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管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

いじめ その2(多分これで終わります)

2012-07-13 12:27:37 | 日記
昨日は小学校生活でのいじめの経験を書きました。

今日はもっと身近な存在だった、近所の子供達についてです。

私は小学校で転校するまで社宅に住んでいました。
そこそこ大きな社宅で、しかも塀に囲まれて門もありましたので、少し閉鎖的な社宅ではありました。
夫婦用の社宅だったこともあり、年齢の近い子供達が当然集まることになります。

このブログで私は"虚弱体質"と散々書いておりますが、これは生まれ持った性質で、10代~30代半ばまでは体力が上回っていたので、普通の人と同様に生活することが出来ていました。
しかし、子供の頃は虚弱体質の上に、やはりこれも生まれ持った性質である"自律神経失調症"を持っていました。
今でこそ、このように表現しますが、当時、そういう子供に下される診断は"自家中毒"が多かったと思います。
突然お腹が痛くなったり、吐き気がして嘔吐を繰り返したり。
理由も無くそういう症状が現れます。

社宅には小さな公園(とはいえ、ちょっとしたボール遊びが出来る程度には広かった)があったので、社宅に住む子供達は、皆揃ってその公園で遊ぶことが常でした。
私も勿論その中に居るのですが…。
急にお腹が痛くなったりすることが多くて「お腹が痛いから帰る」と言うと、「仮病だー」と囃されたり、皆が自転車で出かける時に一人だけ何も知らされずに置いてけぼりを喰らったり。
と、そんな小さな社会の中でもいじめはありました。

当時、私の周りにいた子供達は別にいじめている意識は無かったでしょう。
私にとっては、「本当に急にお腹が痛くなったのに、何故、仮病って言われて哂われるの?」「どうして一人だけ置いて行かれるの?」と、親にも言えずに一人で悶々としていました。

すぐに熱を出して幼稚園や学校を休んだり、病院にしょっちゅう通ったり、自家中毒をこじらせて入院したり。
子供同士でも扱いにくいタイプだったんでしょうね、私は。

大人になってから、ああ、あれはこういう理由だったのだろうなあ。
と、理解できるようになりました。

幸い、小学校を卒業してからは、周囲に恵まれたこともあり、いじめに似たようなことはほとんど無くなりました。
(最初に入った会社では、皆無だったとは言いませんが。転職してからは皆無でしたね)

持って生まれた性質が皆と違うだけで(しかも普段は何も変わらないような物なのに)、こういうことは起きるんです。
子供というものは、相手の弱点や自分たちと違う点を見抜く力は大人よりもあると思います。
でもそういうことを意識して行う子供はいません。
無意識ゆえの残酷さですね。
こういう場合は、周囲の大人達が「○○ちゃんは身体がちょっと弱いから、具合が悪そうだったら気をつけてあげなさいね」と、声をかけておく方が良いのかもしれません。
これは差別を植え付けるのではなく、強い者が弱い者をフォローすることを教えるものです。
そうやって子供の頃から遊びを通して、自分より弱い立場の仲間がいればフォローする。と、覚えて行くのです。
こういったことが無いままに育っていけば、無意識の残酷さもそのまま育ちます。
そして、いじめがエスカレートしていくのです。

お子さんをお持ちの方、どうぞ自分のお子さんに「自分より弱い人をフォローする」と言うことを教えてあげて下さい。
小さな頃からそれを知っている子供は、きっといじめをしません。

大津のような、そしてまだ知られていないいじめが無くなるように、大人達から少しでも前に進んで行く必要があると思います。

意見が異なれば、何故相手がそう言うのかを考える
相手の様子がおかしければ「どうしたの?」と、声をかける
泣いている友達がいれば、そっと頭を撫でてあげる

それだけでもいじめはなくなると思います。

何度も言いますが、大人から前に進みましょう。
そうすれば、いずれは子供もついてきてくれます。

そう願ってやみません。


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