感動をくれる人々

作家で医師のＤｒ米山、天文学者の渡部潤一先生、寄生虫博士の藤田紘一郎先生など、本当に頭が良くてあるレベルを超越している人には、とってもフレンドリーで気さくな方が多い。もちろんそういうことを体験すると驚くしメッチャ感動するのだが、ごく普通の周辺の人の中にもスゴイ人がいる。

まずは埼玉トヨタの若き営業マンさん。以前父がトヨタ車に乗っていた頃からのお付き合いだが、この人はスゴイ！新車を買って間もなくの頃、残念ながらわけあってその車を手放すことになった。この時、自社だけでなく他の中古車買取店にも査定に持ち込んで（なんと彼自身で運転して）、一番高く買い取ってくれるように計らってくれた。もう次の車を買う機会は無いという状況なのに、ここまでしてくれたのには涙が出る思いだった。それ以来もう何年も経つのだが、カレンダー持参で年末の挨拶にもいまだ欠かさず来てくれている。

以前お付き合いがあった頃は、「何時ごろ寄るから」と言っておくと、必ずその時間前に外に立って迎えてくれたという。自宅に来てもらうことも多かったのだが一度も遅れたことは無く、早く着くと約束の時間になるまで目立たないところで待っているという気の遣いようだった。私にも声をかけたいところだと思うのだが、「気に入っている車に乗るのが一番ですから！」と言って、けしてセールスしてこない。今年はあいにく留守中に来てくれたらしく、カレンダーと共に自分の名前を大きく書いた名刺の裏に、お体大事にして下さいというメッセージを書いてくれていた。営業所に電話したところ外出中だったのだが、すぐ携帯から折り返し電話をくれて、いつも人と喋るのを億劫がる父が長い間話していた。そして…先日の父の誕生日にはバースデーカードが届いたのだった。もう車出してから４年も経つというのに、あーたはスゲェよ（××）

そしてもうひとりは、旅行代理店の浅田真央ちゃんに似た可愛いカウンターレディ。この方、すこぶる達筆でしかも読みやすい素敵な字を書く。そして、１年ぶりに行った私のことをちゃんと覚えていて、１年前の旅行先まで記憶にあった。スゴイですねぇ～！と言ったら、
「ちゃんと計画を立ててご来店いただいたので、こちらもとても手配がしやすくて感心したんです」
との答え。う～みゅ、こんなことなかなか言えないよねぇ。美容院なんかはカルテにちょこっと話をしたこととかを書いているからそれを見て話をつなげられるけど、ここはそんなことないのに…。おまけに手配のスピードが早く、チケットを取りに行くと名乗ったり引換券を出す前にサラッと用意している。どうも見ていると、彼女をご指名の人が多いようだ。納得！

こういう人は、自分のお仕事が好きなんだろうなぁと思う。だからプライド持って、懸命に相手の望んでいることや喜んでくれることを先回りして提供してくれているのだろう。なんかねぇ、人の力ってすごいなぁと感動してしまうのだ（＾＾

　　　　　　
　　　　そして感動をくれる写真は、竹之内貴裕氏の『FujiMoon』
竹之内氏ＨＰ→http://www.netlaputa.ne.jp/~ttake/index.htm