快刀乱麻!長野県議会議員・西沢まさたかが行く

「快刀乱麻!長野県議会議員・西沢まさたかが行く」のパーソナリティで長野県議会議員 西沢まさたかのブログです。

辰野町の災害箇所を無駄な公共事業と判断!

2006年07月26日 | Weblog
今回の大雨で、上伊那郡辰野町でも死者が出るなど、大きな災害に見舞われました。
心からご冥福をお祈りいたし、お見舞い申し上げます。
地元県議で災害対応に追われる、清水洋議員から災害の現状についてメールがきましたので、以下に説明します。
辰野町徳本水(とくほんすい)で、国道153号線の脇を流れる横川川の氾濫で道路が決壊し6日間にわたり通行不能になりました。
この国道は、松本・塩尻と伊那谷を結ぶ唯一の道路で、この6日間は、20Kmあまり遠回りをして岡谷経由で塩尻方面に通勤や通学をしました。
この箇所は地元から長年の改良の要望があり、平成10年には関係者の合意がとれ県の事業化と国の補助の交渉も順調に進み、いよいよ事業開始というところでありました。
しかし、現知事により無駄な公共事業として、この箇所の事業はストップしてしまいました。
予定通り事業化していれば県民生活には支障がなく、道路決壊はなかったかも知れません。
車が巻き込まれ、犠牲者が出た可能性もあります。
地元要望がある箇所を、無駄な公共事業と判断したことは大変疑問であります。
これは、地域住民の声を「無視」した例でありますが、この6年間、県民や市町村の声を、このように「無視」した事例が多々ありました。
これが県民、市町村、職員等との信頼関係を希薄にさせた原因にもなっています。
今回の辰野町徳本水での災害は現知事による人災と言っても過言ではありません。

※本日被災地の「辰野高校」が高校野球長野県大会において、再試合の末、ベスト4に進出、被災者の皆さんに大きな勇気を与えてくれたことと思います。
明日のご健闘もお祈りいたします。

岡谷市災害現場視察

2006年07月25日 | Weblog
昨日、土木委員会とともに岡谷市上の原地区、湊地区を視察してきました。
上の原地区では、通常土石流が起きない地形で土石流が起き、老人ホームの駐車場へ土砂が溜まり、その下の上の原小学校の体育館と校舎で土砂が止まりました。
400mmの雨で、8000㎥の土砂が溜まったようであります。
午前4時の出来事であったので、児童がいなく不幸中の幸いでした。
学校施設には、40万円以上の災害に対しては、文部科学省が対応するようですので、上の原小学校については対策を講じてます。
湊地区は、一番被害が大きかった地区で、住民の皆さんは避難している状況でありました。
高台から被災現場を見ましたが、災害の怖さを目の当たりにして、改めて災害対策の重要性を実感しました。
長野県の治山、砂防、河川の国土保全関係予算の現状は以下のとおりです。
平成12年度 800億円 → 平成17年度 300億円 (現職知事就任後-500億円)
これでは、危険箇所がたくさんある長野県の災害を未然に防ぐことはできないと思います。
あまりにも急激な予算の削減により、災害対策の要望箇所にも手が施されていない状況であるところが多々あります。
これで県民の生命・財産を守れるでしょうか。
大変疑問です。
昨日、災害現場を視察した結果、危険箇所は災害前の予算がかからない内に、対策を講じる必要性を再確認いたしました。
今後も雨が降り続けるようですが、一日も早く雨が止み、行方不明の方が見つかることをお祈りいたし、被災された皆さんにお見舞いを申し上げます。
(写真は高台から見た湊地区)

