28日、2泊3日の日程で危機管理建設委員会の県外視察で、鹿児島県に来ています。
1日目は、御嶽山噴火後の対策に役立てるため「桜島国際火山センター」を視察しました。
以前は鹿児島県が管理をしていましたが、土石流対策は多額の費用がかかるため、昭和51年から国土交通省 九州地方整備局 大隈河川国道事務所 桜島砂防出張所で維持管理を行うようになりました。
昨年は1000回もの噴火を繰り返し、除石量は11万㎥と年々増加しています。
土石流はここ数年で、年間20~50回起こり、少雨でも繰り返すことから、砂防堰堤が多く敷設され、土石流が海へ流れ込む用に施されていました。
平成22年10月以降レベル3(火口から2km圏内立入禁止)の状態が現在でも継続されていますので、危険箇所の砂防管理は、無人化機械を遠隔操作で行っています。
毎年、全島民が船で逃げる防災訓練を行い、防災意識を高めています。
御嶽山において、融雪による土石流が起こる可能性を指摘いただきました。
今年の噴火は380回と少ないようですが、帰り際に噴火をしました。
因みに、1000m以上噴煙が上がらないと噴火とは見なさいようであります。
23日、正副議長、各常任委員長が、王滝村、木曽町等を訪れ、両町村長と意見交換を行いました。
私は、危機管理建設委員長として参加し、今回の御嶽山噴火災害での危機管理における、教訓や改善点について等お聞きしました。
王滝村では、登山道の放送設備、山小屋へのヘルメット・懐中電灯の整備、避難マニュアルなど、昭和54年に噴火したことを教訓に備えていて、一定の効果があったが、常時観測や噴石を避けるシェルター設置等について要望をされました。
また、両町村長から観光への影響が大きいことからその対策と財政支援についても要望されました。
11月には、危機管理建設委員会として現地視察を行い、改めて要望等お聞きし、11月定例県議会に反映できるよう努めていきます。...
この日は、木曽町御岳に設置された献花台を訪れ、犠牲者の方に哀悼の意を表しました。