(01)
―「先程の記事(令和03年04月03日)」でも書いた通り、―
(α)「Aから、Bが、導出される」のであれば、「A→B(AならばBである。)」は、「恒真式(トートロジー)」である。
(β)「Aを否定すると、矛盾が生じる」のであれば、「A(Aである。)」は、 「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(02)
(α)
1(1) P A
1(2) ~Q∨P 1∨I
1(3) Q→P 2含意の定義
(4)P→(Q→P) 13CP
(β)
1(1)~( P→( Q→P)) A
1(2)~(~P∨( Q→P)) 1含意の定義
1(3)~(~P∨(~Q∨P)) 1含意の定義
1(4) P&~(~Q∨P) 3ド・モルガンの法則
1(5) P 4&E
1(6) ~(~Q∨P) 4&E
1(7) Q&~P 6&I
1(8) ~P 7&E
1(9) P&~P 58&I
従って、
(01)(02)により、
(03)
(α)(β)により、
① P→(Q→P):ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)
は、「恒真式(トートロジー)」である。
(04)
(α)
1 (1) P→(Q→R) A
2 (2) P→ Q A
3(3) P A
1 3(4) Q→R 13MPP
23(5) Q 23MPP
123(6) R 45MPP
12 (7) P→R 36CP
1 (8)(P→Q)→(P→R) 27CP
(9)(P→(Q→R))→((P→Q)→(P→R)) 18CP
(β)
1(1)~( (P→(Q→R))→ ((P→Q)→ (P→ R))) A
1(2)~(~(P→(Q→R))∨ ((P→Q)→ (P→ R))) 1含意の定義
1(3) (P→(Q→R))&~((P→Q)→ (P→ R)) 2ド・モルガンの法則
1(4) P→(Q→R) 3&E
1(5) ~((P→Q)→ (P→ R)) 3&E
1(6) ~(~(P→Q)∨ (P→ R) 5含意の定義
1(7) (P→Q)&~(P→ R) 6ド・モルガンの法則
1(8) (P→Q) 7&E
1(9) ~(P→ R) 7&E
1(ア) ~(~P∨ R) 9含意の定義
1(イ) P&~R ア、ド・モルガンの法則
1(ウ) P イ&E
1(エ) ~R イ&E
1(オ) Q→R 4ウMPP
1(カ) Q 8ウMPP
1(キ) R オカMPP
1(ク) R&~R エキ&I
従って、
(01)(04)により、
(05)
(α)(β)により、
②(P→(Q→R))→((P→Q)→(P→R)):ルカジェヴィッツの公理(Ⅱ)
は、「恒真式(トートロジー)」である。
(06)
(α)
1 (1) ~P→~Q A
2 (2) Q A
3(3) ~P A
1 3(4) ~Q 13MPP
123(5) Q&~Q 24&I
12 (6)~~P 35RAA
12 (7) P 6DN
1 (8) Q→ P 27CP
(9)(~P→~Q)→(Q→P) 18CP
(β)
1(1)~( (~P→~Q)→ (Q→ P)) A
1(2)~(~(~P→~Q)∨ (Q→ P)) 1含意の定義
1(3) (~P→~Q)&~(Q→ P) 2ド・モルガンの法則
1(4) ~P→~Q 3&E
1(5) ~(Q→ P) 3&E
1(6) ~(~Q∨ P) 5含意の定義
1(7) Q&~P 6ド・モルガンの法則
1(8) Q 7&E
1(9) ~P 7&E
1(ア) ~Q 49MPP
1(イ) ~Q&Q 8ア&I
従って、
(01)(06)により、
(07)
(α)(β)により、
③(~P→~Q)→(Q→P):ルカジェヴィッツの公理(Ⅲ)
は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(03)(05)(07)により、
(08)
① P→(Q→P)
② (P→(Q→R))→((P→Q)→(P→R))
③(~P→~Q)→(Q→P)
である所の、「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)」は、当然ではあるが、「恒真式(トートロジー)」である。
(09)
(α)「Aから、Bが、導出される」のであれば、「A→B(AならばBである。)」は、「恒真式(トートロジー)」である。
(β)「Aを否定すると、矛盾が生じる」のであれば、「A(Aである。)」は、 「恒真式(トートロジー)」である。
といふのは、
(α)
1(1) P A
1(2) ~Q∨P 1∨I
1(3) Q→P 2含意の定義
(4)P→(Q→P) 13CP
(β)
1(1)~( P→( Q→P)) A
1(2)~(~P∨( Q→P)) 1含意の定義
1(3)~(~P∨(~Q∨P)) 1含意の定義
1(4) P&~(~Q∨P) 3ド・モルガンの法則
1(5) P 4&E
1(6) ~(~Q∨P) 4&E
1(7) Q&~P 6&I
1(8) ~P 7&E
1(9) P&~P 58&I
であれば、
(α)「Pから、Q→Pが、導出される」ので、 「P→(Q→P)」は、「恒真式(トートロジー)」である。
(β)「P→(Q→P)を否定すると、矛盾(P&~P)が生じる」ので、「P→(Q→P)」は、「恒真式(トートロジー)」である。
といふ、ことである。
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