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管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

人と機械と心 : もしくは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」

2012-10-16 21:36:17 | ヤマト
既に感想のところでも書いたのですが、ヤマト2199第三章の9話が、物凄く印象的だったんです。
映画が終わった後、「(あれ?8話ってどんな話だったっけ?)」と、なってしまったぐらい。

旧作には無いエピソードでしたが、9話をビーメラ星でのアナライザーの事を違うエピソードで表現したのだと思います。
まさかエンケラドゥスで回収したガミロイドが話の軸に関わって来るとは思いませんでした。
こうなると、全てが伏線のように思えて仕方がありません(苦笑)

このエピソードはどうやらウルトラセブンのオマージュのようですが、オリジナルの話を知らない人で違和感無く観ることができたと思っています。
(一部ネットでは「あのエピソードは不要だ」「ヤマトと関係無い」といった声もあるようですけど)


アナライザーとオルタのOSの違い、アセンブリ言語の違い、コンパイラの違いなどは描かれていなくて、いきなりアナライザーとオルタがコンタクトしています。が、これはきっと真田さんがそれまでにオルタ(ガミロイド)構成を解析し、ガミラスのアセンブリ言語を地球用にコンパイルしたのだと思っています。
もしくは、アナライザーがそれを一瞬でやってのけたのかもしれませんが。←アナライザーならやりかねないw

でも、そこまで出来るのならば、何故、アナライザーはオルタに"絵"と"言葉"をわざわざ教えていたのだろうか。
私の鶏頭では、細かい台詞などは覚えてないのですが、確かアナライザーが「概念を云々…」と、言っていたような気がします。
会話が出来るのであれば、色々な物ごとや事象の概念も、直接接続してコンパイル(通訳というか変換という意味で)すれば簡単だと思うのです。

それをわざわざ、まるで子供に絵本を見せて言葉や概念を教えているように描写したのには、何らかの意味があると思うのです。
あの合理主義的な2199の真田さんが、アナライザーがオルタに概念を教えることを止めさせなかったことと合わせて考えると、結構意味深なエピソードだと思うんですよね。

それに話中で使われていた古典SFを引用した言葉。(をもじった物)

真田さんが携帯食糧のようなビスケットを食べながら、中原中也を読んでいたこと。
YRAにラジオネームを使って、あの話をリクエストし、かつ、枕元にその本が置いてあったこと。

保安部の伊東にも真田さんが「機械の心」について語ってましたよね。
(詳しい台詞は覚えていませんが)

人間は脳で思考します。でも、"心"という臓器はありません。
ロボットも同じですよね。A.I.で論理的かつ数学的に分析します。それは思考にも似ています。勿論"心"という部品はありません。
有機的細胞という"部品"で構成された人間と無機質な金属チップなどの"部品"で構成されたロボットは果たしてどこがどう違うのか。
殊に日本人というのは何にでも魂や神が宿るという概念を持っています。(全員ではないけれど)
そういう概念が22世紀末にまであるのかどうかは不明ですが…。
私が勝手に思うに、2199の真田さんにとっては機械は屈服させるべき物でなく、ヒトに近しい物として考えているように思えます。(勝手に思ってることなので、真偽は不明ですけどね。いずれ明かされるでしょう)

オルタの制御装置?を解析した真田さんが「最低一人は味方がいたということだな」って言っていましたけど、一人とは人間だけを指す物なのかどうか、そして"最低"と言う言葉で人数を曖昧にしていることにどのような意味があるのか。

今後の展開への大きな伏線になっていると私は思っています。
もしかしたら、真田さんは手足だけでなく…。とも。
(反射衛星砲で攻撃を受けた時、真田さん、普通に立ってましたよね。波動砲の発射の時も)

私の思考がまとまってなくて、うまくまとめられませんが、第9話は、もしかすると"女神"の伏線にもなるかもしれない重要な話だと思います。

あー、早く続きが見たいよー!


てか、文章の構成力を何とかしろよ、自分orz
仕様書や作業手順書とかは書くの得意だったんだけど。
(おかしい。私は文系人間の筈なのに)

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