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あしたは アタシの 風が吹く

~ 今日も遊ぶねん 明日も笑うねん ~

大阪おもちゃ物語 ~大正・昭和初期~

2012年03月20日 21時30分11秒 | アートな世界
『正庁の間』の隣にある「時代玩具展示室」では、
大阪府指定有形民俗文化財に指定された貴重なおもちゃを展示した企画展示
『大阪おもちゃ物語~大正・昭和初期~』が開催されていました。


そんなに広くない展示スペースには、
大正時代から昭和初期にかけてのおもちゃの変遷が、
わかりやすく展示されていました。


いちばんの目玉はコレ!

金彩のブリキ印刷が施された、『戦艦「敷島」』のゼンマイ式のおもちゃ。

カッコいいっすね~!

女の子のおもちゃといえば、着せ替え人形かな?

この時代の少女漫画の絵って、どれもモダンですよね~
今見ても、古さを感じないってスゴイ!

っで、男の子のおもちゃといえば、やっぱりブリキのおもちゃになるのかな?

『ブレリオ機』に『セダン型自動車』。
めちゃくちゃ貴重なおもちゃです。

そして、めんこのいろいろ。。。

一般的なのは丸形めんこだけど、正方形やら長方形のめんこもあったんですね。

でもって、このでっかいゴレンジャーのめんこ!
直径26センチもあるんだそう。
当時、当て物の1等景品だったんだって。
いわゆる、客寄せ用のめんこかな!?

時代を映し出す時代玩具のあれこれ。
出し惜しみしないで、もっと広いスペースで、
がっつり展示してくれたらいいのになぁ。。。


「時代玩具展示室」
http://www.pref.osaka.jp/kosodateshien/jidaigangu/index.html

桃太郎

2012年01月23日 21時32分20秒 | アートな世界
昔話で知られる『桃太郎』。

桃から生まれた『桃太郎』は、ある日、
「鬼ヶ島へ行って、悪い鬼を退治します。」と言って、
犬・猿・雉をお供につけ鬼退治へ出かけていく。
そして、鬼を成敗した『桃太郎』は宝物をかかえて帰郷。
おじいさんとおばあさんと3人で幸せに暮らしましたとさ。。。

これが、おおまかな昔話『桃太郎』のストーリー。

悪いやつを懲らしめるヒーロー的なストーリーの昔話の『桃太郎』に対し、
それを根底から覆すような、
もうひとつの『桃太郎』のストーリーがあったとは。。。

先日、某FMラジオで、そのストーリーが朗読されていた。

それは、文豪・芥川龍之介が書いた『桃太郎』。


大正13年6月に書かれたもので、
週刊誌「サンデー毎日夏期特別号」(大正13年7月)にて発表されたもの。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/100_15253.html
↑に全文が記載されているけど、昔話の『桃太郎』が子供向けの作品に対し、
芥川版の『桃太郎』は、完全な大人向け。

芥川版の『桃太郎』では、昔話の『桃太郎』と違って、
鬼より桃太郎が極悪非道な人物として描かれている。
平和に暮らしている鬼ヶ島に桃太郎がいきなり侵略し、
宝物を略奪して帰るというなんとも言えない物語。

物語は6つの章にわけて綴られている。

要約すると、こんなストーリー。

お爺さんお婆さんのように山や川で地道に働くのが嫌だった桃太郎は、
鬼ヶ島の征伐を思いつく。
桃太郎のわんぱくぶりに愛想を尽かしていた老夫婦は、
桃太郎を追い出したさに、鬼退治の支度をする。

桃太郎は、「一つください。お伴しましょう」という、
犬・猿・雉を家来にするが、きび団子はいずれにも半分しか与えない。
それに不服を唱える三者に対して、
「よしよし、では伴をするな。その代わり鬼ヶ島を征伐しても、
 宝物は1つも分けてやらないぞ」と言って押さえ込む桃太郎。

