goo blog サービス終了のお知らせ 

あしたは アタシの 風が吹く

~ 今日も遊ぶねん 明日も笑うねん ~

いい国つくろう、何度でも。

2011年09月03日 20時52分12秒 | アートな世界
昨日の朝刊をご覧になった方はご存知かと思いますが、
2011年9月2日の全国紙の朝刊などで掲載された『宝島社』の全面広告。

1945年8月30日、連合国(GHQ)総司令官のダグラス・マッカーサー元帥が
厚木飛行場に降り立つ写真を背景に、
「いい国つくろう、何度でも。」のキャッチコピー。

左下には小さく英文が記載されていて。。。

With the permission of the General Douglas MacArthur Foundation, Norfolk, Virginia

訳すと、

「ダグラス・マッカーサー財団の許可を受けています」

という意味。


この広告の意図について『宝島社』は、

敗戦や災害など、これまで幾度となく苦境に直面してきた日本。
日本人はそのつど、不屈の精神と協調性を武器に国を建て直してきた
歴史があります。
世界のどこを見ても、これほどしぶとく、強い生命力を秘めた国民は
存在しないのではないか。
そんな気さえするのです。
「いい国つくろう、何度でも。」
この投げかけを通じて、
日本人が本来持っている力を呼び覚ましてみたいと考えました。

との見解。

どうやら、震災復興に向けたメッセージを投げかけているみたい。

毎回、『宝島社』の企業広告は、いろいろと反響を呼んでいるが、
今回のこの企業広告。
どのように思われますか。


「宝島社」
http://tkj.jp/

かがみはら航空宇宙科学博物館

2011年08月21日 20時05分45秒 | アートな世界
夏休み真っただ中の8月16日(火)。
ちょろっとバイクで岐阜方面へ行ってきました。

Uターンラッシュが心配だったんだけど、一応、高速道路も車は流れていたし、
渋滞っていうほどではなかったかな。

っで、まずやってきたのは「かがみはら航空宇宙科学博物館」。
前から一度、行ってみたかったんよね。


門をくぐると、本物のヘリコプターや旅客機がズラリと並んでいました。

海上自衛隊で使用されていた『哨戒機』やら、『YS-11A型旅客機』など、
間近で見ると、けっこうな迫力でございますよ。

ちなみに、後ろから見るとこんなカンジ。


1機ずつ、なめるようにじっくりと見回した後、やっとこさ館内へ。

館内にも、飛行機がいっぱい展示されていました。

これは、陸軍乙式一型偵察機『サルムソン2A-2型機』の復元模型。

傍らには、日本で活躍した数々の航空機について、
模型や展示パネルで紹介されていました。
もちろん『神風』などの戦闘機についての展示もありました。

でもって、ビックリしたのがコレ!
実機の展示は屋外だけではなく、屋内にもたくさんあるんですよねぇ~

ヘリコプターやらグライダー、実験機など。。。

もちろん、コックピットの様子も見ることができます。

メーターがいっぱい!
こんだけメーターが並んでたら、何がなんだかわかんないよ。。。(^^;)

短距離離着陸機の開発のために造られた実験機『飛鳥』。


『飛鳥』は機内見学もできます。

機内って、思った以上にスペースがあって、広いものなんですね。

トイレも備え付けられていました。


しかし、飛行機ゾーンだけでも内容濃すぎ!!

じっくり見てたら、1日潰れそうな勢いだもん!

かなり満腹感でいっぱいだったんだけど、
せっかくなので、宇宙ゾーンもちょろっと。。。

宇宙ゾーンでは、『H-IIロケット』の技術開発の流れや、
宇宙開発の歴史などについて、パネルや模型などを使って紹介していました。

宇宙服の展示や。。。


『火星探査車』も展示されていました。


「写真撮影オッケーですよ!」ってことだったので、
写真撮りまくりながら、夢中で見てたら、
あっという間に時間が経っちゃって。。。

気がついたら2時間も居座っていました。

おもしろかったな~
もうちょっと、ゆっくり見たかったような気もするけど、
それはまた、機会があったらということにしときましょう。。。




「かがみはら航空宇宙科学博物館」
http://www.city.kakamigahara.lg.jp/museum/

スネークキューブ

2011年05月29日 15時42分01秒 | アートな世界
アジアン雑貨なお店で買った「スネークキューブ」。

「ルービックキューブ」に似ているけど、まったくの別物です。
http://rubikcube.jp/
300円だったし、3センチ四方とコンパクトだったし、ついつい。。。
それに、「脳トレにいいですよ!」って言われてさ。。。

