快刀乱麻!長野県議会議員・西沢まさたかが行く

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健康福祉委員会県外視察( 宮城県、福島県)2 日目

2012年10月18日 | Weblog

視察2日目、最初に仙台市内の障害福祉サービス多機能型事業所「まどか」に行きました。
ここは、もともと沿岸部にあり、東日本大震災で被災し、被害者はいませんでしたが、内陸部の現在の場所に8月にオープンしました。
38名が通い、パン、クラフト、まゆ、福幸だるま(写真)製造し販売をしていました。
次は、石巻赤十字病院を視察しました。
ここは、沿岸部から2006年5月に現在の場所に移転し、元の所では完全に被災していたところであったようです。
災害拠点病院として、地震前から災害マニュアル作成し、さらにバージョンアップしたり、行政以外に民間とも協定を結び協議会を設置し、顔の見える連携に努めてきました。
その矢先に地震が発災し、石巻市内では赤十字病院しか電気がついていない状況で、職員はマニュアル通りに動いたようです。
しかし、余りにも大きな地震であったため、マニュアルでは想定外のことが多々あり、改めて初動が大事であることを実感したようであります。
職員の方は、家族の安否がはっきりしないまま仕事をし続けたことが一番辛かったようであります。
この病院は免震構造が適用されていましたが、地震の動きを分析する装置や鉄骨が歪んでしまったところを目の当たりにしました。(写真)
東日本大震災を経験したことにより、この病院は全国でも誇れる災害拠点病院となったと思います。
次に、沿岸部にあった石巻市立病院に行き、ここは1階部分は水没しましたが、幸いなことに2階以上に避難したことにより亡くなった方はいませんでしたが、病院自体は解体をします。現在では、1,882戸の仮設住宅がある運動公園内に、石巻市立病院開成仮診療所として設置され、その所長として佐久総合病院から長先生(写真)が赴任されました。
長先生は、赴任前に開成地区での「外来と在宅医療」が必要と考え、これをもとに活動していることを説明していただきました。
石巻市立病院は4年後に石巻駅近くの中心市街地に再建されることが決定したようですが、それまでの診療所の役割は重要と考えます。
3施設共に、東日本大震災での教訓を生かして今後も運営されていくと思いますが、長野県でもいつ何時大災害が発災するかわかりませんし、その時の病院の体制は重要でありますので、今回学んだことを長野県に提言していきます。

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