大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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ツミもアリスイもハチジョウツグミも合えなかったが 2022.1.17

2022年01月17日 | Weblog
 この土日は、ちょっと嬉しいのが出た。昼過ぎの事、飲みながらパソコンに向かっていると大将から市民の森でツミが出ていると。

 ツミ!!と思ったが、ツミなら駆け付けても無理だろう空振り率95%。ところが1時間ほどとまっていると言う。これには悩む、でも結論はダメだろう。何しろ猛禽だ、いつ飛び立ってもおかしくない。日曜日にも市民の森で撮影されている。

 大阪城公園で観察されたのなら、今後合うチャンスもあるという事だと慰める。
 夜に大将から写真が届いた。すっきり見える枝にこちらを向いてとまっている。胸の縦斑などから幼鳥と思われる。いいなーツミ。そのうち合える。きっと合えると自分に言い聞かせて眠る。

 U君から大手門西外堀沿いでアリスイを観察したと。アリスイは春秋の渡りの時期に時々観察されるので特別珍しいことはない。ただしこの時期の観察は初で珍しい。

 アリスイは基本的に冬鳥で大阪城公園は渡りの中継地。越冬することはない。そのため冬の記録が無かった。
 ところが、昨年11/13に西の丸庭園。今年1/2に飛騨の森。これまで観察のなかった月に出ている。そして今回の観察。同じ個体が越冬しているかどうか、短絡的に答えは出せないが気になる。冬のアリスイ。

 ハチジョウツグミ。北外堀の青屋門近く。日曜日の午前中に3回現れたと聞く。今朝も数人のカメラマンが待っていたが一度も出ないらしい。行ってしまったのか。

 今期は鳥が少ないと嘆いていたが、いろいろと現れてきた。ツグミもシロハラはほどほど見られるようになっている。ユリカモメも少ないが必ず見られる。
 今朝はツミもアリスイもハチジョウツグミも合えなかったが、増えてきたことで気分は悪くない。

・オカヨシガモ 10 南外堀、内堀
・ヨシガモ ♂1 内堀
・ヒドリガモ 115 すべての堀
・マガモ 11 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・カルガモ 2 東外堀
・ハシビロガモ 67 すべての堀
・コガモ 18 南外堀、内堀、北外堀
・ホシハジロ 132 南外堀、西外堀、北外堀
・キンクロハジロ 169 すべての堀
・ミコアイサ 1 東外堀

・オオバン 35 すべての堀
・ツグミ 29 各所もすべて樹上
・シロハラ 14 各所もすべて樹上
・ハクセキレイ 9 各所
・シメ 3 市民の森
・アオバト 5 市民の森。その後音楽堂西側上藤棚近くで4も同じ群れか
・モズ 1 市民の森の石の水場。水場にモズが下りてくるのは珍しいと
・ジョウビタキ 3 市民の森、梅林
・メジロ 7 市民の森
・カイツブリ 6 南外堀
・カワセミ 1 南外堀
・カワウ 12 南外堀、上空飛翔
・アオサギ 5 北外堀
・ゴイサギ 2 北外堀
・ユリカモメ 40 第二寝屋川、北外堀、上空飛翔
・セグロカモメ 2 第二寝屋川
・ハイタカ 1 飛騨の森
・エナガ 4 飛騨の森
・アカハラ 1 青屋門
・シジュウカラ 4 市民の森

■■ハチジョウツグミ(1993.4.2 愛の森)
 ツグミにしては胸が赤く見えたからと、図鑑の頁を繰っていた娘がやはりハチジョウツグミだと話す。翌日愛の森でしばらく待っていると地面で採餌する姿を見つけた。
 たしかに亜種ツグミとは違う。撮影しながら詳しく観察すると。
 ①赤い斑点で胸が赤く見える。②褐色味がないので背面から見ても亜種ツグミとは印象が違う。③愛の森だけの狭い範囲をなわばりにしており、人が通って逃げる時もその範囲にいる。④この時期の亜種ツグミは人慣れしていて10メートルくらいの近くを通っても平気なことがよくあるが、この亜種ハチジョウツグミは警戒心が強く30メートルほどの距離でも木の上に飛び上がった。⑤低木の茂みの中によく入る。⑥比較的ウオーキングが多い。⑦他の亜種ツグミがやってくると激しく追い出す。などを観察した。
 ツグミの一亜種なので、それほど喜ばれないだろうと知人たちにはあえて連絡していなかったが人気者になって長期間にわたって多くの人たちが観察にきたのは意外だった。
コメント
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