大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

9/26 渡りはぼちぼち 秋の空。

2014年09月26日 | Weblog
 快晴の空。今朝も秋を感じる。
 ここ数年は残暑が長引いて、夏からいきなり冬になることが多かった。秋を感じることが少なくなっていた。でも今年は、秋らしい日が多いように思う。

 空堀で分からない鳥が、と聞き桜門へ向かう。
 「あそこ!」 指さし示す先の、茂った草がゆれる。草が動く。中を動いている様子。 短時間でも草の上に出てきて姿を見せてほしい。

 最初に撮影されたご夫婦の写真を見せてもらう。
 明るい場所、カメラのモニター画面では詳細が分からない。第一印象では、ウグイス科、ムシクイ科、センニュウ科、ヨシキリ科などが候補に。

 しばらく待ってみたが低い草の中から上がってこない。写真を送っていただくことをお願いしてその場を後にした。
 姿は見えなかったが、生態の一部を直接目にしたことは識別に大いに役立つ。

 年間十数件 「この鳥は何ですか?」 とパソコンにメールが届く。 正直言うと苦手だ。理由は、情報が少ないから分からない。
 私のブログを見て、ただの酔っ払い親父を、鳥のベテランだと誤解しているようだ。

 日本に700種以上もいる鳥を、一目で識別できる訳がない。 ベテランは、時期、環境、行動・・・・などなど多くの条件を入れて、絞って識別をしている。非常に細かいすべてのことが識別に重要。写真だけでは何も分からない。

 私も分からない時は、詳しい方にお願いする。その場合は出来る限り、詳しく情報を書いて識別のお願いをしている。
 写真だけでは、目隠しをして、耳をふさいで、匂いも嗅がさず、季節も場所もすべて隠して、耳かきひとさじの食べ物を口に入れて当てさせるようなもの。

 今朝の空堀の鳥は、姿は見られなかったが、行動の一部は見られた。これだけでも大いに参考になる。

 ただし、日本でも数少ない仙人級の人物なら、写真一目で分かるかも。
 かつて、こんな事が言われた。

 200種を見て一人前。カメラを持つのはここからと言われた。
 300種を見て鳥バカ。仕事や家庭に影響が出始める。(今は情報社会なのでこれより多いかも)
 400種を見て野鳥の達人。相当なレベルだ。
 500種を見て鉄人。常識を超えている人も。
 600種を見て仙人。ある意味奇人変人の部類。

 修行して行き着くところまで行くと、人でなく仙人になる。何しろ雲に乗って飛べるのだから。鳥と並んで飛ぶなんて夢のよう。
 でも、仙人にまで修行しても、久米の仙人の例もある。

 またまた、昼酒で酔っ払って思いつくまま話が脱線・・・・。どこが 「こんなん出てます」 や!(ひとりでつっこむ)

・先日コメントいただいた東外堀のバンの幼鳥。今朝も堀の中央あたりに。
・カルガモ、第二寝屋川と北外堀で17羽。
・モズの高鳴き。沖縄復帰の森で。この声は秋そのもの。
・キビタキ、梅林南側、飛騨の森、天守閣東配水池で♂2・♀型2。
・コサメビタキ、太陽の広場東の森、梅林南側、元博物館、天守閣東配水池で5羽。
・メボソムシクイ、本丸日本庭園池。
・ヤブサメ、本丸日本庭園池。
・エゾビタキ、元博物館。

 秋の渡としてはやや少ない状況。

●今日の鳥たち。
 カルガモ、コサメビタキ、シジュウカラ、モズ、カワラヒワ、メジロ、カワウ、キビタキ、メボソムシクイ、ヤブサメ、エゾビタキ、ヨシガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント
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