シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

U2の曲で礼拝

2007-04-03 22:06:14 | ニュース、時事
アイルランドの教会、U2の曲で礼拝(ロイター) - goo ニュース

こりゃ1月にニュースになってたやつ?
でも5月にリンカーンでって発表だったような。
そのお試しみたいなもんかな。
規模も小さいみたいだし。

「礼拝には、約150人の信者が集まり、ドライアイス、照明、ビデオ・スクリーンなどを用いた派手な演出が施されたという。」

う~ん、そりゃ単に、会堂使ってライブやった、って言うんじゃ…
いや別に、福音派はノリノリ賛美でここはライブ会場ですかなんてとこいっぱいあるから今さら驚かないけどね。


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13 コメント

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聖歌とは? (ニコライ)
2007-04-04 02:02:25
安易に教会音楽をいじるのはよくないな、と思います。以前老人の介護施設に奉仕に行った時、聖歌が変わってしまって悲しいという女性に昔の聖歌集を持って行ってあげたことがある。もし、「正教典礼聖歌集」なんてのが出来て正教会の聖歌が現代語に変えられたら小生は分離派を作る。
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自分で言ってて反論、反省 (ニコライ)
2007-04-04 02:38:33
だけど、バッハもモーツァルトもボルトニャンスキーもその時点では最先端の現代音楽だったのですよね。
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論点がおかしいです (伊望)
2007-04-04 05:37:36
日本の正教会で全く勘違いされているのは、祈祷を文語から現代語へ変えるのと、祈祷の構造そのものを変えるというのは違うということです。文体を変えることは、奉神礼改革ではありません。

まあ奉神礼の構造そのものにしても歴史を見れば、かなり変化しています。現在でも地域差が(同一国或は教会内でも)あることを考えれば、『正教は「何も足さない、何も引かない」』なんてのは御託に過ぎない事が良くわかるはずです。

また聖歌も新しいものを作るのと、今ある曲ものを現代語の歌詞にするのとは異なります。

現代語で祈祷する教会というのは世界各地で結構ありますよ、むしろ古語を使っているというのはロシア教会とギリシャ系アラブ系教会くらいです。ルーマニア語・英語・フランス語・ドイツ語・チェコ語・韓国語・スワヒリ語・フィン語とか主流は現代語です。

中国語、本土の教会(ロシア系)は文語を使っていて香港や台湾のギリシャ系伝道教会は口語を使っている。将来的にどういうことになるのか興味があります。

まあ日本語の祈祷を変えるとしても一朝一夕に出来るものではないし、ニコライさんのように文語に愛着がある人もいることを考えると、無理強いは出来ません。それでも僕としては、英語の祈祷のほうが日本語より簡単でわかりやすい!という矛盾を忘れることが出来ません。

また日本だと今でもボルトニャンスキーが正教聖歌の代表みたいに思われていますが、世界の正教会では以前ほど評価されていません。世の潮流としては彼の曲は西欧的と異端視される程です。(ボルトニャンスキーやヴェーデルなど僕個人としては好きな曲が多くあります。確かに一部の曲は歌うほうとしては楽しくても祈祷の機能面しては。。。となってしまうものが多いです)
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ローマ・カトリックの失敗は (伊望)
2007-04-04 06:14:41
奉神礼という、有機的でありある種非論理的な生き物のようなものを人工的にしかも急激に手を入れたことです。

第二ヴァティカン公会自体は有意義で、あれによってスコラ神学に縛られていた教会が開放され聖師父の精神・神学により向くことになった。現状はともかくあの公会の精神は、むしろローマ・カトリックを正教会に向かわせたと思います。

トリエントと第二ヴァティカン公会後の現行聖体祭儀の差があまりに激しかったことで、ラテン語から国語化したこと、また現代語に変更したことは二次的なもので、仮にトリエント式のままで現代日本語(或はその他の言語)に変更した場合、これ程までにネガティヴな反応は起こらなかったと思います。

同じことがかの有名な『ニーコンの奉神礼改革或は修正』です。古い奉神礼を守っていたロシアに他の正教世界の慣行を導入したものですが、あれは巷で言われているよな二本指で十字を切るか三本指で十字を切るかとかだけではなくて、奉神礼の構造そのものが劇的に変更され、それが当時の無教養な人々には全く悪魔の所業に思えたのですよ。
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それにしても (伊望)
2007-04-04 06:20:30
みみっく姉さん

