今春の渡りはやや低調。一気に盛り上がる高揚感がない。今朝もそれなりに見られているが、どこに行っても夏鳥が・・・の雰囲気ではない。
大手前に営巣したエナガは厳しい状況に。
大将が早朝4:30からや、夕刻6:30までの精力的な観察の結果。
4/30カラスに巣の一部が破壊され1羽のヒナが巣の上に。
5/1天候悪く時に風雨や雷。結論として11羽が孵化し、2羽が堀に落下、2羽は衰弱死。6羽が巣から落下し集まって固まる。1羽は巣内に残ったまま。
5/2ヒナは全く確認できず。親は虫をくわえて近くにくるもヒナと出会えず自分で食べる。ヒナは死んだと思われる、巣立ちにはちょっと早かったのかも。
今期は大手前の巣が最も悲惨な結果となった。営巣場所が悪く、初めから危惧していた。
大手前の人が多く通る道で、下はコンクリート。巣立ちヒナが落下してもすぐに隠れることもできない。一般の通行人に踏まれたり持ち去られたりする恐れもあった。
スズメ目の鳥は条件がよければシーズン中に2回や3回の繁殖をするという。そうなれば、いわゆる2番子の幼鳥たちを目にする事になるが。大阪城公園のエナガが2回目の営巣を観察したことはない。
大阪城公園の今期エナガの繁殖結果は
① 4/14巣立ち9羽(内堀沿いクス 地上約4mの位置)
② 4/16巣立ち10羽(西の丸庭園クス 地上約6mの位置)
③ 4/18巣立ち10羽(ピースおおさかバナナツリー 地上約3mの位置)
④ 4/22巣立ち7羽(元射撃場階段アラカシ 地上約10mの位置)
⑤ 5/1巣立ち(落下)10+1羽(大手前マツ 地上約4mの位置)
⑥ 謎? 赤レンガ元砲兵工廠裏の第二寝屋川沿いで繁殖か?その付近や北外堀思い出の森、飛騨の森、内堀沿い極楽橋付近で幼鳥7羽+親が観察されている。他の幼鳥とたちと行動が違い、しかも最も成長していることから、巣立ちは4/14以前ではないかと推測される。
一腹卵数は①~⑤の平均で9.4個で、文献の7~12と合致している。
営巣しないで放棄した巣は今回も複数観察されている。音楽堂西側上南端(ツツジ)ではすぐ近くの木の伐採工事。一番やぐらでは近くで重機による作業。梅林南側上桜広場(マツ)では営巣行動を始めた枝の剪定など、影響を受けたのではないかと思われるものもあった。
特に音楽堂西側上南端のツツジ、地上1.5mでは完全にできあがり繁殖が期待された。夜間はペアがねぐらとして利用するなども大将が確認していた。放棄された巣は完全な形で残り同所でずっと見られた。
〇今日の夏鳥
・キビタキ ♂13♀2 みどりのリズム、市民の森、音楽堂西側上、梅林南側上、一番やぐら、天守閣東側配水池、飛騨の森ほか。
天守閣東側配水池で♀型なのに喉に黄色がある個体。「ツクツクボウシ」 などさえずっていたとの事で♂だろう。まるちゃんが撮影。同様個体を 5/1にはU君が飛騨の森で観察。
キビタキの変異個体は2016から頻繁に出現し、以後毎春秋に観察されている。変異パターンは同じではない。原因は不明。
・コルリ ♂2 市民の森、音楽堂西側上
・ツバメ 12 みどりのリズムほか各所。本丸工事現場では水たまりに2羽が下りて泥土を採集、くわえて飛び去る。近辺で巣造りしているのだろう。
・メボソムシクイ 2 音楽堂西側上、み
どりのリズム。もうメボソが到着する時期になった。
・センダイムシクイ 12 愛の森、音楽堂西側上、飛騨の森、市民の森、太陽の広場東の森ほか。
・クロツグミ ♂1♀2 音楽堂西側上、もみじ
