*orange bicycle*

写真のこと、日常のことなど書いていきますですよぉ

4.Gordes,Abbeye de Senanque,Roussillon,...

2006-06-09 22:30:42 | France
アヴィニョンに来た、次の日の朝。
Gordes(ゴルド)行きのバスツアーに参加するため
8:30にoffice de tourismへ向かう。

おや、日本人がいらっしゃる。
母と娘さんだろうか。
話をすると、イギリスからやってきたのだそう。
「イギリスでは、ここ1ヶ月くらい
ずーっとお日様が出てこなかったのね。
こっちへ来て、久しぶりに太陽に当たったわ~」
ええーっ!!
それじゃあ、気が滅入っちゃうよなあ・・・

結局、ツアーに参加したのは
この母子、日本人の女の子、年配の女性、
ニューヨークから来た女の子、
フランス人のおばあちゃま2人。
わー、全員女性だ。
運転手はお兄ちゃんだったけど。

バスは、アヴィニョンの市街地を抜け
走って行く。
次第に緑が多くなり、
ぶどう畑や、サクランボの木々が
目立つようになってくる。

まず最初に、ラヴェンダー博物館。
併設されているショップで、お姉さんが
手につけてくれた香水からは
濃い紫の畑を思わせるような
ラヴェンダーの香りが漂った。
まだ花の時期ではなかったけれど、
私は、この香りを嗅ぐたびに
フランスを思い出すのだろうな。

私がずっと行ってみたかった
鷲の巣村、ゴルド。
それはあまりにもあっけないほど
簡単に、目の前に現れてくれた。

やっぱり、バスだと
辿り着くのも、立ち去るのもあっという間。
次に来るときは、村をゆっくり
自分のペースでめぐりたい。

そして、セナンク修道院。
「ラヴェンダーが咲いてないのが
残念だぁ~」と嘆いていた
年の頃、私と同じくらいの女の子。
「7月に、エクサンプロヴァンスで
ホームステイするんですよ」

「旅行にそんなにお金かけて
もったいない、っていう人もいますけど
私は、こういうことに費やすのは
全然もったいないと思わないんですよ」

そうだよね。
自分の好きなことには、少しくらい奮発したって
それが、もっと大きな満足に繋がるなら
全然惜しくない。

そして、煉瓦色の街並みが連なる
ルシヨンへ。
うーん、個人的にはここがいちばん
気に入ったかな?
村の周りのところどころに、断崖絶壁があって
その土がみんな、真っ赤なんだ。

もっと歩き回りたいけど
もうバスに乗らなくちゃ。

村の日陰で寝そべるわんちゃんを
写真に撮ろうと
低ーく、しゃがみこむ。
「おやまあ、おとなしい犬だねえ」
おばあちゃまのフランス語は
のんびりしていて好きだぁ・・・

お昼。
アヴィニョンへ戻り
ツアーで一緒になった女の子と
年配の女性と3人で
広場の石段に腰掛けて
お昼ご飯。

「私、カメラなんて持ってこなかったよ。
この歳になるとね、あんまり欲しいものが
なくなるのよね」
ええーっ!!
でも潔いよ。その考え方は。
結局、大事なのは
きれいな写真を撮って
思い出を残すことじゃなくて
その時、どれだけ自分が楽しんで
一日を過ごしたか、なのかも。

ピタパンに
レタスと鶏肉がこれでもか~っと
もりもり挟まっている
Pouletとかいうパンを頬張りながら
次はどこへ行こうか、と
考えた。

***************************

はいっ、今日はここまで~。