バラバラにしてみました。

ヘビのように長くつながった木製の立方体が27個。
だから、「スネークキューブ」っていうネーミングがついているんですね。

こんな感じにつながった立方体を元のサイコロ状に戻すパズルなのですが。。。

何をどうやったらいいのか、さっぱりわかりません!
かなり難易度が高いパズルでございます。。。

なもんで、あっという間にリタイヤ。。。
あきらめが早過ぎ!?

いいんです!
人間、あきらめが肝心です!!(笑)

幸いにも説明書が同封されていたので、これを見ながら戻すことにしました。

全然、脳トレになってないじゃん。。。(^^;)

スタートするために、まずはきれいに並べ直し。


説明書を見ながらスタートしたはいいけど、
この説明書もテキトーだったりして、イマイチよくわかんない。

イメージをふくらませつつ、なんとか3段階目まで到達。


その後も苦戦しつつ、とりあえず7段階目までが完了。


そして、8段階目。

今思えば、ここまでは比較的スムーズに進んだ方だと思います。
けど、ここから次の展開になかなか進めなくて。。。

どうやってみても、説明書に書かれている図のようにならなくて、
何度、最初からやり直したことか。。。

脳がギシギシいってるのが、わかりますよ。。。

脳をリセットさせるために休憩を挟みつつ、説明書とニラメッコしつつ。。。

ようやく、9段階目に成功!

もうね、この段階でかなりの達成感です。
まだ、ゴールまで到達していないのにね。。。

10段階目。

最大の難関を突破した安心感からか、それともキューブに慣れてきたのか、
その後は楽勝!

そして、やっとこさ念願のゴール達成!!

なんだかだと、2時間くらい悪戦苦闘してました。
脳みそもヘトヘト。
かなりの脱力感。

脳トレのレベルを超えてますよ。。。

これ、説明書がなければ、ゼッタイに元に戻せなかったと思います。。。

お疲れさまでした、アタシ。。。

もう二度と、分解したくないです。。。

ルパン三世展

2011年05月23日 20時23分17秒 | アートな世界
週の後半に差しかかった5月19日(木)。

仕事終わりで京都へ遠征。

京都駅の「美術館「えき」KYOTO」で開催されている
『ルパン三世展』に行ってきました。


「ルパン三世」のアニメ化40周年を記念し、
原作漫画とアニメーションの両面の魅力を満喫できる
初の本格的な展覧会なのです。


入口前には、『ルパン40年史』や『年代別ルパン』などのボードが
展示されていました。


館内には、漫画の原画やアニメのセル画、絵コンテ、アニメの試作品など、
貴重な資料がずらり。

キャラクターの変遷を見ていると、ちょうど私がテレビで見ていた年代は
PART.2のころ。
見慣れているせいか、この時代のキャラクターがイチバンかっこよかった。

登場人物のなかでは、銭形のとっつぁんがいちばん背が高かったのね。
ちょっとした発見でした。

でもって、不二子ちゃんの身長(167センチ)&体重(50キロ)からして、
あのプロポーションはありえへんやろ!
なんて、ついついツッコミまで入れてしまいました (^^;)

平日の夜だったということもあってか、入場者はそんなにいなくて、
おかげでゆっくりと見ることができました。

ただ、グッズ商品がイマイチの品揃えでして。。。
期待していたばっかりに、買いたいものが何もなかったのは、やや残念でした。




「ルパン三世」
http://www.lupin-3rd.net/

「美術館「えき」KYOTO」
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

有職雛人形展

2011年03月01日 22時24分44秒 | アートな世界
わざわざ電車に乗って『ヨドコウ迎賓館』に行った本当の理由はコレ!

