大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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9/6 つらい鳥見。参った!

2014年09月06日 | Weblog
 秋というのに異常なほどの蒸し暑さ。全身汗でびっしょり。顔から汗がポタポタと流れ落ちる。こうなったら頭の中の8割はビール。

 その上蚊が多い。特に太陽の広場東の森、市民の森、音楽堂西上、飛騨の森など非常に多い。鳥影を見つけて立ち止まり双眼鏡に集中していると、1分もしないうちに蚊の大群に取り囲まれる。
 5匹や10匹払ったところでまったく追いつかない。ズボンの上からも刺してくる。これほどになると、虫よけスプレーも効果がない。

 8月は記録に残る天候不順。雨が多かった。9月に入ってようやくと思っていたら、やはり予報が外れて雨が多い。
 やむを得ず、渡りの鳥たちを思いながらグラスを傾ける。(焼酎飲んでいるだけ)

 原稿を書いたり、資料の整理をしたりしながら、気分転換に書架の本を引っ張り出す。
BGMにユーチューブで音楽を流しながら本を手に。
 この前 「いそしぎ」 の映画音楽を紹介したがお勧めは 「渡辺貞夫 いそしぎ」 サックスが心に沁みる。

 手にした本は 「鳥のうた 詩歌探鳥記」 帯には 「和歌と俳句でバードウォッチング」 八木雄二著 1998年 平凡社。

 一部を紹介する・・・・。

   昨夜(きそ)こそは児ろとさ寝しか雲の上ゆ鳴き行く鶴のま遠く思ほゆ

 「昨夜愛しい人と寝たばかり、それなのに、雲の上を鳴きながら行くツルを聞くように、はるか遠くのことに思えてしまう」

 「きそ」も「こそ」も昨夜を意味する。だから「本当に昨夜のことなのに」というこの歌の思いの切なさが、出だしの繰り返しに露わになっている。自分が胸にもっている、愛する気持ちは嘘偽りのないものなのに、その愛が叶った大切なときが、一瞬のうちに間遠になるのはどうしてなのか。・・・・・・。


 早朝は鳥影がほとんど無い。観察条件は最悪。湿度と蚊そしてメガネも双眼鏡も曇って見えない。しばらくしてようやく鳥たちが動き始めた。

 音楽堂西上。エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、メジロの混群。ヤマガラが山から下りてきたようだ。
 カワラヒワ。梅林南側上桜広場、豊国神社東。
 コサギ。南外堀の上を北東に飛ぶ。
 サンコウチョウ。豊国神社東、天守閣東配水池、元ヘリポート、飛騨の森。飛び回ってよく移動している様子。どの場所もわずかな時間の観察。その後見られない。しかし複数羽いるのは間違いないだろう。
 キビタキ。♂、元博物館裏。♀型、豊国神社東、元博物館、天守閣東配水池、愛の森、飛騨の森で5羽。
 ツバメ。空堀から豊国神社前を1羽が飛び回る。
 エゾビタキ。元博物館。
 コルリ。飛騨の森、♂若♀計3羽。
 オオルリ。♀愛の森。
 センダイムシクイ。愛の森。
 エゾムシクイ。愛の森。

 今日は参った、結構きつい大阪城公園だった。昨夏は記録的な猛暑。今夏は記録的な豪雨。今後どうなるんだろう。

 
●今日の鳥たち。
 エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ、コゲラ、コサギ、メジロ、カワウ、サンコウチョウ、キビタキ、ツバメ、エゾビタキ、カルガモ、アオサギ、コルリ、オオルリ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


コメント (2)
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