昨日は小雪がぱらつく寒い日でしたが、孫が遊びに来ていましたので、暖かい温室があるフラワーセンターにゆきました。いつもののように球根ベゴニアやシンピジュームなどがきれいに咲いていました。促成栽培されたチューリップも満開でした。
○ 今回の四国遍路を機に始めて「写経」なるものを試みました。四国巡礼では各札所の本堂と大師堂には必ず写経を奉納する箱が設置されていますが、私は持参しませんでした。しかし、多く遍路の方は納経されている模様です。
お経にも色々あるようですが、私は「般若心経」だけしか知りません。また、一般の方々も「写経」と言えば「般若心経」のようです。このお経は僅か262文字ですが、600巻といわれる「大般若経」のエッセンスを集約したものと言われ、仏教の多くの宗派でこのお経を唱えるようです。私も「般若心経」を少しばかり勉強し、機会あるごとにこのお経を口ずさみ、この教えを糧として生活するように心がけています。
しかし、内容については非常に奥深いものがあり、例えば「般若」や「波羅蜜多」という言葉だけでもなかなか理解できません。まして有名な「色即是空 空即是色」のくだりになると何度聞いても意味がわかりません。このようなお経が1000年以上も日本人の心を捉え続け、それぞれの時代を生き抜く智慧と勇気を与えていることは間違いありません。
○ 人間にとって「生老病死」は必須のことですし、科学が発達した現代においても、生きていくには「四苦八苦」という苦しみがつきまといます。一度しか無い人生をどのように生きて行くかを考える内に、「般若心経」の中に学ぶべき哲学がたくさんあることに気づきました。いかにも未熟で拙い筆使いですが、今後も折りを見て「写経」をしてみようと思います。
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