鬼ヶ島は、椰子がそびえ、極楽鳥がさえずる、美しい天然の楽土である。
鬼たちは、毎日のように宴会を開き、平和を愛し、生活を楽しみ、
すこぶる安穏に暮らしていた。

桃太郎は、この罪のない鬼たちに建国以来の恐ろしさを与えた。
逃げ惑う鬼たちに容赦なく襲いかかる犬・猿・雉。
「一匹残らず殺してしまえ!」と号令し続ける桃太郎。


あらゆる罪悪が行われた後、鬼の酋長は、
命をとりとめた数人の鬼とともに降参。

「貴様たちの命は助けてやる代わりに、鬼ヶ島の宝物はすべて献上しろ!」
「そのほかに貴様の子供を人質としてさし出すのだぞ!」
と言い渡す桃太郎に、鬼の酋長は恐る恐る桃太郎へ質問した。

「わたくしどもはあなた様に何か無礼なことをしたために、
 征伐を受けたのだと思います。
 しかし、わたくしどもはあなた様にどういう無礼をしたのか、
 思い当たることがありません。
 ついては、その無礼の次第をお話しくださるわけには参りませんか?」

桃太郎は悠然と頷き、こう言った。
「日本一の桃太郎は、犬・猿・雉の3匹の忠義者を召し抱えた故、
 鬼ヶ島へ征伐に来たのだ。」

「では、その犬・猿・雉をお召し抱えなさったのは、
 どういうわけでございますか?」

「それはもとより、鬼ヶ島を征伐したいと志した故、
 きび団子を与えて召し抱えたのだ。
 どうだ?
 これでもまだわからないといえば、貴様たちも皆殺しにしてしまうぞ。」

人質の鬼の子供に宝物の車を引かせて故郷に凱旋した桃太郎だが、
その後の人生は幸福ではなかった。
成長した鬼の子供は雉を殺して鬼ヶ島に逃げ帰り、
生き残りの鬼は桃太郎への復讐を試み、猿も殺される。
鬼ヶ島では、鬼の若者たちが島の独立を計画して、
椰子の実に爆弾を仕込んでいた。

非常によくできた物語である。
この物語、私利私欲にまみれた現代社会にも通じるものがあると感じるのは、
私だけだろうか?


草間ジャック!?

2012年01月19日 21時52分59秒 | アートな世界
大阪・中之島にある「朝日新聞大阪本社」が、
ただいま、赤い水玉ビルになっています。


実はこれ、現在「国立国際美術館」で開催中の展覧会
『草間彌生-永遠の永遠の永遠-』とのコラボ企画“水玉プロジェクト”です。


現代美術家・草間彌生氏が長年こだわり続けてきた“増殖する水玉”を
柱などに彩り、水玉空間を演出しているのです。


ビルの北東角のショーウィンドーには、赤い水玉のマネキン人形も!

タイトルは「水玉強迫」。
展覧会と関連したコラボ展示です。

ちゃっかり、展覧会のポスターも貼られていました。


この“水玉プロジェクト”は、展覧会が終了する4月8日まで
開催予定とのこと。


後日、この展覧会に行くつもりだけど、
その前にちょこっとだけ草間彌生氏の世界を体感してみました。



「草間彌生-永遠の永遠の永遠-」
http://www.asahi.com/kusama/

「国立国際美術館」
http://www.nmao.go.jp/

京の小袖~デザインにみる日本のエレガンス~

2011年12月11日 21時01分49秒 | アートな世界
ちょうど1週間前、12月2日の金曜日。
お友だちと待ち合わせて、仕事終わりで京都へ出没してきました。