・オオルリ ♂2♀3 市民の森、愛の森、山里丸、教育塔裏
・コサメビタキ 8 山里丸、飛騨の森、音楽堂西側上、天守閣東側配水池、沖縄復帰の森、太陽の広場東の森ほか。今期は本種が多い。
・エゾムシクイ 5 市民の森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上
・サンショウクイ 1 梅林からみどりのリズムへ
〇その他の鳥
・トラツグミ 1 市民の森
・クロジ 1 市民の森
・エナガ 21 音楽堂西側上、沖縄復帰の森、太陽の広場東の森ほか
・メジロ 5 各所
・シジュウカラ 7 各所
・アオジ 1 天守閣東側配水池
・アカハラ 9 梅林、市民の森、もみじ園、みどりのリズム
・ツグミ 4 太陽の広場東の森、梅林、天守閣東側配水池
・シロハラ 4 一番やぐら、みどりのリズム
・イソヒヨドリ ♂♀2 飛騨の森
・イカル 1 梅林南側
・モズ ♀1 天守閣東側配水池
・アオバト 1 太陽の広場東の森
・ヒドリガモ ♂1 東外堀
・カルガモ 2 北外堀
・マガモ 2 南外堀
・アオサギ 3 内堀飛翔ほか
・ゴイサギ 1 北外堀
・コサギ 3 人工川ほか
・オオバン 2 南外堀
・カワウ 3 西外堀ほか
・カワラヒワ 3 山里丸、北外堀
・コゲラ 2 沖縄復帰の森、教育塔裏
■■モズ(1994.3.17 城南地区人工川)
これが父親。ここで初めて繁殖を確認したモズの父親だ。観察を続けていたが、早い時期にいなくなってしまった。
後は母親が巣立ちまで1羽で頑張っていた。やがて父親と同じくいなってしまった。
詳しくモズの繁殖生態を知らないが、事故に合ったのでなければいいと気になった。ともかく♂♀2羽のモズ幼鳥は、無事に巣立って旅立って行った。喜んでいる。
大手前に営巣したエナガは厳しい状況に。
大将が早朝4:30からや、夕刻6:30までの精力的な観察の結果。
4/30カラスに巣の一部が破壊され1羽のヒナが巣の上に。
5/1天候悪く時に風雨や雷。結論として11羽が孵化し、2羽が堀に落下、2羽は衰弱死。6羽が巣から落下し集まって固まる。1羽は巣内に残ったまま。
5/2ヒナは全く確認できず。親は虫をくわえて近くにくるもヒナと出会えず自分で食べる。ヒナは死んだと思われる、巣立ちにはちょっと早かったのかも。
今期は大手前の巣が最も悲惨な結果となった。営巣場所が悪く、初めから危惧していた。
大手前の人が多く通る道で、下はコンクリート。巣立ちヒナが落下してもすぐに隠れることもできない。一般の通行人に踏まれたり持ち去られたりする恐れもあった。
スズメ目の鳥は条件がよければシーズン中に2回や3回の繁殖をするという。そうなれば、いわゆる2番子の幼鳥たちを目にする事になるが。大阪城公園のエナガが2回目の営巣を観察したことはない。
大阪城公園の今期エナガの繁殖結果は
① 4/14巣立ち9羽(内堀沿いクス 地上約4mの位置)
② 4/16巣立ち10羽(西の丸庭園クス 地上約6mの位置)
③ 4/18巣立ち10羽(ピースおおさかバナナツリー 地上約3mの位置)
④ 4/22巣立ち7羽(元射撃場階段アラカシ 地上約10mの位置)
⑤ 5/1巣立ち(落下)10+1羽(大手前マツ 地上約4mの位置)
⑥ 謎? 赤レンガ元砲兵工廠裏の第二寝屋川沿いで繁殖か?その付近や北外堀思い出の森、飛騨の森、内堀沿い極楽橋付近で幼鳥7羽+親が観察されている。他の幼鳥とたちと行動が違い、しかも最も成長していることから、巣立ちは4/14以前ではないかと推測される。