豪雨災害について

2006年07月19日 | Weblog
ここ数日の雨で、長野県に大きな災害をもたらしました。
長野県の現状(9時30分現在)死者5名、行方不明者6名、11市町村3,600戸で避難しているようであります。
亡くなられた方に、お悔やみを申し上げるとともにご冥福をお祈りいたします。
長野県は、地滑り地帯が多く、いつ何時自らが災害に巻き込まれるかわかりません。
その危機管理は県民一人ひとりが準備しておかなければなりません。
また行政は、災害を事前に防ぐことが大前提であります。
被害は、1万6000箇所の土砂災害が県中で起き、天竜川、千曲川で危険水位に達していて、まだまだ危険であります。
私の住む地域の上の湯谷団地(地附山)において、小規模の土砂崩れがありました。(H16年に被害があり、対策をしたところ)
2箇所で抜けていて、ブルーシートで覆ってあります。
昨晩の未明に抜けたみたいですが、夕方には安定したようであります。
今後、地球温暖化によるこういった集中豪雨が続く可能性がありますので、改めての災害対策を早急に行うことが必要不可欠です。
(写真は湯谷団地の災害現場)

明日からいよいよ知事選です。
災害対策についても議論されると思われます。
村井氏は、8時40分に第一声を長野駅前から行います。
悔いの残らない戦いをしたいものです。



6年間の県政検証!

2006年07月17日 | Weblog
田中知事は平成12年10月に就任しました。
その以前とその後を比較したデータです。( )は、年度と全国順位

1人当たりの県民所得・・・302万7000円(H12、12位)
             273万7000円(H15、21位)
※減少幅全国平均2倍以上の29万円

製造品出荷額・・・7兆168億円(H12)
         6兆350億円(H16) 約1兆円減

有効求人倍率・・・1.04倍(H12、 3位)
1.06倍(H17、17位)

名目経済成長率・・・2.0%(H12、10位)
          0.4%(H15、20位)

卸売・小売業の事業者数・・・33,407(H11、17位)
              29,538(H16、16位)

決算赤字法人率・・・74.7%(H12、42位)
          78.4%(H16、47位)

知事選の判断基準の参考にして下さい。

あと告示まで3日

         

知事選告示まであと1週間

2006年07月14日 | Weblog
知事選告示まであと1週間と迫りました。
本日、村井氏の後援会「輝く81の会」が設立されます。
81とは、長野県の現在の市町村の数です。
県は国と市町村の調整役と言われています。
現在、県は市町村に相談なく、重要な施策をマスコミで発表することが多々ありました。
そのことから、県と市町村の信頼関係が希薄になってしまいました。
田中知事の2期目の公約、「こわすからつくる」、最初につくらなければいけなかったことは、市町村との「信頼関係」であったと思います。
村井氏のキャッチフレーズは、「市町村が主役の輝く長野県へ」であります。
私は、それに期待します。
村井氏が知事になると、かつての県政に戻すようなことを言われていますが、そんなことは絶対にあってはなりません。
前県政、現県政の良いところをミックスすれば理想の県政になると思います。
それには、県議会の世代交代が必要不可欠になります。
そのことを視野に入れながら今後活動していきます。

長野県は危険箇所がいっぱい!

2006年07月12日 | Weblog
本日、小田切上宮野尾区の砂防関係の危険箇所の現地調査いたしました。
上宮野尾砂防委員会の方、長野市河川課、土尻川コモンズ砂防センター(旧土尻川砂防事務所)とともに、現場を見ました。
私も現場主義ですので、現地調査を行うことにより、気付くことがたくさんあります。
この地域は、地滑り指定地域ばかりで、常に地滑りと隣合わせにあるところです。
このような地域は長野県には無数にあります。
行政は災害を未然に防ぐことが、最重要課題と考えます。
安心・安全の生活を営むには、地滑り対策、治山事業等は必要不可欠な事業です。
こういった事業費が、どんどん削られているのが現状です。
大型公共事業を数多くやってほしいとは言いません。
生活に密着した、維持管理の仕事については、今後も予算付けが必要です。
公共事業憎しの風潮がありますが、県民の生活向上には欠かせません。
今後も現場主義を貫き、中山間地域の諸課題についても取り組んで参ります。
(写真は土留壁が地滑りによりづれてきている箇所)

