大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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ヨタカ や サンショウクイ など秋の渡り 2021.9.5

2021年09月05日 | Weblog
 快晴の青空。気温もやや秋の雰囲気。平日と違ってカメラマンも多い。秋の渡りの夏鳥たちも徐々に増えてくる。

 今朝もコルリは見られず。やはり今期は少ない。過去3年間の秋の渡りの最多観察日と数をみると、
2018年 9月2日 11羽
2019年 8月25日 5羽
2020年 8月30日 13羽

 今年は、1日最多は3羽。やはり少ない。コルリの大阪城公園通過。春の渡りは他の鳥より遅く到着して(遅刻)、秋の渡りは他の鳥より早く去る(早退) 「コルリは遅刻して早退するタイプ」 といつも言っている。

 多くの夏鳥は、これから本格的な渡りで観察されるが、早退タイプのコルリは9月上旬にはほぼ終わる。
 地味で真面目で、きりっと締まってる青と白の印象 「シベリアン・ブルー・ロビン」 言葉の響きに惚れてしまう。

 今日の大阪城公園の記録は次のとおり。渡りの9月らしく観察種が増えてきた。
・キビタキ ♂2♀型4 天守閣東側配水池、豊国神社裏、太陽の広場東の森、梅林南側上桜広場、本丸日本庭園池ほか
・センダイムシクイ 4羽 太陽の広場東の森、天守閣東側配水池、市民の森
・オオルリ ♂若2♀2 音楽堂西側上、天守閣東側配水池、市民の森ほか
・エゾムシクイ 2羽 沖縄復帰の森、市民の森
・サンショウクイ 1羽 記念樹の森四辻の辻。亜種サンショウクイ。
・コムクドリ 5羽 愛の森
・ヤブサメ 1羽 飛騨の森
・サンコウチョウ 1羽 豊国神社裏
・コサメビタキ 3羽 豊国神社裏、修道館、市民の森
・ヨタカ 1羽 飛騨の森。数十人のカメラマンが集まって撮影
・コゲラ 3羽 天守閣東側配水池、太陽の広場東の森
・メジロ 10羽 各所
・エナガ 17羽 太陽の広場東の森、天守閣東側配水池ほか
・シジュウカラ 7羽 太陽の広場東の森ほか
・ヒドリガモ 1羽 西外堀 越夏個体
・イソヒヨドリ ♀1羽 一番やぐら
・アオサギ 1羽 第二寝屋川
・カワウ 3羽 第二寝屋川ほか

■■ヨタカ(1996.11.4 豊国神社裏)
 氷ノ山の林道の入り口で車中泊をした。鍋を用意して焼酎の湯割りを飲み始めると、頭の上を「キョキョキョ」と鳴きながらヨタカが飛び回る。大阪城公園以外で初めて見たヨタカだ。
 夜間に飛び回りながら昆虫などを捕食する。昼間は動かず休んでいるので見つけにくい。知らない人が見ると鳥と思うだろうか。しかし、動かないことが多いので一度見つけるとじっくり観察できる。
 豊国神社裏で休むヨタカの下で、たまたま休憩した夫婦がいる。その夫婦が歩き疲れて休もうと携帯の椅子を取り出して座り、ふと前の木を見上げるとコブのように膨らんで見えるものがヨタカだったという。
 探そうとしてもなかなか見つからないものがこんなに簡単に見つかる。
 この写真のヨタカがそれだ。夕刻まで観察していた人の話では街灯がつく頃になって飛び始めたそうだ。
 鳥見をやっていなければ一生ヨタカを見ることはなかっただろう。TVや図鑑などから知識としてヨタカは知っているが、本物に接する感動を知らないといけない。
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