一腹卵数は①~⑤の平均で9.4個で、文献の7~12と合致している。
営巣しないで放棄した巣は今回も複数観察されている。音楽堂西側上南端(ツツジ)ではすぐ近くの木の伐採工事。一番やぐらでは近くで重機による作業。梅林南側上桜広場(マツ)では営巣行動を始めた枝の剪定など、影響を受けたのではないかと思われるものもあった。
特に音楽堂西側上南端のツツジ、地上1.5mでは完全にできあがり繁殖が期待された。夜間はペアがねぐらとして利用するなども大将が確認していた。放棄された巣は完全な形で残り同所でずっと見られた。
〇今日の夏鳥
・キビタキ ♂13♀2 みどりのリズム、市民の森、音楽堂西側上、梅林南側上、一番やぐら、天守閣東側配水池、飛騨の森ほか。
天守閣東側配水池で♀型なのに喉に黄色がある個体。「ツクツクボウシ」 などさえずっていたとの事で♂だろう。まるちゃんが撮影。同様個体を 5/1にはU君が飛騨の森で観察。
キビタキの変異個体は2016から頻繁に出現し、以後毎春秋に観察されている。変異パターンは同じではない。原因は不明。
・コルリ ♂2 市民の森、音楽堂西側上
・ツバメ 12 みどりのリズムほか各所。本丸工事現場では水たまりに2羽が下りて泥土を採集、くわえて飛び去る。近辺で巣造りしているのだろう。
・メボソムシクイ 2 音楽堂西側上、み
どりのリズム。もうメボソが到着する時期になった。
・センダイムシクイ 12 愛の森、音楽堂西側上、飛騨の森、市民の森、太陽の広場東の森ほか。
・クロツグミ ♂1♀2 音楽堂西側上、もみじ
・オオルリ ♂2♀3 市民の森、愛の森、山里丸、教育塔裏
・コサメビタキ 8 山里丸、飛騨の森、音楽堂西側上、天守閣東側配水池、沖縄復帰の森、太陽の広場東の森ほか。今期は本種が多い。
・エゾムシクイ 5 市民の森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上
・サンショウクイ 1 梅林からみどりのリズムへ
〇その他の鳥
・トラツグミ 1 市民の森
・クロジ 1 市民の森
・エナガ 21 音楽堂西側上、沖縄復帰の森、太陽の広場東の森ほか
・メジロ 5 各所
・シジュウカラ 7 各所
・アオジ 1 天守閣東側配水池
・アカハラ 9 梅林、市民の森、もみじ園、みどりのリズム
・ツグミ 4 太陽の広場東の森、梅林、天守閣東側配水池
・シロハラ 4 一番やぐら、みどりのリズム
・イソヒヨドリ ♂♀2 飛騨の森
・イカル 1 梅林南側
・モズ ♀1 天守閣東側配水池
・アオバト 1 太陽の広場東の森
・ヒドリガモ ♂1 東外堀
・カルガモ 2 北外堀
・マガモ 2 南外堀
・アオサギ 3 内堀飛翔ほか
・ゴイサギ 1 北外堀
・コサギ 3 人工川ほか
・オオバン 2 南外堀
・カワウ 3 西外堀ほか
・カワラヒワ 3 山里丸、北外堀
・コゲラ 2 沖縄復帰の森、教育塔裏
■■モズ(1994.3.17 城南地区人工川)
これが父親。ここで初めて繁殖を確認したモズの父親だ。観察を続けていたが、早い時期にいなくなってしまった。
後は母親が巣立ちまで1羽で頑張っていた。やがて父親と同じくいなってしまった。
詳しくモズの繁殖生態を知らないが、事故に合ったのでなければいいと気になった。ともかく♂♀2羽のモズ幼鳥は、無事に巣立って旅立って行った。喜んでいる。