ず~っと前から一度見てみたいと思っていたんだけど、
なかなか機会がなくてね。
それなのに、今回は、なんだか見に行かなきゃいけないような気がして、
まるでお人形に呼ばれたかのごとく、急に思い立って行ってきたしだいです。

展示されている人形は、『ヨドコウ迎賓館』の建築主である灘の酒造家、
山邑家の8代目当主・太左衛門氏が長女雛子さんの誕生を祝って、
京都の人形店『丸平』の三代目・大木平蔵氏に依頼したもので、
明治33年(1900年)から34年(1901年)の2年間をかけて制作したもの。

展示されているのは、七体の有職雛様式の雛人形を中心とした雛飾り一式の
「雛人形」と、


十七体の人形と桜・松・柳などの造り物で、花見の宴を写した人形群の
「花観人形」、


花嫁姿の人形のほか、五体の人形と漆塗りの嫁入り調度品一式の
「花嫁人形」の3種。



人形といえども、息を呑むほどの美しさです。



男雛と女雛のこの表情。。。
こんな端整なお顔立ちをしたお雛様なんて、
現代のお雛様には、まずありません。

「花観人形」の明治天皇と昭憲皇太后です。



昭憲皇太后も、こんなに上品な顔立ちです。

今、こんな立派なお人形を作ろうとしても、
材料の面からしても技術の面からしても、かなり厳しいというか、
無理に等しいそうです。

100年を超えてもこの美しさを放つ人形たち。
観ていて、幸せな気分になれました。




「ヨドコウ迎賓館」
http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/

「丸平文庫」
http://www.h6.dion.ne.jp/~maruhei/

爽健美茶

2011年02月24日 20時49分50秒 | アートな世界
烏丸と河原町を結ぶ地下通路で見つけました。

「爽健美茶」のおっきなポスター広告です。

近寄ってみると。。。

何やらペタペタとカードらしきものがくっついています。

このモチーフのモデルはリス?
とりあえず、全種類(5種類)のカードを持って帰ってきました。

カードの裏面はカレンダーでした。
しかも、2月~12月の11ヶ月分。
最後に1マス分あいているのが気になります。。。
いくら2月採用の広告だからって、
カレンダーまで2月始まりにしなくたっていいのにね。

カードが持ち去られた後です。

「爽健美茶」に入っている15種類の素材が顔を出しています。


このポスター広告は、烏丸と河原町を結ぶ地下通路に2箇所あります。
ちなみに、カードがすべて持ち去られると、再びカード付きで登場しています。


「爽健美茶」
http://sokenbicha.jp/

3度目の正直?

2011年01月06日 20時26分29秒 | アートな世界
今回、帰省したら行こうと思っていたところがありました。
行こうと思ったきっかけは、昨年夏に友人から届いた残暑見舞いハガキ。
http://blog.goo.ne.jp/optimism-n_n-/d/20100824

何となくおもしろそうだったし、実家からも比較的近いし。。。

ってなことで、ちょうど縁起もいいので元日に行くことにしたのですが。。。

ちょうど出かけようかってときになって、天気急変!
雪降ってくるし~~~
行こうと思ってる場所は、金山っていう山の上の方にあるワケで。。。
でもって、窓から金山方面を見てみると、
さっきまではっきりくっきり見えていた金山の方は真っ白!

こりゃ、あきませんわ。。。

っで、あえなく断念。


日は変わって、1月2日。
前日とは打って変わっていいお天気!
今日こそ!

喜び勇んで出かけたのはいいけど。。。

途中、たぶんあと数キロで到着!
ってなところですよ。。。

さすがは、山の中の峠道ですねぇ~~

思いっくそ、積雪&凍結じゃん!!

またまた、断念。。。

はぅ。。。


だんだん知恵がついてきた、1月3日。
出かける前に道路状況を確認するため、目的の場所へ問い合わせの電話。
ダイジョウブ!っていうことだったので、今度こそゴ~~!!!

