堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

薫風ー23 「家島群島」

2006-05-31 | 自然と共生

P1040221○ 5月最後の日、薫風とは言えない暑い日で、豊岡市では30℃を越えたようです。我が家の馬鈴薯も太陽の光を受けて、力一杯でんぷんを地下茎に溜め込んでいるようです。

○ 今日は、最近姫路市に編入された家島群島に行きました。家島群島は播磨灘の西部に浮かぶP1040206島々からなる町で、四十四の島があるといわれていますが、名前のある島は30島ほどです。人口は一万人余りで漁業と採石、海運の町です。私はこの島に一年間住んだことがありますので、非常に親しみを感じる町で、四十四島の大部分に上陸した経験があります。

町の主力産業の漁業生産は70億円程度ですが、最近P1040210は不漁が続いているとのことですし、採石や海運業も低迷しています。しかし、この島は漁業が重要な産業で、私が在住した時に海苔養殖を普及しましたが、現在ではこれが漁業生産の大きなウエイトを占めていますので、親しい人々もたくさんおられます。

この島に行く度に感じることは、この島の人々は海の民とP1040215して完全に自然と一体となって生活しておられることです。荒れ狂う海でも船を操る勇気、魚と一体となった多彩な食文化に接するとき、海人としての尊厳すら感じ取ることができます。

今日は、不幸にして漁業操業中に海難事故に遭遇して亡くなられた方の告別式に参列しました。白い喪服の遺族の方の悲しみが心にしみる日でした。

   


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