先日、時間切れで行けなかった「京都文化博物館」の特別展へ。
http://blog.goo.ne.jp/optimism-n_n-/d/20111130

桃山時代~江戸時代の小袖のコレクション展です。

http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kosode.html

色といい、柄といい、技術といい、今では作ることができないような、
華やかですばらしい着物がいっぱい展示されていました。

これは、重要文化財の『束熨斗文様振袖(たばねのしもんようふりそで)』。
看板にも掲載されている、目玉展示です。

こんなん着たら、めちゃくちゃカッコイイよねぇ~~

『松鶴亀草花文様肩裾小袖(まつつるかめそうかもんようかたすそこそで)』。

こちらも、重要文化財の小袖です。
桃山時代のもので、たっぷりと施された刺繍が素晴らしいです。

『菊繋ぎ文様小袖(きくつなぎもんようこそで)』。 

江戸時代の小袖です。
こんな柄ゆき、よく考えたよねぇ。。。
今、こんなん作ろうと思ったら、どんだけ金かかるねん!?

『籠に萩と笹文様小袖(かごにはぎとささもんようこそで』

こちらも、江戸時代の小袖。

粋ですよねぇ~~
しかも、柄がすべて刺繍!
完成するのに、どれだけの歳月がかかったんだろ?

桃山時代~江戸時代にかけて変遷していった小袖の歴史を、
7つの章に分けて展示していたけど、
どれもこれも、ため息が出るくらいの美しさ。
デザインといい、構図といい、昔の職人さんは、本当に発想力が豊かというか、
おそらく、今みたいに情報が溢れていなかったからこと、
ここまで大胆にイマジネーションが働いたんだろうなぁ。。。

思いのほか、すばらしい展示でした!


でもって、ちょっと余談。。。

「京都文化博物館」の1階の休憩コーナーに、まゆまろくんがいました。

このまゆまろくん、漆喰で作られているんだって!

ちなみに、まゆまろくんは、『第26回国民文化祭・京都2011』の
マスコットキャラクター。
http://kokubunsai-kyoto2011.jp/character/index.html

いつまで展示されているのか分かんないけど、機会があったら見てみてちょ!


「京都文化博物館」
http://www.bunpaku.or.jp/index.html




細川家の至宝 ─珠玉の永青文庫コレクション─

2011年11月28日 22時06分17秒 | アートな世界
前日の大雨から一転、晴れのいいお天気となった11月20日(日)。
朝から京都へお出かけです。

京阪七条駅でお友だちと待ち合わせて向かったのは、『京都国立博物館』。


お友だちから「招待券があるんだけど~」って、お誘いを受けて、
「細川家の至宝 ─珠玉の永青文庫コレクション─」を見にやってきました。
http://hosokawa2011.exh.jp/

旧熊本藩主であった細川家が所蔵する宝物を展示しているみたいです。

早めに行ったのにもかかわらず、けっこうな混雑具合。。。

さすがはお金持ちだけあって、立派なコレクションの数々でございますよ。

細川忠興(1563~1645)が、関ヶ原の合戦で用いた『甲冑』。

これって、全部で何キロあるんだろ?

重要文化財の『十一面観音立像』。

顔が11個あるかな~って、何回も数えてみたけど、何回数えても11個にならず。
ちょっと悔しい。。。

細川家の家紋である九曜紋をあしらった『鳥毛陣羽織』。

鳥の毛でフカフカなんだけど、どの鳥の毛を使っているんだろうね。

こちらも重要文化財の『黒き猫』。

柏の木に座る黒猫。
中国っぽいカンジの絵画ですね。

人が多くて、あんまりゆっくり見ることができなかったけど、
それでも見応え十分に堪能しました。


「京都国立博物館」
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

大阪城でも。。。

2011年11月12日 22時14分33秒 | アートな世界
万博公園からそのまま向かったのは、大阪城。

ここでも「おおさかカンヴァス推進事業」のアート展示が行われていたんです。
http://osaka-canvas.jp/

「西野達」氏の『おおさかDNA』っていう作品です。
http://www.tatzunishi.net/

水都を象徴する船、大阪が創業地である企業の家電製品、車、
カップラーメンに豊臣秀吉など、大阪の歴史を作ってきたモノや人物を
大型クレーンで吊るダイナミックなインスタレーション作品です。

よく見ると、阪神タイガースまでありますね~~!

