興浜(おきのはま)で候 

興(こう)ちゃんの手掘り郷土史

大覚寺 檀信徒会館新築工事 その1

2008年04月09日 | 大覚寺

 姫路市網干区興浜151番地にある、浄土宗西山禅林寺派 鶴立山大覚寺において平成20年4月1日より、庫裡(くり)の西側の建物(蔵と調理室兼食堂と便所)を解体して、新たに檀信徒会館を建てる工事が始まりました。
 


本堂

 
 平成20年4月1日より解体工事が始まりました

 
仮囲いで覆われた工事部分 南側の放生池から(左)と東門から(右)

     

    
 解体工事に先立ち、3月31日に片付けを兼ねて私興ちゃん
が潜入捜査に入らせて頂きました。
お宝というほどではありませんが、写真上左側が三葉葵の紋が入った湯のみ
写真上右側が三葉葵の紋が入った提灯です。

 ここ大覚寺は、江戸時代に寺領三十石を賜り朱印地として、『三葉葵』の紋所を許され、十万石の大名と同じ格式でした。
また丸亀藩京極家が参勤交代の時の本陣でもありました。

    
 これは、三宝荒神社の提灯のものと思われます。
 現在大覚寺内にある三宝荒神社は弘治年中(1555~58)に垣内字砂山の光接院から現在のこの地に移り『鶴立山 大覚寺』となる以前からあったようです。
氏子は興浜・新在家・余子浜の三ケ町で、管理は塔頭寺院の法華寺がおこなっていたと伝わっている。提灯の文字が表すように現在もこの三ケ町の管理になっています。
 『三葉葵』の提灯と共に、痛んでいたが捨てられずに置いてあったものと思われます。


 これはお宝、イキな傘が出てきました。興浜歴史資料館行きでしょうか。

    
 平成20年4月9日朝 取壊し工事の仮囲いが撤去され4月11日に行なわれる檀信徒会館建築工事の地鎮祭に向けて整地工事を残すのみの工事現場。
棟上げまでは、このように左より本堂・庫裡・荒神社が並んで見えます。 
このアングルで桜が満開の写真はもうないでしょう。

    
 平成20年4月9日夕方 この日の夜から激しい雨が降る予報の為、キューピッチで整地作業を終わらせ、11日の地鎮祭を待つ工事現場。
 桜吹雪舞散る中での作業でした。

 ※説明文は『大覚寺ホームページ URL:http://www.daikakuji-himeji.jp/』を参考にしました。