やっとこさ、たどり着くことができました。

やってきたのは、「招き猫美術館」。
http://www.manekineko-m.jp/

江戸時代の招き猫や変わり招き猫など、
日本全国で収集されたおよそ700体の招き猫が展示されているんです。

なんでも、最近では神社として利用される方も増えているとかで、
初詣代わりに訪れる地元の方も少なくないんだそうです。

しかも、お正月三が日は『招き猫美術館に初もうで』なる
イベントも開催していて、
先着1000人に“2011年版新作招き猫護符”がもらえるんです。

もちろん、ゲッチュ~しましたよん!

館内は撮影禁止なので写真はありませんが、
両手をあげた招き猫など、珍しい招き猫がいっぱい展示されていました。

それから、館内の天井や柱には、来館者が願いを書いた『副札』が
びっしりと貼りめぐらされていました。
神社代わりになっているというのも、うなずけます。

ただ、展示スペースは2フロアだけ。
もうちょっと広いのかなって思ってたんだけど、意外と狭いのね~



なんやかやと、1時間くらいいたのかな?
外に出ると雨降ってるし。。。
ホンマ、山の天気は変わりやすいわさ。。。


帰りに、ちょろっと「岡山空港」へ寄り道。
http://www.okayama-airport.org/

展望レストランで飛行機を眺めながら、ホットケーキを食べてきました。

夢のたね2010 osaka 祝祭

2010年12月19日 15時07分38秒 | アートな世界
前日の強風が嘘のように穏やかな日となった12月4日(土)。

夕方から「万博公園」へ行ってきました。
目的は、『夢のたね2010 osaka 祝祭』。

それぞれ自分の夢を書いた植物の種のカタチをした短冊に、
赤、青、白、緑の4色のLEDをつけて熱気球に乗せ、
上空からその“夢のたね”をまくというアートイベントです。


夕方5時ごろに「万博公園」に到着。
イベントが行われる「東の広場」へ直行し、最前列のド真ん中をゲット!

イベントが始まるのが6時30分。
それまで、寒さに耐えながら、じっとガマンの待機。。。


広場の横の方では、イベントに関する映像が流れていました。

しかし。。。
日が落ちてからは寒さが増してくるわ、
熱気球にとって最大の敵である風が吹いてきたりと、
想像を越す寒さが容赦なく襲いかかります。

防寒対策はしっかりしてきたつもりだったのに、甘かった。。。


PM6時30分。
心配していた風はやんだものの、いちだんと寒さが増すなか、
時間どおりに熱気球がふくらみ始めました。

手がかじかんで、カメラのシャッターが押せない。。。


立ち上がった熱気球に、“夢のたね”が入ったボックスを取り付けていきます。


約2万個の“夢のたね”を乗せた熱気球が、
夜空にふわりと浮かびあがりました。


上空約30メートルの高さから、“夢のたね”がまかれ始めると、
場内から大歓声が!


はらはらと舞い降りてくる“夢のたね”。
落ちてきた“夢のたね”を拾おうと、
チビッコたちが熱気球の下に駆け寄ってしまうというフライングで、
一時中断&迷子続出のハプニングもあったり。。。


舞い降りた“夢のたね”は、地上でキラキラと光り輝いていました。


“夢のたね”をすべてまき終わった熱気球が、
舞い降りた“夢のたね”に迎えられて地上へと帰還。。。

この後、スタッフの方たちによって集められた“夢のたね”は、
会場に来ていた人たちに、ひとりひとつずつ配られました。


私もひとつ、いただきました。
“夢のたね”を書いた人は、女子高校生かな?

夢がかなうといいね。。。


「夢のたねプロジェクト」
http://yumetane.com/

水木しげるの妖怪道五十三次展

2010年09月29日 21時38分42秒 | アートな世界
お目当てのウリ坊と“みわちゃん”を見て、大満足~♪
しかも、調子に乗ってけっこう長居をしてしまったので、
少し巻きな感じで、次なる場所へと向かいます。


「福知山城」をチラ見~~!
http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/modules/kanko2/

朝は寒かったのに、お昼になるにつれ、どんどん暑くなってきましたよ。。。


「丹波市立植野記念美術館」にやってきました。
http://edu.city.tamba.hyogo.jp/ueno/index.html

なかなか立派な美術館じゃないですか!!