6月定例県議会閉会

2006年07月10日 | Weblog
本日、田中知事2期目の最後の6月定例県議会が終了しました。
出馬声明をいつするか注目でしたが、冒頭の知事提案説明で事実上の出馬表明をしたことにより、県議会の議論と知事選の動きが同時進行されてきました。
今回の県議会では、「高校設置条例の改正案」が可決されるかが注目されました。
私も投稿してきましたが、今回可決しなければ意味のない改正案であったので、積極的に賛成の立場で行動をいたしました。
結果、本会議でも賛成44、反対12、退席1で可決されました。
条例改正案を可決したことは、県教委に対し、住民合意に至らない再編対象校については、「もう一度立ち止まり、議論してほしい」という、我々の声なきメッセージであります。
このことを鑑み、統合又は廃止に係わる高校の募集定員に関して、9月定例県議会に提出してほしいものです。
もし、現在の実施計画通り、9月定例県議会に提出されたなら、我々が平成19年度に統合するか判断しなければなりません。
今回の条例改正案可決、我々に責任が重くのしかかってきますが、46万人の署名、数多くの請願・陳情と県民の声が、最後の砦「県議会」を頼ってきている以上、県民の代表である県議会議員が応えなければ、県議会議員の存在価値はありません。
今回の行動は、県議会議員の役割を果たせたと考えます。
今後の県教委の動きに注目です。

知事選告示まで10日

2006年07月09日 | Weblog
知事選告示まで残すところ10日となりました。
現職の対抗馬として、村井仁氏が名乗りを上げ、選挙モードに突入います。
今週から村井陣営も本格的に始動し、14日には後援会が正式に設立されます。
後援会の名称は、「輝く81の会」・・・81とは長野県の市町村数のこと
村井氏の市町村主導の県政を目指すことを表しています。
市町村長、県職員、企業団体、県議等に好かれても知事にはなりません。
県民から選ばれなくてはなりません。
そこのところ踏まえて、村井氏には知事選を戦ってほしいものです。

「高校設置条例改正案の一部を改正する条例案」可決!

2006年07月08日 | Weblog
7月6日、文教委員会で「高校設置条例改正案の一部を改正する条例案」が賛成6、反対2で可決されました。
私は委員長なので、採決に加われませんでしたが賛成の立場であります。
最初の改正案と違うところは、「募集停止」という文言は使わずに、議会の同意を得なければならない時期として「生徒募集定員を決定する前に」と修正することにより、執行権に抵触しないものとしました。
これは、一般質問、委員会での審議の中で、県教委が執行権の侵害に当たると主張し続けたことに配慮したかたちとしました。
この修正条例案は、7月10日の6月定例県議会最終日に、賛成多数で可決される見通しです。
今後の県教委の対応は注目です。
①高校改革プラン実施計画どおりの一斉実施を見送り、住民合意が得られた再編対象校案のみが、9月定例県議会に提出
②実施計画どおり9月定例県議会に提出 → 県議会で統合するか否か判断



知事選は事実上、田中vs村井に!

2006年07月06日 | Weblog
昨日、自民党県連の会議において、若林健太氏が出馬断念の挨拶があった後、村井仁氏を知事選候補者として推薦していく方向で決定をいたしました。
今回の一本化に至るまでの経緯について、県民にはどう映ったのでしょうか。
様々な意見が寄せられています。
我々現職を支持しないものとしては、一本化しなければ厳しい戦いになると思っていました。
そこで、若林氏の勇気ある撤退に対し、敬意と感謝を申し上げます。
これで、知事選の構図がはっきりしました。
ここまで、いろいろありましたが、あと1ヶ月で投票日を迎える超短期決戦です。
県議の中でも温度差がありますが、一致団結してがんばらなくてはなりません。
一人ひとりの県議が勝手連的な活動をすることが重要視されると考えます。
反田中30%、真田中30%、残りの40%の内21%を争う戦いになると思います。
私は村井氏を支持していきます。
(健太氏に一本化してもおもしろかったかも...)