なかなか、おもしろいアート作品でございます。

ちなみに、こんなカンジでクレーンに吊るされていました。

こうやって見てみると、けっこう大掛かりな作品ですよね~

そういえばこの日、広場では「ワンコリアフェスティバル」っていう
イベントが開催されていました。
http://hana.wwonekorea.com/


広場の横には、韓流スター・チャングンソクのライブに並ぶ
ファンたちの長蛇の列。
そのファン目当てに、韓流スターのポスターなどを出張販売しているブースも
ありましたね~

『ホットク』っていう、韓国の代表的な屋台スイーツです。

実は、スイーツとは知らずに買ってしまったんです。。。
餃子みたいなミンチ肉が皮の中に入ってるんだろうな~~なんて、
勝手に想像して。。。

ひとくちかじった瞬間、甘っ!!
黒糖を溶かしたような、真っ黒な甘い餡がトロ~リ。。。

これは、ちょっと失敗。。。(^^;)

ぷらぷら歩いて大阪城天守閣前広場まで行ってみると、
毎度のことながら、大道芸人のパフォーマンスが行われていました。

「シンクロニシティ」っていう、2人組の大道芸人です。
http://www.jugglersynchro.com/

この2人の大道芸は初めて見たけど、2人の掛け合いもおもしろく、
ノリも軽快で、なかなかおもしろかったです。

ただ、眼鏡じゃない方の人の滑舌の悪さが気になりましたが。。。(笑)

広場の横では「大阪城菊の祭典」が始まっていました。


今年も立派な菊がたくさん展示されていましたよ。


菊の大花壇は、まだまだこれから。。。
今年は“絆”がテーマのようです。

万博公園でも。。。

2011年11月11日 21時31分30秒 | アートな世界
「おおさかカンヴァス推進事業」のアート展示が、
期間限定で行われるというので、10月23日(日)に万博公園へ行ってきました。
http://osaka-canvas.jp/

現代美術作家「ヤノベケンジ」氏の作品で『Sun Child』です。
http://www.yanobe.com/

再生・復興してゆく人々の心に、大きな夢と勇気を与える希望のモニュメント。

高さ6.2メートルにおよぶ巨大な子供の像には、
防護服を脱いでも生きてゆける世界を希求し、
たとえ傷だらけになっても敢然と足と踏ん張り、
たくましく前を見据えて立ち向かうという、
次に来るべき未来像とメッセージが込められています。


『太陽の塔』と呼応するように、『Sun Child』はその手に“太陽”を持ち、
大阪の地より世界中へと希望の光を贈ります。
希望の光、あるいは灯火である“太陽”を心にとどめ、
立ち上がる人々によって、世界は再び明るい未来へと向かうことでしょう。

『Sun Child』は、2012年3月11日より大阪・茨城のモニュメントとして、
阪急京都線・大阪モノレールの南茨木市駅の駅前に恒久設置される予定。

見逃した方は、来年、見に行ってみてください。

『Sun Child』を見るためだけに万博公園へ来たんだけど、
せっかくなので、園内で開催中の「コスモスフェスタ」にも寄ってきました。

カラフルなコスモスが風に揺れていました。

万博公園のコスモス畑って、『太陽の塔』からちょっと離れた場所にあって、
けっこうな広さがあるんですよね~


ひまわりとコスモス。

夏の花と秋の花なので、本来は競演できない組み合わせです。

コスモスって、やさしくて可憐なお花ってイメージだけど、
実は雑草魂のごとく、強い花だったりするんですよね。。。


小腹がすいたので、ちょこっとおやつタイム!