先日『ゲゲゲ展』を見に行ったときに、
ここで『水木しげるの妖怪道五十三次展』が開催されているのを知ったんです。
http://blog.goo.ne.jp/optimism-n_n-/d/20100827

同期間に「兵庫県立美術館」でも
『水木しげる・妖怪図鑑』っていう企画展を開催してるんだけど、
きっと、ものすごい人であふれてるだろうから、こっちはパス。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1007/index.html

っで、場所的にも確実に人が少なそうな
『水木しげるの妖怪道五十三次展』に行ってみよう!ってな具合です。



入口を入ると、おなじみの妖怪たちがお出迎えしてくれていました。


あの『永谷園』の付録のカードでも知られる、
歌川広重(通称:安藤広重)が描いた名作「東海道五十三次」の道中を、
妖怪達が旅したらどんなに楽しいだろう。。。
そんな発想のもとに描かれたのが、水木版の“妖怪道五十三次”。


出発地の江戸と到着地の京都を含む、
55枚のシリーズ作品すべてが展示されていて、
鬼太郎や目玉親父、ねずみ男といったお馴染みのキャラクターはもちろん、
民話伝承にちなんだ日本各地の妖怪たちが、
東海道の宿場各所に我が物顔で登場しているんです。

もう、おもしろいったらありゃしませんよ!!

しかも、それぞれに絵が見比べられるよう、「東海道五十三次」の絵と
「妖怪道五十三次」の絵を宿場ごとに並べて展示していて、
その1枚1枚に登場している妖怪たちの説明コメントまでつけられているんです。

もうねぇ。。。

「東海道五十三次」の宿場に本当に妖怪たちがいたんじゃないかと
錯覚しそうなほど、描かれている妖怪たちがイキイキしているんですよ。

いや~~。。。
見に行ってよかった!!

たぶん、2時間くらいいたんじゃないかなぁ???


見終わって外に出たら、雨降ってるし。。。
ホントは、もう1ヵ所行こうと思ってた場所があったんだけど、
雨具持ってきてないし、どしゃぶりになったらエラいことなので、
寄り道はやめて、おとなしくお家へと帰りました。


「妖怪道五十三次」
http://www.yanoman.co.jp/yokai53/

プチファーブル 熊田千佳慕展

2010年09月22日 20時25分13秒 | アートな世界
9月も半ば過ぎだというのに、めちゃくちゃ暑かった9月18日の土曜日。
「はやぶさ展」を見た後は、心斎橋へ移動。

『大丸心斎橋店』で開催されている「熊田千佳慕展」に行ってきました。
http://www.asahi.com/kumadachikabo/


芸術の秋ですね~~!


虫や植物、動物を描き続け、
“日本のプチファーブル”と呼ばれていたそうです。


“細密画家”という異名を持つだけありますね。
すべてにおいて、緻密かつ繊細な絵ばかり。

本物と見まがうほどのリアルさです。

筆の先っぽ数本にだけ絵の具をつけて、2~3本の線を引いてはの繰り返し。
1枚の絵を完成させるのに、数ヶ月かかることもあったとか。


本物に忠実に、美しくもやさしい色彩で描かれる生き物たち。
熊田氏は、草むらなどに寝転がったまま、
数時間もの間、昆虫たちを観察していたそうです。


決して、その場でスケッチをすることはなく、
被写体となる生き物をじっくりと観察し、自分の頭にしっかりと焼き付けて、
家に帰って下絵を描いていたそう。


歯をくいしばって絵を描いているため、絵が完成したとき、
歯肉が腫れ上がっていることもあるとか。

世界的に認めらるようになったのが、60歳を過ぎてから。
もともとはデザイナーだったというから、そのときに身に付いた感性なども、
いたるところで生かされているんでしょうね。

98歳で亡くなるまで、素晴らしい絵を描き続けた熊田氏。

心の底から生き物が好きだったからこそ、
これほどの絵が描けたんだと思います。


「熊田千佳慕」
http://kumachika.org/