勝手に評価10点満点中6点
占い×泣けるミステリ! 第2回角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞受賞作
“あなたの心の謎、解き明かします!”
凸凹占いユニットが、タロットカードになぞらえて相談者たちからの難問をズバッと解決!?
感動したいあなたに贈る、可笑しくて優しい占い×人情ミステリ!
カネなし、男なし、才能なし。29歳のタロット占い師・柏木美月は人生の岐路に立っていた。
そんなある日、美月は儚げな美少女・愛莉を助ける。愛莉は見た目とは逆に、クールでずば抜けた推理力を持ち、孤独な引きこもりでもあった。
彼女を放っておけなくなった美月は、愛莉と占いユニット“ミス・マーシュ”を結成し、人々の悩みに秘められた謎に挑むが!?
ほろりと泣ける第2回角川文庫キャラクター小説大賞《優秀賞》受賞作。
続編あるなら読みたいなと思いました。