限定モノの『コスモスロール』です。

食べていると、雨がポツッポツ。。。

急いで、万博公園を後にしました。


「万博公園」
http://park.expo70.or.jp/

おおさかカンヴァス推進事業

2011年11月10日 21時16分40秒 | アートな世界
『水都大阪フェス2011』の会場で、
同時に行われていたのが「おおさかカンヴァス推進事業」のアート展示。
http://www.osaka-info.jp/suito2011/

「おおさかカンヴァス推進事業」とは、
大阪のまち全体をアーティストの発表の場として“カンヴァス”に見立て、
大阪の新たな都市魅力を創造・発信しようとするもの。

昨年から始まっているのですが、これまた知名度がまだまだ低くて、
知らない人が多いのが現状。

悲しいことです。。。


『水都大阪フェス2011』で展示されていた作品を、ちょろっとご紹介。

「スナックその」というアートユニットが手がけた『中之島発電所』。
https://sites.google.com/site/snacksono/

女の子が一生懸命、自転車をこいでいますが、
これは竪穴式住居に模した空間にて、自家発電するしくみを設けた作品。

自転車をこぐ力で電球に明かりが灯ったりするので、
子供も大人も必死に自転車をこいでいました。

「金魚部」の『テレ金』。

公衆電話ボックスを巨大な水槽に改造し、無数の金魚を遊泳させる作品です。

以前、見に行った『アートアクアリウム展』の作品と似ていますね。
http://blog.goo.ne.jp/optimism-n_n-/d/20100401

「橘宣行」氏の『銀河鉄道たちばな』。
http://www.geocities.jp/ntland1966/

機関車をモチーフにした鋼鉄製のオブジェです。
ハンドルを回転させるとヘッドライトが点灯するなど、
実際に乗って、触って遊べる作品になっています。

横から見ると、こんなカンジ。。。

虫みたい。。。(^^;)

「アトリエズガ ワークショップ部門」の『等身大の自画像プロジェクト』。
http://blog.zaq.ne.jp/zuga/

鏡を見ながら、等身大の自画像を画仙紙に描くというワークショップです。

こんなふうに、鏡を見ながら筆と墨で自画像を描き、
完成した作品は、ワークショップ期間中に野外展示されていました。


「東京ピクニッククラブ」の『モバイル中之島』。
http://www.picnicclub.org/

移動式芝生「モバイル中之島」が『水都大阪フェス2011』の会場を巡り、
上空に浮いた雲型カメラからピクニックの様子を記念撮影するというもの。

ほのぼのとした作品です。

「関西大学都市設計研究室+TOFU+玉井悠嗣」の
『OSAKA BOARD GAME PARK』。
http://www.arch.kansai-u.ac.jp/urban/TOP.html
http://www.tofu-ao.com/tofu/top.html

公園内のベンチや地面をゲームボードに模したチェック柄に設え、
周囲にさまざまな使い方のできるゲーム盤を配置。
オセロや将棋などの駒やピクニックシートを貸し出し、
来場した客人が思い思いの時間を過ごすことができるという作品です。

みなさん、楽しそうですね~~!

単なる作品展示ではなく、来場した人たちが気軽に参加でき、
楽しみながらアートと触れ合えるっていうところがいいですよね。

私も時間があったら、参加したかったんだけどなぁ。。。


「おおさかカンヴァス推進事業」
http://osaka-canvas.jp/

岡本太郎 地底の太陽展

2011年10月04日 21時33分42秒 | アートな世界
そして、シルバーウィーク前半の3連休の最終日。
9月19日(月)は『万博公園』に出没。
『EXPO'70パビリオン』で開催中の「岡本太郎 地底の太陽展」へ
行ってきました。
http://park.expo70.or.jp/expo70chiteinotaiyouten.html

「大阪万博」以降、姿を消した「太陽の塔」の4つ目の顔“地底の太陽”が
再現されるという企画展です。

入口を入ると、まず目に飛び来んできたのが、岡本太郎氏のマネキン!

