大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

12/30。ツグミ やはり激減。

2010年12月30日 | Weblog
 冷え込んで寒い朝。今年も明日一日で終わる。
 若いころは、年の暮れだからと回顧することなどなかったが、歳のせいか過ぎた一年間が頭に浮かぶ。 軌跡をたどると、いろいろな出来事があったなぁーと。

 今朝、大阪城公園を回って一番感じるのは、やはりツグミが少なくなった事。1,000羽以上はいただろうと思われるツグミが、一気に減少。
 夜間に渡るとの事から想像すると、前夜大阪城の上空を、「行くぞー!・行くぞー」 と鳴き騒ぐ。各所でツグミたちは、それを聞いて旅立ちの心つもりをする。
 やがて 「出発!」 と群れが一気に大阪城公園を後にする。

 そういう意志の疎通ができているに違いない。ほとんどの鳥たちは群れで渡りの移動をする。危険が少ないからと考えられている。
 例えば、コミミズクのようなフクロウが、50羽も100羽も群れになって、海を渡っている顔を想像すると面白くて不思議。

 昭和29年、青函連絡船が暴風によって沈没し、多くの犠牲者を出した洞爺丸事故。この台風の中、夜間に津軽海峡を渡るキビタキの群れを救った話がある。「キビタキ船長」 で検索すると出る。

 梅林でモズ♂1羽と出合う。何かを捕えたようだ。ウグイスが笹鳴きを繰り返しながら移動する。音楽堂西側上でアオジが植え込みの中を移る。

 南外堀でカイツブリ4羽、東外堀でも1羽の計5羽。越冬のササゴイは南外堀で2羽。カワセミは本丸庭園池に1羽。ここにはアオサギ1羽とジョウビタキも1羽。
 
 ヨシガモ♀型は南外堀で3羽。ササゴイは2羽。カイツブリは南外堀4羽と東外堀1羽の計5羽。
 内堀でセグロカモメ1羽が着水。柵の所まで行っても全く平気な顔。距離20メートルほど、大阪城公園でこれまで一番近距離で観察。

 城南地区人工川でコサギが見当たらないと思ったら、本丸庭園池にいた。カワセミも♀1羽がいつもの枝にとまっている。

 出会ったバーダーが、昨日は葛城山に行ってオオマシコ、ハギマシコを見てきたと話す。大阪城公園に来てくれないかな!

●今日の観察種。情報含む。
 ツグミ、シロハラ、ウグイス、カワラヒワ、ジョウビタキ、モズ、ヤマガラ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、アトリ、マヒワ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
 ハシビロガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ハクセキレイ、カワウ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ササゴイ、カイツブリ、アオサギ、マガモ、キセキレイ、セグロカモメ、カワセミ、コサギ、オオバン。
コメント (4)
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