*orange bicycle*

写真のこと、日常のことなど書いていきますですよぉ

5.Musee Calvet

2006-06-10 22:01:48 | France
フランスとは関係ないのですが。
今日は、吉祥寺へ行ってきました。
「にじ画廊」で、枇杷の模様の入った
手ぬぐいが欲しいなあと思いつつ。
手に取って
「今度どこかで会ったら
うちへおいで」(心のつぶやき)
タワレコで、peridotsのデビューシングルが
欲しいなあと思いつつ。
視聴して
「レンタルされたら、連れて帰ってあげるよ」
(心のつぶやき)

さて、旅行記のつづきをば。
えーと、アヴィニョンのお昼からでしたね。

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その日は月曜。
何しろ日中は暑いので、できれば室内で
過ごしたいと思ったのだが
大抵の美術館はお休み。
そんな中、かろうじて開館していた
カルヴェ美術館に行ってみようか。

その建物は、18世紀の貴族の館を
改装して作ったそうな。
真っ白い室内に、真っ白い大理石の彫像が
点々と配され、窓から午後の光が
差し込んでいる。

おや、中庭がある。
名前を忘れてしまったが、
幹が白と灰色のまだらになっていて
ライチみたいな実がなる木。
(ご存知の方、教えて下さい)
その大木が2本。
傍らに男性の石像が2体。

私があまりにも長いこと
じーーーっとそっちを眺めていたからか。
館内にいたお兄さんが
「もし良かったら、中庭に出てみる?」
えっ!!出ていいの!?

ドアは開かれた。
風が吹いてきて
大木の葉をサワサワ言わせる。

苔むした彫像。
もの言わぬ彼らを、じっと見つめていたら
不意に、小学生の頃読んだ
松谷みよ子さんの「*ふたりのイーダ」が
思い出された。

大木を見上げながら。
風に吹かれながら。
ずーっと、そこに立っていた。

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きりがいいので、今日はこれにて。

*ふたりのイーダ
amazonにレビューが寄せられていました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062611554/503-2636814-6987145?v=glance&n=465392