「太陽の塔」の模型や岡本太郎氏が描いた作品など、
岡本太郎氏のアトリエを再現した展示です。

そして「太陽の塔」の内部に展示されていた“生命の樹”に、
実際に取り付けられていた模型の展示。

以前、「太陽の塔」の内部公開に参加したことがあるのですが、
三葉虫とか、今でも一部の模型が「太陽の塔」の内部に飾られたままに
なっているんですよねぇ。。。


展示されていた恐竜たちの表情って、こんなに愛嬌のある顔だったんですね~

そして、これがお待ちかねの「地底の太陽」。

残念ながら、現物は現在行方不明中なので、原寸大に模しての展示です。
しかし、その大きさには圧倒されます。

天井には世界の仮面がいっぱい!

ユニークな仮面や愛らしい仮面など、珍しい仮面ばかりが並べられていました。

お腹いっぱいで出口を出たら、何やら行列が。。。


そうです。
これが、今回のもうひとつの人気企画となっている
「岡本太郎アートピースコレクション」のガチャガチャ。

ガチャガチャの中身は、岡本太郎氏の代表作品8種のフィギュア。

大人気企画のため、個数制限されていました。

なかには、何度も並び直して全種類揃えている人もいましたね~

せっかくなので、私もちょろっと。。。


かわいらしい“河童”のフィギュアでした♪


たまたまトークショーが開催される日だったので、こちらもついでに。。。

“アナウンサーとして体験した大阪万博”をテーマに、
元MBSアナウンサーの青木和雄さんが、万博会場での思い出や
エピソードなどを紹介してくれました。

当時、MBSは千里丘にあったんですよね。
その関係で、MBSでしか実況できない万博会場の混雑状況の放送とか、
「大阪万博」のパビリオン紹介の番組放送とか、
そのあたりの裏話が聞けて、なかなか興味深かったです。

行方不明の「地底の太陽」。
見つかるといいなぁ。。。



「万博公園」
http://park.expo70.or.jp/

太陽の塔 黄金の顔展

2011年10月03日 23時00分05秒 | アートな世界
半年以上も前のネタですが。。。
3月13日(日)に、『万博公園』内の『EXPO'70パビリオン』へ行ってきました。

目的は、『EXPO'70パビリオン』の開館1周年&岡本太郎生誕100周年を
記念して開催されている「太陽の塔 黄金の顔展」を見るため。


館内には、1970年に開催された「大阪万博」にまつわる
貴重な資料なども展示されていました。

「大阪万博」で実際に着用されていたホステスさんの制服や世界各国の国旗や、


「大阪万博」関連グッズなどなど。。。


実際に「大阪万博」に行った人たちにとっては、
きっと、たまらないんでしょうね。。。

けど、もっとたまらないモノがありました。

今回のイチバンの目玉展示の“黄金の顔”です。

1970年の「大阪万博」開催当時から
1992年に「太陽の塔」が平成の大改修を行うまでの間、
ずっと、博覧会場と『万博公園』を見続けてきた実物の“黄金の顔”です。

ちなみに、現在の「太陽の塔」に掲げられている“黄金の顔”は2代目。

1階から見ると大き過ぎて全貌がわからないので、2階から見てみることに。

直径10メートルを超えるとあって、やっぱりデカイ!!
ものすごい迫力です。

この“黄金の顔”が、上空およそ60メートルに掲げられていたんですね。

“黄金の顔”の展望フロアには、「太陽の塔」や“黄金の顔”の構造を示す
設計図なども展示されていました。


当時、“黄金の顔”の両目に取り付けられていた電球も展示されていました。

3.6kwのキセノンライトっていう電球だそうです。
これって、めちゃくちゃ貴重なモノですよね~

この電球が、「大阪万博」の開催期間中、
「太陽の塔」からやわらかい光線を放っていたんですね。

現在の「太陽の塔」にも、昨年からLED電球によって
目玉の光線が点灯されるようになったのですが、
当時の「太陽の塔」を知る人の話によると、
光線の色も明るさも、現在のLED電球とは全然違っているそうですね。

「やっぱり、万博のときの光線の方が温かみがあった!」
そうです。

きっと、この目玉の光線も、
岡本太郎氏のこだわりがいっぱい詰まっていたんでしょうね。


「万博公園」
http://park.expo70.or.jp/