横レスが長くなってしまったごめんなさい。

それにしても、U2の曲で礼拝したいですかねぇ?
U2は好きだけど、U2の曲で礼拝したいとは思わない。というか個人のデボーションならともかく、礼拝には向かない・・・と思うのは僕が正教徒或はリタージカルな伝統のある教会所属者なんだからでょうね。
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Unknown (あんとに庵)
2007-04-04 19:43:00
U2は昔々こんなに売れてない頃にコンサートいったなぁ。こんなにリリジョンな人々だとは思わなかった・・・(ーー;うへぇ。

聖と俗にはそれぞれに分際があると思う。べね16は当然こんなのは認めないだろうが、なんでも新しけりゃいいみたいな節操ない我が国の司祭が真似したら嫌だなぁ・・・。霊的に「神秘」としてどうよ?というものが多過ぎて泣きたくなりますね。<ローマ・カトリック

まぁエモーショナルな、現代的な霊性をハナから掲げている教派ならそれは文脈としてアリだとは思うけれど。英国国教会でもローチャーチ系かな?
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コメントありがとうございます (シスターみみっく)
2007-04-04 22:18:49
>ニコライ兄
>バッハもモーツァルトもボルトニャンスキーもその時点では最先端
そうですよね。新曲なんですもんね。
頼んで書き下ろしてもらったり。
現代音楽でも不協和音系は勘弁して欲しいですが、映画音楽なんかでいいのはいっぱいありますね。
何百年後かにクラシックになってるんだろうかw

>伊望兄
>中国語、本土の教会(ロシア系)は文語を使っていて香港や台湾のギリシャ系伝道教会は口語を使っている。将来的にどういうことになるのか興味があります。
そうなんだー、面白いですね。

今の祈祷文はほんと誦経に向いてるんですよね~。
だから例えば公祈祷はこのままで私祈祷書の口語バージョンを出したらどうかなーと。
もちろん文語慣れしている方もおられると思うので併記してとか。

横レスも長文も桶です。
むしろいつも説明してもらって申し訳ない…

>それにしても、U2の曲で礼拝したいですかねぇ?
てか賛美歌がわりだったら自分で歌えないじゃんなー、とおもたよ
ああ、聖歌隊が組織されてる教会なら歌わないとこもあるか…

>あんとに庵女史
やっぱべねパパ様はこういうのはダメですか。

>まぁエモーショナルな、現代的な霊性をハナから掲げている教派なら
>それは文脈としてアリだとは思うけれど。
>英国国教会でもローチャーチ系かな?
たぶんそうだろうと私も推測しとります。
イギリスのミステリなんか読んでると、ハイとローの差が天地ほどもあってビクーリですものね。
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Unknown (あんとに庵)
2007-04-04 22:42:18
べね16世は「ポップスはカルトだ!」などと書いてますから・・・。まぁ商業資本的な精神が根底にあることと、羅馬のいう秘跡性の具現とは世界が違うのは確かだと思います。

羅馬の保守とリベラル以上に内部で対立してしまう英国国教会のハイとローの世界のギャップは凄いですね。ハイはトリエントな羅馬世界だし、ローはリベラルプロテスタントのバリバリから、がっちがちのエヴェンジェリストまですごい。

第二バチカン以後の羅馬を知って、聖公会の教育受けたうちの祖母が「カトリックって、聞いていたより、厳しくないのね」というわけだ。
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事実を整理しておくと (100ans-de-solitude)
2007-04-05 12:57:28
言うまでもありませんがポップス=商業音楽ではないし, 現代音楽が押しなべてポップなわけでもありません(アルヴォ・ペルト Arvo Pärt を見よ). 一口に宗教音楽と言っても聖歌や賛美歌などの教会音楽と, 宗教的心情を歌った世俗曲があるわけで, 後者に関しては基本的に何でもアリだと私は思います. 不協和音系おおいに OK の私が, カトリックもいいよなぁと何より思うのは, オリヴィエ・メシアン Olivier Messiaen の"アーメンの幻視 Vision de l'Amen" (1946年だっけ?)を聴いたときです.
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コメントありがとうございます (シスターみみっく)
2007-04-05 22:30:18
>あんとに庵女史
>「カトリックって、聞いていたより、厳しくないのね」
何となくどういうふうに聞いていたのか想像つきますね(苦笑

>100ans-de-solitude兄
>一口に宗教音楽と言っても聖歌や賛美歌などの教会音楽と,
>宗教的心情を歌った世俗曲があるわけで,
ふむふむ、とするとU2は後者ということですね。

>不協和音系おおいに OK
いや、そりゃあ人の好き好きなんだけどね。
でも不協和音て歌いにくいのよ!!
合ってんのかどうかわかんないし(爆
はじめる前はちょっと…って思っていても練習して演奏会が終わるとたいていまた歌いたくなるんですが、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」の時だけは「もうぜってー歌わねー!!あーホッとした」と思いました…
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